ベタの底砂はいる?なしとどちらがいい?
ベタにソイルはおすすめ?掃除が大変?
ベタの底砂に好きな色の底砂を選んでも大丈夫?
ベタ水槽の底床でおすすめは?
こんなベタ水槽の底床に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
ベタの底砂はいる?なしとどちらがいい?
ベタ飼育において、底砂はあった方が良いのでしょうか?
それとも、無しでも問題ないのでしょうか?
ベタ水槽に底砂を入れるかどうかは、それぞれの飼育スタイルと好みによります。
底砂有り無し、それぞれメリット・デメリットがあるので、それらを理解して個々人の飼育スタイルや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
底砂有りと無しそれぞれのメリット・デメリットを簡単に説明します。
まずは底砂無しのメリットとデメリットです。
ベタ飼育底砂なしのメリット
- 掃除や水換えなどのメンテナンスが楽
- コケが生えにくい・病気予防がしやすい
- リセットしやすい
- 水槽の総重量が軽くなる
- 費用が抑えられる
ベタ飼育底砂なしのデメリット
- 水槽内が殺風景
- 水草が育てにくい
- 濾過バクテリアの繁殖が期待できない
水槽内に底砂を敷かず、底面が剥き出しの水槽を「ベアタンク」と言います。
ベタを複数匹飼育してい人の多くが、このベアタンクで飼育しているケースがほとんどです。
その最大の理由が、なんと言っても「掃除などの水槽管理が簡単な事」です。
ベアタンクは掃除や水換えなどのメンテナンスが本当に楽です。
日々の掃除としては、ベタの糞や食べ残しなどを見つけたら、スポイトで吸ってあげればそれで終わりです。
しかも、この作業も1日1~2回程度で済んでしまいます。
なぜなら、ベタは1日に一回程度しか糞をしませんし、餌も1日に1~2回程度与えれば良いからです。
ベアタンクは水換えも簡単です。
ベアタンクでのベタの水換え頻度は水量にもよりますが、だいたい2~3日から1週間に一度、全量換水するのが基本です。
ベタを他の容器に移し、水槽を丸ごと洗って、カルキ抜きして温度合わせした新しい水を入れれば終わりです。
このように、ベアタンクは日々の管理がとてもシンプルで簡単なので、ベタを複数飼育している方ほど、ベアタンクでベタを飼育しています。
また、ベアタンクはこまめに糞や食べ残しを掃除するので、水槽内が富栄養化になりにくく、コケの発生を抑えることができます。
それだけではなく、ベアタンクは病気の発生の予防にも効果的です。
高頻度で水換えを行うので、病気の原因となる水の汚れを抑える事ができるからです。
また、万が一ベタが病気に罹った際にも、治療がしやすい上、水槽のリセットもしやすいというメリットもあります。
ベアタンクなら、そのままの水槽で薬浴や塩浴ができます。
なぜなら、水草が無くバクテリアもいないので、これらへの薬や塩の影響を気にしなくて良いからです。
また、水槽のリセットもとても簡単です。いつもの要領で水槽内の水を全換水して水槽を丸ごと洗えばリセット完了です。
この他、底砂が無いので、水槽全体の重量が軽くなります。
また、底砂を購入しないので、その分の費用が単純に浮くのもメリットですね。
このようにベアタンクには多くのメリットがあります。
しかし一方で、ベアタンクならではのデメリットも存在します。
まず、ベアタンクは基本的に、水槽内にベタと水しか入っていません。
そのため、とても殺風景で少し寂しくもあります。
底砂が無いため、水草を植えることができないのもデメリットですが、工夫次第ではベアタンクでも水草を育てられます。
浮き草系の水草はそのまま浮かべるだけでいいので、底砂無しのベアタンクにも入れられます。
また、ウィローモスなどを流木に巻き付けて入れることもできます。
そのほか、リングろ材などに水草を固定して水槽内に入れる方法もあります。
工夫次第ではベアタンクでも水草を育てることはできますが、やはり底砂ありのレイアウト水槽に比べるとどこか不自然な感じが否めません。
やはり、自然環境に近いレイアウトにしたいのならば、底砂有りに軍配が上がるでしょう。
ベアタンクは濾過バクテリアの繁殖がほとんど期待できません。
そのため、頻繁に全換水するなど、人の手が必要になります。
生物濾過を回して水換え頻度をなるべく少なくしたいという場合には、ベアタンクは向きません。
次に、底砂有り水槽のメリット・デメリットです。
ベタ飼育底砂ありのメリット
- 濾過バクテリアが繁殖、定着しやすい
- 水質が安定しやすい
- 水換え頻度が減る
- 水草が植えやすく育てやす
- レイアウトしやすい
ベタ飼育底砂ありのデメリット
- 掃除などのメンテナンスが面倒
- ソイルは定期的な交換やリセットが必要
- 底砂を購入するコストがかかる
底砂を入れる大きなメリットの一つが、「濾過バクテリアが繁殖・定着しやすい」という事です。
