コリドラスの卵の孵化日数は何日くらい?孵化しないのはなぜ?放置はダメ?

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コリドラスの卵の孵化日数

コリドラスの卵の孵化日数は何日くらい?

コリドラスの卵が孵化しないのは?

コリドラスの卵はどうすれば孵化する?放置はダメ?

こんなコリドラスの卵の孵化に関する疑問についてご紹介いたします。

コリドラスの卵の孵化日数は何日くらい?

水槽内の残餌を食べるため、「水槽の掃除屋」として人気のあるコリドラス。

繁殖は比較的容易で、水槽内にオスとメスを入れておくだけで卵が発見されることもあります。

水槽内でコリドラスの卵を見つけたら、いつ頃孵化するのか気になりますよね。

コリドラスの卵は種類にもよりますが、だいたい産卵から5日前後で孵化します。

孵化するまでの日数は種類によって差がありますが、少なくとも3日~1週間の間に孵化することが多いようです。

孵化日数だけみると他の魚に比べて早いように感じますね。

例えばメダカの卵は約10日~2週間程度で孵化するため、コリドラスの卵の孵化は比較的スピーディーと言えそうです。

しかし、卵を発見した時に産卵からどれくらい経っているか分からないことも多々あります。

コリドラスは基本的に暗い夜間に繁殖行動を行って産卵するため、人間の生活サイクル的には朝一番に卵を発見するケースが多いです。

卵は成長すると中身が茶色っぽくなって稚魚が育っている様子が見られるようになりますので、日にちのカウントについてはある程度の把握で充分です。

しかし、産卵から数日経っても全く卵が孵化する気配がないこともあります。

なぜ孵化しないのか、孵化する時期を過ぎても孵化しない卵に、いったい何が起こっているのでしょうか?

コリドラスの卵が孵化しないのは?

コリドラスの卵が孵化しない原因は、主に4つあります。

  • 採取の際に潰してしまった
  • 卵にカビが生えてしまった
  • 産まれた卵が無精卵だった
  • 低水温による成長不良

採取の際に潰してしまった

まず、卵が孵化しないときに最初に考えられる理由は、卵を採取したときに潰してしまっていたことです。

コリドラスの卵は産卵から5~10分程度経つと固くなり、少し手で触ったくらいでは簡単に潰れることはありません。

しかし、だからといって雑に扱ってしまうと当然卵は潰れてしまいますし、稚魚は育ちません。

卵にカビが生えてしまった

卵に潰れたような変形が見られず、卵の周りに白いフワフワとしたものが付着している場合は、カビが生えてしまっています。

稀にですが、水槽内の水質悪化などが原因で水カビが付着し、卵が死んでしまうことがあるのです。

もしカビが生えた卵を発見したら、すぐにスポイトなどで水槽から取り出すようにしてください。

産まれた卵が無精卵だった

カビは生えておらず、白っぽい色をしている卵は無精卵である可能性が高いです。

無精卵とはコリドラスが交尾した際に受精しなかった卵のことで、無精卵から稚魚が孵ることはありません。

そのまま置いておくと水質悪化やカビの原因になるため、無精卵も水槽から取り出すようにしましょう。

そして、潰れていなくてカビも生えておらず白っぽくもなっていない、一見何の問題もないように見える卵が一向に孵化しないケースもあります。

そのような場合には卵の成長が遅れている可能性があります。

低水温による成長不良

卵の成長が遅れる原因の一つが低水温です。

採取した卵を育てている環境にヒーターを使用していれば問題ありませんが、ヒーターを使用していない場合には外気の影響を受けてしまいます。

気温が25℃を超えるような暖かい季節でしたら良いのですが、秋から春にかけての季節には低水温が懸念されます。

よって水温を測定してみて低いようならヒーターを使用するようにしましょう。

こういった卵は生死の判断が難しく、除去の目安も難しいですが、とりあえず孵化するまで飼育を続けてみましょう。

その後、カビが生えてしまったら除去、という方法を取るのがよさそうです。

コリドラスの卵はどうすれば孵化する?放置はダメ?

卵が一向に孵化しない原因をご紹介しましたが、産まれたコリドラスの卵はできるだけ孵化させたいですよね。

では、いったいどのように卵を育てたら孵化率が上がるのでしょうか。

卵の孵化率を上げるためのポイントは、大きく分けて4つです。

  • 卵を隔離する
  • 水温を一定に保つ
  • 無精卵は取り除く
  • 水道水かメチレンブルーで育てる

卵を隔離する

まず、コリドラスの卵を発見したら隔離する必要があります。

魚の卵は魚種に限らず混泳魚や親魚にとって餌となるため、産みつけられた場所にそのまま卵を置いておくと食べられてしまう可能性があります。

コリドラスもまた雌雄ともに卵を食べてしまうため、卵の孵化率を上げたい場合はサテライトか別水槽への隔離が必須です。

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水温を一定に保つ

別水槽へ卵を隔離した場合は、水温管理も忘れないようにしてください。

水温が低すぎると稚魚が育ちにくく、逆に水温が高すぎると水が傷みやすくなり、水カビが発生しやすくなります。

そのため、卵を隔離している水槽はコリドラスの生体の適温と同じくらいの24~26℃に保つようにしましょう。

元の水槽と水を共有するサテライトであれば水温管理も一括でできるので便利です。

そして、産卵後半日~数日が経過すると卵の色に変化が見られます。

卵が茶色っぽい色に変化した場合は有精卵、白く濁った色に変化した場合は無精卵です。

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無精卵は取り除く

無精卵はカビが発生しやすい上に水質悪化の原因になり、無精卵から有精卵へとカビが移って卵が全滅するリスクもあります。

そのため、無精卵は発見次第水槽から取り除くようにしてください。

水道水かメチレンブルーで育てる

卵のカビ対策には水道水とメチレンブルーが効果的です。

水道水はカルキが生体にとって毒となりますが、卵の場合はカルキの影響を受けず、カルキが本来持つ殺菌能力を有効に活用することができます。

病魚薬として知られているメチレンブルーも同様の殺菌効果が期待できます。

生体のいる水槽と水を共有するサテライト水槽ではこの方法は使えませんが、別水槽に隔離している場合はおすすめです。

コリドラスの卵の孵化まとめ

  • コリドラスの卵は約5日で孵化するが、日にちが過ぎても孵化しないこともある
  • 卵が孵化しない原因は、主に卵が潰れているかカビが生えているか無精卵である可能性が高い。
  • 卵の孵化率を上げるためには卵を隔離して水温を一定に保ち、水道水かメチレンブルーで育てる
  • 無精卵は水質悪化の原因となり、無精卵に生えたカビが有精卵を巻き込むこともあるため取り出す

今回はコリドラスの卵の孵化に関する疑問についてご紹介しました。皆様のコリドラスの繁殖の参考にしていただけると幸いです。

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