ベタの鱗が剥がれる原因は怪我?病気?鱗を再生させることはできる?

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ベタの鱗剥がれ

ベタの鱗がボロボロ剥がれる原因は?

ベタの鱗が剥がれる病気がある?

ベタの鱗剥がれは薬で治る?

ベタの鱗は剥がれても再生する?

こんなベタの鱗が剥がれる問題についてご紹介いたします。

ベタの病気についてはこちらのまとめ記事をご覧ください。

ベタの鱗がボロボロ剥がれる原因

「気づいたらベタの鱗が剥がれていた!」

大切に育てているベタの鱗が剥がれたら大変ショックです。

ベタの鱗が剥がれてしまう原因は何なのでしょうか?

ベタの鱗剥がれの原因として多いのは「怪我」と「ストレス」です。

  • 流木や水草に体が擦れた
  • 激しく暴れて鱗が剥がれた
  • スポイトや網が体に擦れた
  • 他の魚と喧嘩した
  • 水質や水温の急変のストレス

ベタは体表の粘膜が薄いので、ちょっとした事でも体が傷つきやすく、鱗が剥がれてしまいます。

ベタの鱗剥がれで多いのが、流木や水草などの水槽のレイアウトに体を擦ってしまう事です。

これを防ぐにはベアタンクでの飼育が最も簡単で楽な方法なのですが、殺風景になってしまうのが少し寂しいと言う意見もあるでしょう。

そんな時は、水槽に入れる流木や水草の形状などに拘(こだわ)ってみると良いでしょう。

ベタが傷つきにくいように、丸みを帯びた流木にしたり、葉の柔らかいマツモやウィローモスなどを入れるようにすると、ベタの鱗剥がれをかなり軽減できるのでおすすめです。

ベタが暴れすぎる事でも鱗が剥がれてしまいます。

例えば、フレアリングはベタを健康に育てる上でとても重要ですが、やり過ぎは良くありません。

中には激しく暴れるようにフレアリングする個体もいて、そのような個体に長くフレアリングをさせると鱗が剥がれたりヒレが裂けたりしてしまいます。

フレアリングは1日5~10分程度を目安に短時間だけ行うのが良いですね。

その他、スポイトや網がベタの体に当たったり、混泳している魚との喧嘩も鱗剥がれの原因となります。

スポイトで糞や食べ残しを回収する際は、ベタの体に当たらないように気をつけてスポイトの出し入れをしましょう。

網を使うならば、柔らかい素材の網にするか、コップなどの水ごとベタを掬える物を使うと良いですね。

ベタは混泳する相手によっては激しく喧嘩をしてしまいます。

ベタに似た形状の魚とは相性が悪いです。例えばグッピーと混泳させると、よく喧嘩して体がボロボロになってしまいます。

混泳させるならばコリドラスなどの、ベタと形状も遊泳域も違う魚がおすすめです。

また、水質悪化や水温の急変などによるストレスでも、ベタの鱗が剥がれることがあります。

このように、ベタの鱗は些細な事でも剥がれる事が多いものです。

これら外傷やストレスが原因での鱗剥がれは、適切に治療してあげれば大事には至りません。

中には病気が原因で鱗が剥がれているケースがあり、この場合はすぐに対処しないと最悪ベタが死んでしまうこともあるので注意が必要です。

ベタの鱗が剥がれる病気がある?

ベタの鱗剥がれの原因として多いのは、外傷やストレスです。

ですが、中には病気が原因で鱗が剥がれてしまうケースがあります。

その病気とは、エロモナス菌が原因で発症する「エロモナス感染症」です。

  • 赤斑病
  • 穴あき病
  • 松かさ病

これらの病気は名前や症状は異なりますが、全てエロモナス菌の感染によって引き起こされます。

赤斑病は、ベタの体表に皮下出血の赤い斑点が出る病気で、食欲不信や粘膜が白くなるなどの症状の他、鱗が剥げ落ちたりします。

穴あき病は非運動性エロモナス菌のエロモナス・サルモニシダの感染で引き起こされる病気で、一部の鱗が剥がれ落ち、筋肉が露出してしまう病気です。

松かさ病はエロモナス菌がベタの内臓に感染することで発症するとされている病気です。

ベタの鱗が松ぼっくりのように逆立ち、一部剥がれ落ちる他、体がパンパンになってしまう難病です。

これらの病気に感染すると、ベタの鱗はボロボロと剥げ落ちてしまいます。

また、これらの病気は早期に治療を開始しないと、完治率が低くなります。

特に松かさ病は「不治の病」と言われるほど、症状が進むと治すのが難しい病気なので、すぐに異常を発見して治療できるように日々の観察を怠らないようにしましょう。

ベタの鱗剥がれは薬で治る?

ベタの鱗が剥がれてしまった場合、薬を使って治療をすれば治るのでしょうか?

ベタの鱗剥がれに薬を使うかどうかは、鱗剥がれの原因によります。

個人的には、外傷やストレスが原因の鱗剥がれで、剥がれている範囲が少なければ薬は使いません。

広範囲にわたって鱗が剥がれていたり、エロモナス菌に由来する病気が原因の場合には薬を使います。

外傷やストレスで鱗が少し剥げ落ちてしまった場合には、「塩浴」と「粘膜保護剤」で治療すると良いでしょう。

粘膜保護剤で鱗の剥がれたベタの体表を保護しつつ、塩浴でベタの自然治癒力を高め治療します。

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数枚程度の鱗剥がれならば、薬を使わなくてもこの方法で十分に治すことができます。

治療中は水換えを出来れば毎日、少なくとも2~3日に一回は全換水しましょう。

水が汚れると細菌やカビ菌が繁殖して、鱗が剥がれた傷口から感染しやすくなります。

これを防ぐために水換えはこまめに行いましょう。

毎日の水換えをするのが難しい場合や、鱗剥がれが広範囲に及ぶ場合には、塩浴にプラスしてメチレンブルーを使い、傷口に発生しやすい水カビ病などの二次感染を予防してあげると良いですね。

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ベタの鱗剥がれの原因がエロモナス菌由来の病気の場合には薬を使います。

使う薬は「観パラD」や「グリーンFゴールド顆粒」です。

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このように、ベタの鱗剥がれの治療には、剥がれた原因に合わせて、「塩浴」や「薬浴」を使い分けて治療するのがおすすめす。

ベタの鱗は剥がれても再生する?

剥がれてしまったベタの鱗は、元通りに再生するのでしょうか?

鱗剥がれの度合いにもよりますが、ほとんどのケースでベタの鱗は元通りに再生します。

鱗はヒレに比べて再生しやすく、10日から1ヶ月程度で回復します。

若いベタほど再生が早く、年老いた老魚は再生まで時間がかかります。

また、鱗剥がれが広範囲に及ぶ場合や、病気が原因で剥がれ落ちてしまったケースでは、再生まで時間がかかる他、再生した鱗が歪(いびつ)になる事もあります。

ベタの年齢や鱗の剥がれ具合によって、再生するまでの期間は変わりますが、ちゃんと再生するのでケアをしながら見守ってあげてください。

ベタの鱗剥がれまとめ

  • ベタの鱗剥がれの多くが外傷やストレスが原因
  • 病気によって鱗が剥がれる事があるので見極めが重要
  • 鱗剥がれは原因や損傷具合で塩浴と薬浴を使い分ける
  • ベタの鱗は再生するが損傷具合や個体の年齢で再生期間に差が出る

今回はベタの鱗が剥がれる問題についてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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