濾過バクテリアはベタの糞や食べ残しなどから発生する有機物や、有毒なアンモニアや亜硝酸塩といった物質を分解し無毒化する働きがあります。
このように濾過バクテリアが水槽内の有害な物質を分解してくれるサイクルを「生物濾過」と言います。
濾過バクテリアが繁殖して生物濾過が回り出すと、水質が安定しやすくなるので、水換え頻度も少なくて済むようになります。
つまり、あまり人の手をかける必要が無くなるという事ですね。
ベアタンクのように頻繁に水換えする必要が無いので、仕事などで忙しく、平日はあまり水槽の世話をできない人でも管理がしやすいです。
この有り難い生物濾過を回すには、濾過バクテリアを増やさなくてはいけません。
そのためには、濾過バクテリアの住処(すみか)を用意する必要があります。
この濾過バクテリアの住処となるのが底砂やフィルターのろ材などです。
特に底砂は水槽底面の広い面積を占めるので、濾過バクテリアにとって大きな住処となります。
一部、底砂の素材によっては濾過バクテリアの定着に向かない物もあるので、濾過バクテリアを繁殖・定着させたい場合には、底砂の素材に注意しましょう。
ベタと共に水草も楽しみたいという方には、底砂は必須と言って良いでしょう。
ソイルなどの底砂は、水草の生育に欠かせない栄養分が配合されているものが多く、その上、ソイルは柔らかいので水草が根を張りやすく生育させやすいという特徴があります。
なので、水草をたくさん生い茂らせた水草水槽でベタを飼育したい方は、ソイルなどの底砂を敷く事をおすすめします。
また、底砂を敷いた方が、水槽内を美しくレイアウトしやすいです。
やはり、底砂などの砂が敷いてあった方が、自然環境に近い水景を作るのに向いています。
ベアタンクに直接流木や水草を沈めても、どこか「ただ木や草を置いただけ」という感じがして、見栄えがイマイチです。
ですが、底砂を敷いて流木を設置し水草を植え込むと、途端に自然の一部を切り取ったかのような景色に様変わりします。
底砂の盛り方で高低差を出すなど工夫すれば、一つの水槽で様々な水景を表現することも可能です。
やはり、水槽のレイアウトを楽しむ上では、底砂は必須と言えるでしょう。
水槽内の水質の安定に一役買うだけではなく、水槽のレイアウトに欠かせない底砂ですが、デメリットももちろんあります。
底砂の大きなデメリットは、「掃除などのメンテナンスが面倒」とい点です。
確かに、生物濾過が正常に循環すれば、水換え頻度は少なくてすみます。
ですが、その代わりに今度は「底砂の掃除」という手間がかかります。
底砂を敷いていると、底砂の間にベタの糞や食べ残しが溜まっていきます。
糞や食べ残しの量が少ない内は、濾過バクテリアが分解してくれるので、それほど大きくは水が汚れません。
ですが、これらの汚れが堆積していくと、放出されるアンモニアや亜硝酸塩の量が増え、濾過バクテリアの生物濾過が追いつかなくなり、水質が一気に悪化してしまうことがあります。
なので、定期的な底砂の清掃が必要になります。
また、ソイルを底砂に敷いている場合、ソイルの効果には寿命があると言われています。
ソイルが寿命を迎えたら、交換や追肥などが必要になります。
ソイルの寿命は約1年と言われています。寿命を迎えたソイルは、粒状の形を保てなくなり、泥のように崩れていきます。
このような状態になると、ソイルに含まれていた栄養素がほとんど無くなり、また、有害物質を吸着するなどの効果も無くなります。
これらの効果を再度得るには、ソイルを全て交換する必要があります。
もしくは、水草に必要な栄養を追肥で補ってあげるという方法もあります。
せっかく作り上げたレイアウトですから、一年で全交換・リセットするのは悲しいですし大変です。
水草用の肥料を足してあげて、出来るだけ長くソイルを使ってあげると良いかと思います。
しかし、長く使っていると、だんだんとコケなどが発生しやすくなり、水質の維持が難しくなってくるので、そうなったら覚悟を決めてリセットして、新しいソイルに交換しましょう。
また、当然ですが、底砂を購入する分、ベアタンクよりもコストがかかります。
以上が、底砂有り無しそれぞれのメリット・デメリットです。
長くなったので、どのような人に底砂の有り無しが向いているのか、それぞれ簡単にまとめます。
ベタ飼育で底砂無しがおすすめの人
- ベタを複数匹飼育したい人
- シンプルな設備で飼育したい人
- 水槽管理にあまり手間をかけたく無い人
- 水槽の導入コストを抑えたい人
- 2~3日に1回の水換えが苦では無い人
ベタ飼育で底砂有りがおすすめの人
- 水草などのレイアウトをしっかり楽しみたい人
- お気に入りのベタを綺麗な水景で泳がせたい人
- 水換え頻度を少なくしたい人
以上が底砂の有り無しについてです。
それぞれの求める飼育環境に合わせて選んでみてください。
ベタにソイルはおすすめ?掃除が大変?
