プラティの稚魚の育て方は?生存率を上げるためのコツ

※この記事では広告を表示しています。

プラティの稚魚の育て方は?生存率を上げるためのコツ

プラティの稚魚を育てることは、熱帯魚飼育の醍醐味のひとつです。

ただ、いざ稚魚が生まれてみると「こんなに小さくて大丈夫なのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

実際には、適切な対処をしてあげるだけで生存率はぐっと高くなります。

ここでは、稚魚の隔離方法から餌の与え方、水質管理まで、実践的なポイントを詳しく解説していきます。

産卵箱やサテライトで稚魚を守る

プラティの子どもを安全かつ確実に育てるには、産卵箱やサテライトといったアイテムが必要になってきます。

これらは親と子を分けることができ、小さな稚魚が親プラティや他の生体に食べられるのを防ぐためのものです。

産卵箱は水槽内に設置するのに対し、サテライトは水槽の外に設置します。

どちらを選ぶかは好みや水槽のレイアウトによって決めて問題ありませんが、水槽内のスペースが限られている場合はサテライトが使いやすいでしょう。

産卵箱のなかでも、下部に稚魚がたまる仕切りのある2層構造タイプのものが稚魚を安全に育てるうえでとくに優れています。

出産が終わったら親プラティをすみやかに元の水槽へ戻し、稚魚だけをボックス内で管理するようにしましょう。

稚魚が2センチほどの大きさになれば、親に食べられる危険性はほぼなくなります。

そのため、最低でも約1カ月はボックスの中で飼育するのが望ましいといえます。

隔離しない場合は水草と浮き草で隠れ家を作る

すべての飼育者が必ずしも産卵箱を用意できるわけではありません。

プラティの稚魚は特に逃げるのが上手で、水草の陰や隙間にひっそりと隠れて成魚をやり過ごします。

また、自分で餌を捕食できるのでいつの間にか水槽内で大きくなっているということも少なくありません。

ただし、隔離しないで育てる場合には工夫が必要です。

浮き草があれば餌が補給しやすく、そして稚魚が隠れやすいというダブルのメリットがあります。

有茎系水草のロタラのような成長スピードが早く水面付近まで伸びる水草で茂みをつくるのも有効です。

反対に水面に何もない水槽では稚魚の生存率が低くなります。

親プラティは口に入るものであれば何でも食べてしまう雑食性なので、隠れ場所の有無は稚魚の死活問題と言っても過言ではありません。

稚魚への餌やりは回数を増やす

餌の種類よりも見落とされがちなのが「与える回数」です。

稚魚は大きな魚と違い、食いだめをすることができません。

稚魚を健康に育てたいのなら1日に5回程度の餌やりをしましょう。

朝起床時、仕事に行く前、帰宅後すぐ、夕食後、寝る前というようにすれば仕事をしている人でも無理なく続けられます。

稚魚のプラティに与える餌は、フレークタイプの餌を粉末状にしたものやブラインシュリンプがおすすめです。

とりわけブラインシュリンプ(アルテミア)は稚魚育成における定番中の定番です。

ブラインシュリンプは栄養価が豊富で体を大きくしなければいけない稚魚にはうってつけのエサです。

ただ、孵化させるには専用の孵化器も必要です。

孵化器を使った準備は最初こそ手間に感じますが、慣れてしまえば短時間でできるようになります。

また、冷凍ブラインシュリンプは卵から孵化させるのは手間がかかる、でもある程度の生存率は確保したいという場合におすすめです。

人工餌に比べると餌の食いつきは良好ですが、水を汚しやすいためこまめな水替えが必須になります。

水質と水温の管理

プラティは中性から弱アルカリ性の水質を好みます。

定期的な水換えで中性に保ちつつ、牡蠣殻などで弱アルカリ性に調整するのも良い方法です。

稚魚を産卵箱やサテライト内で育てているときは、密閉空間で水が汚れやすくなります。

食べ残しや糞は、スポイトやピペットで吸い取って綺麗にしてあげると良いでしょう。

こうした小まめなメンテナンスが、稚魚の生存率を左右する大きな要因のひとつです。

水温については26〜27℃に設定すると繁殖が促進されます。

稚魚の飼育においてもこの温度帯を維持することで体の発育が安定し、免疫力も保たれます。

急激な水温の変化はストレスや病気の原因となるため、ヒーターの管理には十分注意が必要です。

成長の目安と親水槽への合流タイミング

1週間〜2週間もすれば、親プラティと同じような発色が見られる個体も出てきます。

稚魚の成長は想像よりも早く、飼育者にとって日々の楽しみになるはずです。

ブラインシュリンプやパウダータイプの人工飼料を与えていればどんどん大きくなるので、ある程度の大きさになったら親のいる水槽に合流させればOKです。

合流のタイミングは体長2センチが一つの目安で、この大きさになれば成魚に捕食されるリスクはほぼなくなります。

また、稚魚は生後1カ月程度で雌雄判別ができるようになり、3カ月程度で成熟し交配が可能になります。

繁殖力が非常に旺盛なため、親水槽に合流させた後は個体数の増えすぎにも目を向けておくと水槽環境を長く健康に保つことができます。

-プラティの飼い方
-