ベタのメスは多頭飼いが可能!?オスとの違いや抱卵について

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ベタのメス

ベタのメスの見分け方は?オスメスの違いは?

ベタのメスの大きさは?オスより小さい?

ベタのメスにフレアリングは必要?

ベタのメスは混泳や多頭飼いが可能?

ベタのメスの抱卵や産卵時期は?

ベタのメスの婚姻線とは?成熟した証?

こんなベタのメスに関する疑問についてご紹介いたします。

ベタのメスの見分け方は?オスメスの違いは?

ベタのオスとメスを見分けるには、どのような違いを見て判断すれば良いのでしょうか?

ベタのオスとメスを見分ける方法は、「見た目」と「行動」の違いで判断します。

しかし、生後1ヶ月程度の稚魚の時には、まだオスメスの特徴が出てきていないので判断は難しいでしょう。

ベタのオスメスの違いが顕著に現れ始めるのは、生後2~3ヶ月程度経過してからなので、稚魚のオスメスの選別はこのくらいの時期から行うようにしましょう。

まず、ベタの「見た目」によるオスとメスの違いです。

【見た目によるベタのオスメスの判別】

  • メスの方が尾ビレが小さい
  • メスの方が体色が地味
  • メスのお腹には産卵管がある

生後1~2ヶ月経つ頃から、オスのベタの尾ビレが大きく発達してきます。

一方のメスの尾ビレはあまり大きくなりません。

また、体色もオスの方が鮮やかです。メスは少しくすんだ地味な色合いをした個体が多いです。

しかし、この2つだけでは判断が難しい場合も少なくありません。

最近ではメスのベタでも尾ビレが大きく発達している個体がいますし、ダンボのメスなどはオスのダンボと変わらないような立派な胸ビレをしています。

もちろん、いくらメスのベタの尾ビレが大きいと言っても、ハーフムーンのオスのような立派な尾ビレではありません。

ですが、プラカットのオスくらいの尾ビレの大きさのメスベタはいます。

また、体色がかなり鮮やかなメスも増えています。

ベタはストレスによって体色が一瞬でガラッと変化します。

そのため、ストレスがかかる環境のオスの場合、メスのような茶褐色の体色に変化していることもあるので、体色の鮮やかさだけでオスメスの判断をするには注意が必要です。

このように、尾ビレの大きさと体色だけを頼りにオスメスを判断することはとても難しく、特にプラカットのオスと見間違ってしまうことが多いです。

プラカットのオスをメスのベタと見間違えて、他のオスとカップリングさせてしまっては大惨事です。

なので、最も明確な判断基準となるのが「産卵管があるかどうか」です。

ベタのメスの産卵管

ベタのメスのお腹には、産卵管と呼ばれる卵を排出するための管があります。

産卵管はメスベタのお腹の腹ビレの付け根あたり(尻ビレ側ではなく頭側)にあり、白く小さな突起として見ることができます。

この産卵管はメスが成熟しないと出てこないので、やはり生後2~3ヶ月経過後から見られる特徴です。

これらの見た目の違いを見分けることで、ベタのオスメスを判別できます。

また、行動の違いでも判別が可能です。

【行動の違いによるベタのオスメスの判別】

  • フレアリングは頻繁にするか
  • 泡巣を作るか

闘魚と呼ばれるベタ最大の特徴がフレアリングです。

フレアリングとは、相手を威嚇するときなどに、ヒレとエラ蓋を大きく広げる行動の事を言います。

フレアリングは主にオスのベタが縄張りを主張する時や求愛の時に見せる行動です。

しかし、メスのベタもフレアリングすることがあります。

ですが、メスのベタはオスほど頻繁にフレアリングするわけでは無いです。

そのため、他のベタを見せた時に高頻度でフレアリングするかどうかでもオスとメスを判別する事ができます。

また、泡巣を作るかどうかでもオスメスの判断が可能です。

泡巣とは文字通り泡の塊の巣です。水面にこんもりとした泡の塊が現れます。

これは産卵床となるもので、ベタは泡巣に卵をくっ付けて孵化させます。

この泡巣はオスのベタしか作りません。

そのため、泡巣を作る個体はオスだと判断することができます。

このように、ベタのオスとメスは見た目や行動の違いで判別することができます。

しかし、まだオスメスの特徴が現れ始めていない生後1ヶ月程度の時は判別が難しいです。

そのため、オスメスの選別はそれぞれの特徴が出始める生後2~3ヶ月頃に行うと良いでしょう。

アクアショップなどで売られているベタは生後3ヶ月以上の個体が多く、これらの個体はオスメスの判別がしやすいので、見比べてみてください。

ベタのメスの大きさは?オスより小さい?

