ベタは人になつく!?人懐っこくて喧嘩もするベタの性格

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ベタの性格

ベタは人になつく?

ベタは人懐っこいってホント?

ベタの性格ってどんな感じ?

ベタは喧嘩する性格の熱帯魚?

ベタは種類によって性格に差が出る?

こんなベタの性格についてご紹介いたします。

ベタは人になつく?人懐っこいってホント?

ベタは人になついたりする人懐っこい性格の熱帯魚だと言われていますが、本当でしょうか。

確かにベタは他の熱帯魚に比べて、人になれる人懐っこい性格の魚です。

飼い主に慣れてくると水換えの時に水槽に入れた手に寄ってきたりします。

時には手をツンツン突っつく仕草を見せることも。

また、指に餌をつけて水面まで近づけてあげると、手から直接餌を食べたりもします(頻繁にやるのは良くないので、たまに楽しむようにしてください)。

普段餌をあげない人が水槽に近寄ると、フレアリングで威嚇したりするので、ベタは誰が餌をくれるのか認識しているのだと思います。

そのため、毎日餌を与えてくれる人を覚え、慣れて近づいてくるなどの行動をするのでしょう。

メダカなども人に慣れ近寄ってきますが、誰にでも近寄ってくるので、ベタの方がより人を判断しているのではないかと思います。

飼育を続けていくと段々と慣れて、こちらに近づいてくれたりするようになるので、ベタは人懐っこく可愛らしい熱帯魚です。

ベタの性格ってどんな感じ?

人に慣れて近寄ってくるなど、可愛らしい一面を見せてくれるベタですが、基本的な性格はどのような感じなのでしょうか?

美しいヒレが特徴のベタですが、その優雅な姿に似合わず「闘魚」とも呼ばれています。

この名前が表す通り、ベタの基本的な性格は「攻撃的」です。

また、好奇心が旺盛で、初めて見る物にも物怖じせずに近づいていくという特徴があります。

このため、餌を与えてくれる人にはよく懐き、可愛らしい姿をみせますが、見慣れない人や他の魚などを見かけると、すぐに威嚇行動(フレアリング)をとる荒々しい面も持ち合わせています。

ベタは喧嘩する性格の熱帯魚?

ベタは基本的に攻撃的な性格をしています。

そのため、他の魚などをベタと同じ水槽に入れると、すぐに喧嘩をしてしまいます。

ベタはオスメスともに気が荒い方ですが、オスは特に攻撃的です。

ベタのオスが攻撃的ですぐに喧嘩をしてしまうのは、自分の縄張りを持っているからでしょう。

ベタはオスが子育てをする魚です。

そのため、ベタのオスは子育てをする泡巣を作るための自分の縄張りを持っています。

この縄張りに入ってきた魚は威嚇行動をしながら容赦なく追い立てます。

ベタのオスの飼育が基本的に単独飼育なのはこのためです。

ベタのオス同士を間違って同じ水槽に入れてしまうと、ヒレがボロボロになるまで喧嘩してしまいます。

ある程度のヒレの損傷は時間が経てば治りますが、傷口から病原菌が入り込むことがありますし、何より見ていて痛々しいので、喧嘩しないように分けて飼育しましょう。

ベタのメスも気が荒い方ですが、オスほどではありません。そのため、ベタのメス同士は同じ水槽で多頭飼いする事ができます。

メスはオスほどヒレが長くは無いですが、体色は美しいものが多くいます。

色とりどりのメスを同じ水槽で飼育すると、とても華やかで綺麗です。

ですが、メスの多頭飼い方法を間違えると、メス同士も喧嘩してしまうので注意してください。

メスの多頭飼いの注意点は、「なるべくたくさんのメスを同じ水槽に入れること」です。

メスを2匹だけなど、少ない匹数を同じ水槽に入れるのは危険です。

2匹だけだと、常にお互いが気になってしまうので喧嘩しやすくなります。

しかし、3匹以上のたくさんのメスを一緒の水槽に入れておくと気になる対象が常に切り替わるので、喧嘩にまで発展することが少なくなります。

メスを同じ水槽で飼育する場合には、思い切ってたくさんのメスを入れましょう。

それでもたまに気がとても強く、誰彼構わず追い回し突っつき回すメスがいます。

そのような場合は、このメスだけ単独飼育に切り替えてください。

また、ベタはオスとメスでも喧嘩をする事があるので、繁殖時以外は別々に飼育した方が良いです(条件によってはオスメス一緒に飼育できますが、個体差などに左右され難易度が高いので、避けた方が無難です)。

他の魚とすぐに喧嘩をしてしまうベタですが、他の魚とまったく混泳できないのかというとそうではありません。

餌の食べ残しを食べてくれるコリドラスやコケを食べて掃除してくれるオトシンクルスなどは、同じ水槽にいてもベタがあまり気にしない傾向にあるので、比較的混泳させやすいです。

ですが、個体によっては攻撃してしまうベタもいるので、ベタに攻撃された際にコリドラスなどが逃げ込める隠れ家を用意しておくと良いでしょう。

また、水槽も45cm以上の広い水槽を用意すると良いですね。

ベタは泳ぐのが苦手な種類が多いので、自分の周りから素早く遠くまで逃げられると、そこまで無理に追いかけません。

このようにベタは喧嘩しやすい性格の熱帯魚なので、その性格をよく理解して飼育環境や混泳相手を選ぶようにしましょう。

ベタは種類によって性格に差が出る?

