ミナミヌマエビの餌やり!頻度や量は?混泳水槽なら餌はいらない!?

2022年10月19日

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ミナミヌマエビの餌やり

ミナミヌマエビの餌やりの頻度や回数は?

ミナミヌマエビ飼育では餌の量は多い方がいい?

ミナミヌマエビは混泳水槽なら餌がいらない?

ミナミヌマエビは水草があれば餌不足にならない?

こんなミナミヌマエビの餌やりに関する疑問についてご紹介いたします。

ミナミヌマエビの餌やりの頻度や回数は?

ミナミヌマエビの餌やりの頻度や回数はミナミヌマエビを飼育している環境で大きく変わります。

その理由をミナミヌマエビの特性や飼育環境とあわせて順にご紹介いたします。

水槽内の厄介なコケを食べるお掃除生体として有名なミナミヌマエビ。

おとなしい性格で適応できる温度も幅広く、様々な種類の魚と混泳相性が良いため、タンクメイトとして人気の高い生体です。

主に水槽内のコケなどを食べて生活しているミナミヌマエビですが、別途で餌を与える必要はあるのでしょうか?

通常、ミナミヌマエビの餌となるコケや水草、プランクトンなどが豊富にある飼育環境であれば、餌を与える必要はありません。

ミナミヌマエビが、自力で餌を見つけて食べてくれるからです。

むしろ餌を与えてしまうと、水槽内が栄養過多になってしまい、水質悪化の原因に繋がる可能性もあります。

しかし、餌が極端に不足している環境では、餌不足によってミナミヌマエビが餓死してしまう事態も起きかねません。

次のような環境で飼育している場合は餌やりが必要になります。

  • ミナミヌマエビの単独水槽飼育
  • ミナミヌマエビの飼育数が多い
  • 水草やレイアウトが少ない、ベアタンクである

このような環境でミナミヌマエビを飼育している場合は、ミナミヌマエビにとって餌が不足してしまう事態を防ぐため、餌を与えた方が良いでしょう。

では、ミナミヌマエビの餌として適しているものはどのような餌なのでしょうか。

ミナミヌマエビは雑食性で様々な種類の餌を食べるので、餌の種類には事欠きません。

ミナミヌマエビは、ビーシュリンプやヌマエビの餌、ザリガニの餌、プレコの餌、またはメダカの餌などを食べることができます。

ただミナミヌマエビの単独飼育で餌を与えるのであれば栄養バランンスを考えて作られたヌマエビの餌がおすすめです。

ミナミヌマエビ飼育では餌の量は多い方がいい?

ミナミヌマエビは餌が不足すれば当然死んでしまいます。

逆に餌が多すぎれば水質の悪化につながりやすくなるデメリットもあります。

しかし、ミナミヌマエビが一度に食べる餌の量が分かりづらいため、どのくらい与えればいいのか迷った方も多いのではないでしょうか。

一度に与える餌の量はどのくらいが適当なのかというと、ミナミヌマエビの餌はごく少ない量を与えれば大丈夫です。

ミナミヌマエビは1匹あたりの餌の消費量がとても少ないため、たくさん餌を入れてしまうと食べきれずに残してしまう可能性があるのです。

残ってしまった餌の回収が大変ですし、仮に回収しきれなかったとなると、餌が水質悪化の原因となってしまいます。

そのため、ミナミヌマエビの餌は1回あたりごく少ない量を与えるようにしましょう。

ミナミヌマエビの餌の量

お腹と言っても熱帯魚やメダカのように餌をたくさん食べるとお腹が膨れるわけではありません。

ミナミヌマエビは体が透き通っているため内臓内の状況を見る事ができます。

ミナミヌマエビの頭から尻尾にかけて体の中心にあるものがミナミヌマエビの消化器官です。

餌を食べられずにいるミナミヌマエビはこの消化器官に何も入っていないため透き通っています。

逆にここに餌が入っていると黒っぽい色がついていますので、そのような色をしていればしっかり餌を食べられている証拠です。

最初は適正な量が分からず多めに入れてしまうこともあるかと思いますが、食べ残しが多く出たり、水質の悪化が早まったりした場合は餌の量を減らすなど、工夫をしながら与えてみてください。

餌やりを少なくしても水槽内の微生物やコケなどを食べていれば問題なく成長することができます。

ミナミヌマエビは混泳水槽なら餌がいらない?

1度に与える量が難しいミナミヌマエビの餌やりですが、ミナミヌマエビを餌が豊富な環境で飼育している場合は、餌やりの心配はなくなります。

その方法のひとつが、メダカなど他の魚と混泳させることです。

ミナミヌマエビは他の魚に危害を与えることがないため、様々な魚と混泳相性が良いです。

その上、ミナミヌマエビは魚の食べ残しやフンを食べるため、あえて餌を与えなくても水槽内にあるものだけで食事が成り立ち、餌が不足することはまずありません。

デトリタス (Detritus) とは、生物遺体や生物由来の物質の破片や微生物の死骸、あるいはそれらの排泄物を起源とする微細な有機物粒子のこと

引用元:wikipedia

さらに、ミナミヌマエビが魚の食べ残しやフンを食べてくれることによって、これらによる水質悪化を防ぐ効果も期待できます。

このように、ミナミヌマエビを混泳水槽で飼育することは餌不足と水質悪化の両方の面でメリットがあるためおすすめです。

この場合は、むしろ餌を与えてしまうと餌があまってしまい、水質悪化の原因になるため与えない方が良いでしょう。

ただし、ミナミヌマエビが汚れを食べてくれるからと言って水槽掃除が不要になるわけではありません。

ミナミヌマエビもフンをするため、底砂の掃除は欠かさずに行いましょう。

ミナミヌマエビは水草があれば餌不足にならない?

ミナミヌマエビの餌やりは、混泳水槽であれば必要ないということをご紹介しました。

そして、ミナミヌマエビのみを飼育している環境で餌を与えずに飼育する方法もあります。

それは、水槽に水草を入れて飼育する方法です。

ミナミヌマエビは餌として、魚の残り餌やフンの他に水草も食べます。

詳しくは水草を食害するほどではなく、水草の新芽や水草に付着する微生物などを餌としています。

そのため、ミナミヌマエビの餌として水草を入れておけば、ミナミヌマエビの餌が不足することはないでしょう。

さらに、水草を水槽に入れておくと水草が光合成をするため水槽内に酸素が増えるうえ、水質を浄化してくれるなどのメリットもあります。

ミナミヌマエビと相性の良い水草は、アナカリスやマツモ、ウィローモスなどの柔らかい水草です。

特にアナカリスやマツモは育てるのが難しくない上によく成長するため、ミナミヌマエビが餌不足に陥りにくいというメリットがあります。

また、ウィローモスは稚エビが生まれた時に隠れ家となるため、ミナミヌマエビの自然繁殖を狙う場合にもおすすめしたい水草です。

ミナミヌマエビの餌やりまとめ

  • ミナミヌマエビは、餌となる食べ残しやフン、コケ、水草が豊富にあればあえて餌を与えなくても良い
  • 餌が極端に少ない環境で飼育する場合は、ヌマエビの餌を週2回程度、ごく少ない量から与える
  • 他の魚との混泳水槽で飼育している場合は、魚の食べ残しやフンが餌となるため、基本的に餌はいらない
  • 混泳魚がいない単独水槽で飼育する場合は、ミナミヌマエビと相性の良い水草を入れておくことで餌不足を防ぐことができる上に、水質浄化などの追加効果も得られる

今回はミナミヌマエビの餌やりに関する疑問についてご紹介しました。皆様のミナミヌマエビ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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