ベタのオスメスの判別方法として、見た目や行動の違いによる判断方法があることが分かりました。

では、ベタのオスとメスでは体の大きさに違いなどはあるのでしょうか?

最大サイズまで成長しきったオスとメスでは、大きさに違いがあります。

トラディショナルやハーフムーンなどの一般的なベタの場合、オスは約7cm程度、メスは約6cm程度の大きさに成長します。

また、ジャイアントベタの場合には、オスは10cm以上もの大きさになり、メスでも8cm程度の大きさとなるので、かなりの迫力です。

稚魚のうちはオスとメスで大きさにそれほど違いはありませんが、しっかりと栄養を与えて飼い込むほどに、オスは大きく立派な体格になります。

また、オスより若干小さいですが、メスもヒレや体がしっかりと発達しますので、しっかり育てたメスを複数飼育するのも楽しいものです。

成長しきったオスとメスでは大きさに違いがありますが、成長段階の場合は、栄養の過多や飼育環境、月齢の差などにより、オスよりもメスの方が大きい場合もあります。

メスの方が大きい場合に困るのが繁殖です。

オスよりもメスの方が大きいと、繁殖時にオスがメスの体を包むことができないので、産卵失敗となる場合があります。

ベタの繁殖を行うときは、オスよりも小さいメスを選んでペアリングするようにして下さい。

ベタのメスにフレアリングは必要?

ベタのオスを育てる上で欠かせないのが「フレアリング」です。

では、ベタのメスを育てる時にも、フレアリングはさせた方が良いのでしょうか?

結論から言うと、メスのベタにはフレアリングは必要ありません。

オスベタにフレアリングさせる1番の目的は、「ヒレを大きく美しく発達させること」です。

フレアリングさせる事でヒレの癒着を防ぐと共に、ヒレを開くための筋肉を鍛え、より大きくヒレを広げられるようにするという目的があります。

そのため、オスのベタには毎日のフレアリングが必要です。

しかし、メスのベタにはオスほど立派なヒレはありません。

そのため、フレアリングしなくてもヒレが癒着する心配が無いので、わざわざフレアリングをさせる必要が無いのです。

また、確かにメスのベタでもフレアリングする個体はいますが、全てのメスがするわけでは無いですし、フレアリングする個体でもオスのように頻繁には行いません。

以上のように、オスのベタはヒレを綺麗に育てるためにフレアリングする必要がありますが、元々ヒレが小さく癒着の心配がないメスのベタにフレアリングをさせる必要はありません。

ベタのメスは多頭飼い(複数飼育)できる?

ベタのメスは多頭飼いすることができるのか?

結論から申しますとベタのメスは多頭飼いが可能です。

ただ、ベタのメスの多頭飼いでは2つの注意点があります。

  • 3匹以上のメスを一緒に飼育する
  • 水槽サイズは狭めの物にする

「一緒に飼っているメスが喧嘩して1匹がボロボロに…。」というケースがあります。

このようなケースは、1つの水槽でメスを2匹しか飼育していない時に起こりやすいものです。

メス同士は喧嘩しないはずなのに、どうしてこのような事態が起こるのでしょうか?

確かに、メスはオスに比べると大人しい方ではありますが、それでも全く喧嘩をしないわけではありません。

中にはメスでも気性の荒い個体がいて、他のメスを攻撃する時があります。

この時、飼育数が2匹だけだと、気性の荒いメスがもう1匹のメスをターゲットにして常に追い回し、攻撃してしまいます。

このため、飼育している2匹のうち1匹だけがボロボロになってしまうという事態が起こるのです。

このような時はどうすればいいのかというと、3匹以上の匹数で多頭飼いすると、喧嘩しにくくなります。

3匹以上で飼育すると、それぞれが気になる対象が1匹だけに絞られる事が無くなるからです。

そのため、気になる対象が目まぐるしく変わるので、喧嘩にまで発展しにくくなります。

「あっちの子も気になるけどこっちの子も気になる!」という感じで気が散って、右往左往しているうちに喧嘩しなくなるという訳です。

また、水槽サイズは飼育匹数に対して狭めにした方が良いです。つまり過密飼育気味にするという事ですね。

これは先ほどの「気になる対象を散らす」というのと同じ理由です。

広さが十分にある水槽だと、3匹がまとまって顔を合わせる事が少なくなります。 つまり、1対1でかち合ってしまう事態が多くなるのです。

そうすると、ターゲットが散らないので、1匹だけが攻撃され続けるという事態が起こってしまいます。

3匹以上のメスベタがそれぞれ常に視界に入る程度の広さなら、ターゲットが絞られずに気が散るので、喧嘩しにくくなるのです。

このように、メスのベタでも絶対に喧嘩しないわけでは無いので、喧嘩に発展しにくい飼育環境を整えてあげる必要があります。

また、上記の注意点を守っていても、中にはオス並みに気性の激しいメスもいます。

気性の激しいメスの場合、喧嘩を防ぐことはかなり難しいので、そのメスのみ別水槽で単独飼育に変更した方が良いでしょう。

以上の点に注意すれば、ベタのメスを一つの水槽で多頭飼いすることができます。

一方ベタのオスは、基本的に1つの水槽で1匹のみ飼育する単独飼育が基本です。

ベタのメスの抱卵や産卵時期は?