ベタには様々な種類がいますが、その全てが攻撃的で、喧嘩しやすい性格をしているのでしょうか。

基本的にベタは攻撃的ですが、その度合いは種類によって差があります。

ここでは、代表的なベタの種類ごとの性格をご紹介します。

トラディショナルの性格

最もスタンダードなショーベタがトラディショナルです。

アクアショップなどで数百円からと、かなり手頃な値段で売られていることが多いので、初めてベタを飼育する方はトラディショナルから入る人が多いでしょう。

トラディショナルの性格は、標準的な攻撃的性格をしています。

他のオスのベタが目の前に来ればフレアリングで威嚇しますし、ある程度の距離まで追い払おうとします。泳ぐ力はそこそこです。

トラディショナルの性格を基準にして、他の種類のベタの性格を比較すると分かりやすいと思います。

クラウンテールの性格

王冠のような尖った鰭条(きじょう)が特徴のクラウンテールは、その見た目に反して少し大人しめのベタです。

もちろん個体差はありますが、他のオスを見かけてフレアリングを始めても、すぐにやめてしまう個体がいるくらいです。

また、泳ぎもそこまで得意では無いので、相手の方が泳ぎが早いと、それほど追いかけません。

ハーフムーンの性格

名前の由来の通り、月のように丸く大きく開くヒレが美しいベタです。ハーフムーンは尾ビレが180度開くものを言い、それ以上大きく開くものを「フルムーン」と言います。

ハーフムーンは比較的大人しい方のベタです。もちろん個体差はあります。

他のオスを見つけても、その場でフレアリングするだけであまり泳がない個体もいれば、フレアリングしながら体を激しく揺さぶり威嚇する個体まで幅広いです。

しかし、ハーフムーンはその長いヒレのために泳ぐのがとても苦手で、機動力があまりありません。

他の魚を追いかけ回すのがそれほど得意では無いので、コリドラスなど他の魚と混泳させやすい種類だと言えます。

ワイルドベタの性格

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原種のベタをワイルドベタと言います。

ワイルドベタは品種改良されたショーベタと比べると地味な色をしていますが、ベタマニアの方を中心に人気が高まってきています。

ワイルドベタの性格はとても穏やかです。そのため、オスメスペアで飼育し、繁殖を楽しむのがワイルドベタの飼育スタイルとなっています。

しかし、ワイルドベタの場合も個体差があり、気性の荒い個体もいます。そのような場合は、ペアのベタの逃げ場所を用意してあげましょう。マツモやウィローモスなどの水草をたくさん用意して、いつでも隠れられるようにしてあげると良いですね。

ワイルドベタはベタの種類の中で、最も穏やかな性格なので、他の魚との混泳を楽しみたい人にもおすすめです。

プラカットの性格

原種に近い姿をしているのがプラカットです。

ハーフムーンなどのような大きなヒレは無いですが、体色はベタらしい鮮やかな色をしていますし、とても丈夫で育てやすい種類です。

性格はベタの種類の中でもダントツで攻撃的な性格をしています。

ヒレが短いため、ベタの中では泳ぎが得意な方で機動力が高いです。水槽の中をひっきりなしに泳ぎ回る姿をよく見かけます。

プラカットは単独飼育の方が無難だと思います。

ダンボの性格

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ダンボベタは大きな胸ビレが特徴です。

ショーベタの多くは、尾ビレが長く大きくなるように品種改良されたものが一般的ですが、ダンボは胸ビレを大きくした品種です。

ダンボはプラカットを基本としているので、性格はプラカット同様、かなり攻撃的です。

しかし、最近はハーフムーンのダンボなども出てきています。この場合はハーフムーンと同様の性格と考えていいでしょう。

以上、ベタの種類ごとの性格をご紹介しました。

ベタは基本的に攻撃的な性格をしていますが、その度合いは種類によって多少違います。

飼育環境(混泳させるかなど)によっては、大人しめのベタの方が良いこともあるので、体色やヒレの綺麗さ以外にも、種類別の性格も考慮して購入した方が良い場合もあります。

ショップで購入する際にフレアリングさせてみるなどして、ある程度の性格を調べてみると良いですね。

ベタの性格まとめ

  • ベタは餌を与えてくれる人になつく傾向にある
  • ベタは基本的に他の魚への攻撃性が高い熱帯魚
  • オスは縄張りを持つので他の魚と喧嘩しやすい性格
  • ベタの種類によって性格に差が出る

今回はベタの性格についてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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