ミナミヌマエビはベタ水槽のコケ取りに使える?
ベタとミナミヌマエビは混泳できる?
ベタはミナミヌマエビを食べる?餌になってしまう?
こんなミナミヌマエビとベタの混泳に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
ミナミヌマエビはベタ水槽のコケ取りに使える?
ベタを飼育していると水草や流木などに生えてしまうコケが気になることもあります。
そんなベタ水槽のコケ対策にミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどのヌマエビを使うことはできるのでしょうか?
その答えは「基本的にはNOですが、環境により混泳出来る」です。
基本的にはベタ水槽のコケ対策にヌマエビはおすすめできません。
ベタは好奇心が旺盛な上に攻撃性の強い熱帯魚ですので、コケ対策用に入れたミナミヌマエビなどを攻撃してしまうことがあります。
特に小さなボトルや水槽ほどベタの縄張り意識が強く働いてしまいますので注意が必要です。
ただ環境やベタの性格によってはミナミヌマエビやヤマトヌマエビを水槽のコケ対策として使う事も可能です。
ベタとミナミヌマエビは混泳できる?
ミナミヌマエビとベタは混泳できないのか?というと実はそうではありません。
ベタにも個体差があり、気性の荒い個体がいれば、おとなしい個体もいます。
また、ベタとミナミヌマエビを飼育している環境にも大きく左右されます。
例えば、ベタを1匹だけ小さなボトルで飼育し、そこにミナミヌマエビを入れれば、ほぼ間違いなく攻撃対象となってしまいます。
これはベタの縄張り意識と好奇心、そして水槽の狭さが要因となっています。
逆に60cm水槽に流木や水草をレイアウトし、ネオンテトラやミナミヌマエビを飼育している水槽に後からベタを入れると意外とミナミヌマエビを攻撃しなくなります。
これは水槽が広い上にミナミヌマエビが先にいた事によりベタの縄張り意識がない事などが挙げられます。
また、水草などミナミヌマエビが隠れる事が出来る場所を多めに作ってあげる事も混泳のコツとなります。
このように環境によってベタの注意をミナミヌマエビから逸らす事で混泳も可能です。
ただ、相手が生き物ですので絶対にこの方法なら大丈夫と言うわけではありませんので、ご自身の責任の範囲で検討してみてください。
ベタはミナミヌマエビを食べる?餌になってしまう?
ミナミヌマエビはベタの餌になってしまうのか?と言うと意外とそうでもありません。
エンゼルフィッシュやアベニーパファーなどのように貝類や甲殻類を好物として食べてしまう熱帯魚もいますが、ベタはヌマエビを好物とはしていません。
ただ、口に入るサイズだと食べてしまう位です。
餌というよりは好奇心や縄張り意識でちょっかいを出してしまうことの方が多いようです。
そのため、小さなミナミヌマエビやミナミヌマエビの稚エビは食べられてしまう事もあります。
その事を考えると水槽のコケ対策としてヌマエビを導入するのであれば、ミナミヌマエビよりも体が大きなヤマトヌマエビの方がおすすめです。
また、過度な空腹状態になってしまうとミナミヌマエビなどを襲ってしまう事もあります。
よってベタにしっかり餌をあげていればミナミヌマエビを餌と認識して食べてしまう事も少ないはずです。
ベタとミナミヌマエビの混泳まとめ
- 水槽の環境やベタの性格によってはミナミヌマエビをコケ取り生体として使う事も出来る
- ベタとミナミヌマエビの混泳は水槽のサイズが大きく、水草などのレイアウトが多いほど成功しやすい
- ベタしか入っていない小さなボトルに後からミナミヌマエビを入れるような場合には高い確率でミナミヌマエビが食べられてしまう
- 小さなミナミヌマエビや稚エビはベタに食べられてしまう事もある
- ミナミヌマエビよりも体が大きいヤマトヌマエビの方がベタに食べられにくい
今回はミナミヌマエビとベタの混泳に関する疑問についてご紹介しました。皆様のミナミヌマエビ飼育の参考にしていただけると幸いです。