ベタを飼育していると、自分の手でも繁殖にチャレンジしたくなります。

繁殖させるには、繁殖可能なオスとメスを揃えなくてはいけません。

ベタのメスが繁殖可能かどうかの目安の一つが、お腹に卵を抱える「抱卵」です。

では、メスベタが抱卵する時期はいつからなのでしょうか?

また、産卵時期はいつなのでしょうか?

ベタのメスが抱卵しだす時期は性成熟した時です。

どのくらいで成熟するかは餌の与え方や飼育環境、個体差などがありますが、おおよそ生後3ヶ月以上から成熟し、抱卵しだすことが多いでしょう。

ベタのメスが抱卵すると、お腹の皮膚が薄く引き伸ばされるので、お腹の中に卵が透けて見えます。

このような状態になった個体は繁殖が可能です。

また、基本的にベタは一年を通して水温を一定に保って飼育しているので、繁殖・産卵は一年中可能です。

そのため、メスベタの産卵は、季節などの時期というよりも、「オスとの相性」にかかっています。

成熟したメスが相性の良いオスと出会えれば、すぐにでも繁殖・産卵が可能です。

しかし、いくら成熟し抱卵しているメスであっても、相性の良いオスと出会えなければカップル成立とはならず、産卵することができません。

なので、メスベタを産卵させるには、いかに相性の良いオスとカップリングさせるかにかかっています。

いくら飼育者がお気に入りのオスとメスの組み合わせの稚魚が欲しくても、相性が悪いと産卵させることすら難しいので、その場合には無理せず他に相性の良いカップルを探すようにした方が良いですね。

また、繁殖に最も適しているメスは生後半年ほどのメスだと言われています。

それより年齢を重ねたメスでも、抱卵すれば繁殖させることが可能ですが、年齢を重ねるごとにだんだんと有精卵率が下がったり、卵の数が減ったりします。

また、産卵自体もメスの体に大きな負担となるので、1歳以上のメスは繁殖させない方が良いでしょう。

1歳を過ぎたメスは、その後も長生きできるように、快適な飼育環境でゆっくりと過ごさせてあげたいですね。

ベタのメスの婚姻線とは?成熟した証?

ベタのメスを飼育していると、体の模様が急に変わり、縞模様が浮き出ることがあります。

この縞模様は「婚姻線」と呼ばれるもので、成熟して繁殖可能になったメスに現れる模様です。

しかし、体色によっては見えないことがありますし、オスベタとお見合いして初めて婚姻線が出る事もあります。

このように、婚姻線は確かにメスのベタが成熟した証でもあるのですが、体色によっては見られない(気付かない)事も多いので、婚姻線だけを目安に成熟したかを測るのは注意が必要です。

婚姻線と合わせて、「産卵管ははっきり確認できるか?」、「抱卵しているか?」といった点も合わせて確認すると、より正確にメスのベタの成熟を知ることができます。

婚姻線がしっかりと確認できる個体の場合には、成熟し繁殖が可能となったサインですので、オスとお見合いさせて相性の良いオスを見つけてあげましょう。

また、お見合い中に婚姻線が現れる事がありますが、この場合はメスのベタがオスを受け入れたサインでもあります。

さらに、メスが頭を下にしながらオスに近づくような仕草を見せれば、かなり相性が良いと判断できます。

このようなカップルなら繁殖成功となる確率が高いので、繁殖水槽の準備をしっかりと整えて繁殖にチャレンジしてください。

ベタのメスに関する疑問まとめ

  • ベタのメスとオスは見た目や行動の違いで判断できる
  • 成長しきったベタのオスとメスではメスの方が小さい
  • ベタのメスはヒレが小さいのでフレアリングさせる必要はない
  • 抱卵は生後3ヶ月経過後から始まることが多い
  • ベタのメスの産卵時期は成熟後、オスとのカップリングが成功した時
  • 婚姻線は成熟した証だが体色によっては見えないこともある

今回はベタのメスに関する疑問についてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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