ベタ水槽の底砂として、ソイルは適しているのでしょうか?
また、ソイルを敷くと掃除がかなり面倒になるのでしょうか?
まず、ソイルはベタ水槽に適した底砂だと言えます。
また、ベアタンクに比べてソイルの掃除は確かに面倒ですが、掃除道具を揃えて定期的に行えば、それほど大変ではありません。
ソイルとは、土を焼き固めたアクアリウム用の底砂の事を言います。
ソイルが重宝される理由としては、ソイル内に水草に必要な栄養素が添加されていたり、水質を調整する成分が含まれていたりするからです。
そのため、ソイルを使えば、底砂に水草用の肥料を混ぜ込む手間が無く、簡単に水草水槽を作ることができます。
また、中性や弱酸性など一定の水質に保つ効果があるので、pHの変化に弱い魚の健康にも重宝します。
ベタの適応水質は中性から弱酸性と言われているので、水質を中性から弱酸性に保つソイルはベタと相性が良いと言えるので、ベタにソイルはおすすめできます。
ベタ飼育にもおすすめなソイルですが、確かに掃除が多少面倒になります。
しかしそれは、「ベアタンクの掃除に比べれば」という話です。
何も無いベアタンクが最も掃除が簡単なのは当たり前の話です。
ソイルを敷くとそれよりは多少面倒になるのはしょうがないと言えるでしょう。
ですが、ちゃんと掃除道具を用意して掃除すれば、ソイルの掃除もそれほど面倒ではありません。
また、ベタの場合は糞が比較的大きく、見つけやすいのも掃除が簡単な理由です。
ソイル掃除を楽にしてくれる道具が「スポイト」と「水作 プロホース」です。
ベタの糞や食べ残しを見つけたら、スポイトでこまめに取り除きます。
水槽サイズが小さい場合には、スポイトでこまめに取り除くだけで、大掛かりなソイル掃除が必要ない場合も多いです。
そのくらい、スポイトでのこまめな掃除はとても役立ちます。
スポイトで取りきれない場合や水槽サイズが大きい場合、または、混泳させている生体が多数いて糞などがソイル内に入り込み堆積している場合には、「水作 プロホース」で一気に汚れを取り除きます。
水作のプロホースは、S、M、Lサイズと3種類あります。水槽サイズに合わせてチョイスしましょう。
水作のプロホースは排水スピードを調節することで吸い込む力を調節することができます。
よって糞などの汚れはしっかり吸い込みますが、ソイルを大きく舞いあげる心配が少なく、レイアウトが崩れにくいのも嬉しいポイントです。
このように、掃除道具をしっかり用意して掃除すれば、それほど手間もかからずにソイルの掃除ができます。
この他にも、底面フィルターを導入するのも良い方法です。
この場合、ソイルの吸い込みを防止するために、底面フィルターの上にウールマットなどを敷くと良いでしょう。
このように、掃除道具やフィルターを工夫すれば、ソイルの掃除も簡単に行えます。
ベタの底砂に好きな色の底砂を選んでも大丈夫?
