グッピーの稚魚の性別!オスメスの見分け方と生まれたての稚魚の様子

2022年2月1日

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グッピーの稚魚の性別

生まれたてのグッピーの稚魚はどんな感じ?

グッピーの稚魚のオスメスが生まれる割合は?

グッピーの稚魚のオスメスの見分けはいつ頃からできる?

グッピーの稚魚の性別の見分け方は?

こんなグッピーの稚魚の性別に関する疑問についてご紹介いたします。

生まれたてのグッピーの稚魚はどんな感じ?

グッピーは卵ではなく、稚魚を産む卵胎生の熱帯魚です。

卵生の魚の稚魚は生まれてすぐに人工餌を食べることができないほど小さいですが、グッピーの稚魚は生まれてすぐに人工フードを食べることができる大きさで生まれてきます。

グッピーの稚魚は卵生の魚の稚魚に比べると体のサイズが大きいとは言っても、成魚に比べるとまだまだサイズは小さく泳ぎも苦手です。

そのような稚魚は親魚や混泳しているほかの魚に食べられてしまいますので、繁殖を考えているのであれば、ある程度の大きさになるまで隔離して育てることをおすすめします。

隔離せずに自然に近い形で繁殖させたい方は、水草を入れて隠れ家を作ってあげると稚魚の生存率を上げることが可能です。(場合によっては全滅する可能性もあります)

生まれてすぐのグッピーの稚魚の中には、気絶したかのように底に沈んでしまう固体もいますが、しばらくすると隠れ家を探して泳ぎ始めるようになるので心配しないでください。

しかし、中には遺伝的に弱い稚魚も少なからず存在します。

亡くなってしまった場合は水質の悪化にも繋がってしまうので、すぐに取り除くようにしましょう。

また、生後2~3ヶ月ほどで繁殖が可能な大きさになるほど、グッピーの稚魚はとても成長が早いのが特徴です。

グッピーの稚魚の成長には餌の供給と水温が重要となっており、水温は成長を促してくれる「26℃」前後に設定してください。

より稚魚の成長を促すためには、餌をたくさんあたえることもポイントです。

しかし、グッピーには胃がないため食べたものを貯めておくことができない上に、食べすぎると消化不良を起こしてしまいます。

そのためたくさん餌をあげた方が成長が早いからと、1回の餌やりで大量の餌を与えてはいけません。

1回の給餌量を増やすのではなく、1日の給餌回数を増やすことで稚魚の健康を維持しながら成長させましょう。

5分程度で食べ切れる量を1日に2~3回程度与えるのが目安です。

グッピーの稚魚のオスメスが生まれる割合は?

生まれてからしばらくは性別の区別が付きづらく、すべてメスのような見た目をしているので「メスばかりが生まれた」と勘違いしてしまう方が多くいます。

しかし、グッピーの稚魚は基本的に「1:1」の割合で産まれてくるため、メスだけが生まれてくることはほとんどありません。

ごく稀に染色体異常でメスしか生まれないこともありますが、このケースは両親を見ただけでは原因がわからない場合が多いので、「十分に成長した稚魚がすべてメスだった」という状態が2~3度続くようであれば繁殖させるグッピーを変えてみてください。

「水質が酸性に傾いているとメスが多くなる」や「夏はオスが多くなり、冬はメスが多くなる」とも言われているようですがどれも根拠はありません。

「1:1」で生まれてくると言っても出産は自然のことですから、割合に多少のバラつきが出ても仕方のないことでしょう。

グッピーの稚魚の性別の見分け方は?

グッピーの稚魚は体のサイズも小さく、色や柄もほとんど出ていないのでオスとメスの判別がとても難しいものです。

とくに初心者の方は、稚魚のどこを見て判断すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

グッピーの稚魚の性別を判断するポイントは、大きくわけて「妊娠点」と「尻ビレ」の2つがあります。

グッピーのメスは肛門あたりに「妊娠点」と呼ばれる黒い点があり、オスにはそれがありません。

妊娠点の発達は早く、生後3週間ほどで確認できる場合もあるのでよく観察してみましょう。

グッピーのオスとメスを判別する際に、最もわかりやすいとされているのが「尻ビレ」です。

グッピーの尻ビレはオスとメスで大きな違いが出るポイントでもあるので、性別を判断したい場合はよく観察してみてください。

オスのグッピーの尻ビレは成長するにつれて徐々に尖っていき、「ゴノポディウム」と呼ばれる生殖器に変化します。

一方のメスのグッピーの尻ビレは普通のヒレのままで、変化することはありません。

ほかにも基本的にメスのグッピーの方が体の色が地味で、体つきも丸く大きくなってきます。

性別を判断する方法はいくつかあるので、それらを参考に性別を判断するようにしてください。

グッピーの稚魚のオスメスの見分けはいつ頃からできる?

グッピーのオスとメスの判断基準がわかったところで気になってくるのが、いつごろから判断できるようになってくるのかです。

オスとメスが見分けられるようになってくるのは早くても生後3週間を過ぎてからなので、それまではオスとメスに違いはほとんど現れません。

遅くても生後2ヶ月ごろにははっきりとオスとメスの違いが現れるので、しっかりと観察を行って判断してあげてください。

繁殖を避けたい場合はできるだけ早くオスとメスをわける必要があります。

生後1ヶ月~1ヶ月半ごろにはオスとメスを判別しやすくなってくるので、前述でご紹介した方法で性別を判断してあげてください。

グッピーのメスは1度交配に成功するとオスの精子を貯蔵することができるため、2~3回はオスがいない環境でも出産することができます。

生後3ヶ月~4ヶ月ごろには繁殖できるようになるため、それまでにオスとメスをわけ、繁殖しすぎてしまうことを防ぎましょう。

また、生後1ヶ月半を過ぎても見た目に違いが現れない場合は成長不足が懸念されますので、生後1ヶ月半を過ぎても稚魚のサイズが1cm未満である場合は餌の与え方を見直してください。

グッピーの稚魚の性別まとめ

  • グッピーの稚魚は生まれてすぐでも人工餌を食べることができる大きさで、成長スピードも早い
  • 基本的に「1:1」の割合でオスとメスが生まれてくるが、その割合にはバラつきがあり、ごく稀に染色体異常でメスしか生まれない場合もある
  • 生後3週間~1ヶ月半ごろになると、「妊娠点」と「尻ビレ」を観察することでオスメスの判別ができる
  • 性別の判別は早くても生後3週間、遅くても1ヶ月半ごろには見た目の違いが現れる

今回はグッピーの稚魚の性別に関する疑問についてご紹介しました。皆様のグッピー飼育の参考にしていただけると幸いです。

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