底砂には実に様々な種類があり、素材によってはカラフルな色合いの底砂もあります。
ベタ水槽に敷く底砂の色は、好みで選んでも良いのでしょうか。それとも、ベタに合わせて選んだ方が良いのでしょうか。
結論としては、水質に影響を与えないものであれば底砂の色は好みで良いと思います。
ですが、ベタをより際立たせたいのなら、ベタの色が映える底砂の色にした方が良いと言えるでしょう。
例えば、ボトルアクアリウムでベタを飼育する場合、より鑑賞性を高める目的で、カラフルな底砂を入れるのも良いと思います。
ガラス素材の底砂ならば、青や緑や赤など、実に多彩な色があります。
これらの底砂を敷いてベタを飼育すると、水槽内が一気にポップな賑やかさを見せます。
これも、ボトルアクアリウムでの飼育が可能で、かつ頻繁な水換えによる水質維持での飼育が可能なベタだからこそできる楽しみ方だと言えるでしょう。
なので、水槽全体のインテリア性を高めたいのならば、好みの色の底砂を入れても、なんら問題ないです。
しかし、ベタをメインとして、ベタの体色がより際立つようにしたいのならば、底砂の色は黒や白などにする方が良いです。
このように、ベタ飼育で使う底砂の色は好みのものでも構いませんが、ベタ水槽をどうしたいのか? ベタをどのように見せたいのか? という事を考えながら選ぶと良いでしょう。
ベタ水槽の底床でおすすめは?
ベタ水槽に底砂を敷く場合、どのような底砂を選べば良いのでしょうか?
そこで今回は、ベタ水槽におすすめの底砂を厳選して3つご紹介します。
もちろんこれ以外にもたくさんの種類の底砂がありますので、底砂選びの一つの参考にしていただけると幸いです。
大磯砂
大磯砂は昔からアクアリウムの底砂として使用されてきた砂利です。
海から採取された砂利で、基本は黒やグレーなどの色をしています。
形状が丸いので、擦れなどで傷つきやすいベタにも安心な素材です。
大磯砂の最大のメリットは、「半永久的に使える」という点です。
大磯砂は天然石なのでソイルなどと違い、栄養素や成分調整剤が混ぜ込まれていません。なので、大磯砂で水草を育てるなら肥料を混ぜ込む必要があります。
また、大磯砂に紛れ込んでいる珊瑚などの影響で、水質が弱アルカリ性に傾きやすいという、ベタ飼育に多少マイナスな特徴もあります。
しかし、これらのデメリットは解消できます。
肥料を追加すれば水草も十分に育てることが可能ですし、珊瑚などの成分が溶けきってしまえば、弱アルカリ性に傾くこともありません。
また、ベタは水質の適応範囲が広いので、しっかり水合わせすれば弱アルカリ性でも飼育できます。
ベタのブリーダーの方の中には、弱アルカリ性の方がベタの調子が良かったり、体色が濃くなるという意見の方もいるので、そこまで大きなデメリットにはなりません。
大磯砂はソイルなどと違い、半永久的に使えるのでコスパが良く、また、使い続けるほどに水槽内の環境が安定しやすくなるという大きなメリットがあります。
なので、ベタ飼育をはじめとしたアクアリウムを長く楽しみたい方や、定期的な底砂のリセットを避けたい方、長期的に水質を安定させたい方などにおすすめです。
GEX(ジェックス)ピュアソイルブラック
GEXのピュアソイルブラックは、ベタの体色がよく映える黒色のソイルです。
ソイル表面の微細孔が濾過バクテリアの繁殖と定着を促し、水の立ち上がりを早めてくれます。
それだけでなく、汚れを吸着し水の濁りを抑えるとともに、コケの繁殖も防いでくれる優れものです。
水質は中性付近を維持してくれるので、ベタとの相性も良いです。
水洗い不要でそのまま使うことが出来るのも手間が少なく嬉しいポイントです。
ソイルが柔らかく水草が根を張りやすく育ちやすいので、水草水槽でベタを泳がせたいという人や、素早く水槽を立ち上げ早く水質を安定させたいという人に、とてもおすすめの底砂です。
スドー ベタのグラスサンド
ベタ用のガラス素材の底砂です。
最大の特徴はカラフルなカラーバリエーションです。
「エメラルドグリーン」、「オレンジガーネット」、「ブルートパーズ」、「スタンダードミックス」の種類があります。
水質調整やバクテリアの定着のしやすさなどの特徴は無く、鑑賞性を高める目的が主な底砂です。
なので、ボトルアクアリウムなどで底砂をカラフルにして、よりインテリア性を高めたい方などにおすすめです。
以上がベタにおすすめの底砂です。
この他にも様々な底砂がありますので、色々と見比べながら選んでみてください。
ベタの底床まとめ
- 底砂有り無しどちらが良いかは飼育スタイルによって変わる
- ソイルは中性から弱酸性に水質を保つのでベタにもおすすめ
- ソイルの掃除は道具を揃えて行えばそれほど面倒では無い
- 底砂の色は好みに合わせて選んでもOK
今回はベタ水槽の底床に関する疑問についてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。