水槽の掃除方法と便利な掃除道具・掃除頻度を減らす方法

水槽の掃除方法と便利な掃除道具・掃除頻度を減らす方法

水槽の掃除方法と便利な掃除道具・掃除頻度を減らす方法

水槽掃除

熱帯魚水槽、金魚水槽、メダカ水槽、水草水槽、どんなアクアリウムスタイルでも生体を飼育する以上、水槽の掃除はつきものです。しかし水槽の掃除は大変なもの。できれば簡単に済ませたい。掃除の頻度を減らしたい。と考えるのが当然でしょう。

ただ、水槽掃除をサボるとガラス面にぬめりが発生し、底床にはエサの食べ残しや排泄物が沈殿し、コケが蔓延るようになり、水質の悪化へと繋がります。それは、生体の観賞価値を下げるだけではなく、生体の寿命をも左右することになりかねません。

また、しっかり掃除を行っていても掃除の仕方や洗い方などの注意点をしっかり把握していないと水槽内の水質はいつまでも安定しないままになってしまいます。

水槽の水質が安定してくれば自然と水槽の掃除頻度も減ってきます。よって水槽の正しい掃除の仕方から、水槽の掃除を楽にする方法や掃除頻度を減らす方法などもご紹介いたします。

水槽の掃除方法は大きく分けて3通り

水槽の掃除の仕方には大きく分けて3通りの方法があります。まず一つ目は水槽内の熱帯魚が病気などで全滅してしまったり、コケが蔓延してしまい、非常に見苦しい時に行うような「リセット」と呼ばれる大がかりな掃除方法です。

リセットは読んで字のごとく水槽内の環境を全く新しい状態に変えるために行う作業です。よって特に水槽内の環境を変える必要はなく、定期的な水質維持の為の掃除でしたらリセットのような作業はしないほうが水質の急変を抑えられます。

二つ目の掃除方法は物理ろ過をメインとした水槽の掃除方法です。金魚水槽や肉食魚、大型魚などを飼育している場合にはこの方法で水槽の掃除を行います。

三つ目の掃除方法は生物濾過をメインとした水槽の掃除方法です。生物濾過とはろ過バクテリアを水槽内で繁殖させ、水槽内に小さな生態系を作り上げることで水を浄化する仕組みを取り入れたものです。

そのため水槽の掃除においても生物濾過を維持しながら掃除を行うので物理ろ過をメインとした水槽とは掃除の仕方も多少違ってきます。

水槽掃除の仕方

水槽の掃除には大きく分けて4つの項目があります。それぞれの掃除において作業方法と注意点を見ていきましょう。

①水換え作業
②底床(底砂)掃除
③ガラス面の掃除
④ろ過フィルター掃除

底床(底砂)掃除方法と便利道具

水槽内の沈殿物と底砂のメンテナンスは水換えと大きな因果関係があります。水槽内の沈殿物とは熱帯魚の排泄物や餌の食べ残し、時には熱帯魚の死骸などもあるかもしれません。

そのようなものはできればそのまま放置せずにネットなどで掬い取るか底砂クリーナーなどで吸い出すようにしましょう。

水槽の中はこのような沈殿物が原因で水質を徐々に悪化させていきますので、逆に考えれば底砂を定期的に掃除していれば水質の悪化を遅らせることもできるということになります。

底砂掃除の際は底砂をあまりかき混ぜないようにし、汚れを吸い出すようにしましょう。よって底砂用のクリーナーなどを用意しておいたほうがいいことになります。

底砂掃除の際に底砂をガチャガチャとかき混ぜて最後に水槽内の汚れた水を換える方がいますが、このような方法は底砂内に溜まった汚れとともに硝酸塩なども水槽内に循環させてしまいますので逆にコケが生えやすい環境となってしまいます。

また水槽の水を汚すということはフィルターも一気に汚れてしまいますのでフィルター掃除の周期も短くなってしまいます。

生物濾過をメインにした水槽では、ソイルなどを用いて底床に微生物を繁殖させますので、頻繁に奥の方まで掃除をする必要はありません。ソイルの表面に溜まった食べ残しや排泄物を吸い出すように掃除するくらいに留めておきましょう。

ガラス面の掃除方法と便利道具

ガラス面や水温計は水槽セット後、数日経つと徐々に茶色や緑色に変色し始めます。触ってみるとぬめりがあることがわかりますが、これは水槽内の微生物が徐々にガラス面に付着しておきる症状です。

そのまま放置しておくとコケが増殖し観賞用としては少々見苦しいものとなってしまいますので定期的な掃除が必要となってきます。

ただガラス面に付着する植物性プランクトンなどは水質の浄化に一役かっていますので一概にすべて悪いものというわけでもないのです。よって掃除の際も洗剤などで綺麗に洗ってしまうようなことはせず、あくまでも鑑賞の際に気にならないくらいの掃除にしておきましょう。

ガラス面に付着する茶色いコケや薄緑色のコケであればスポンジなどで軽く擦る程度で落ちてしまいますので擦ったあとに少量の水換えをして水槽内の濁りをとる程度にしましょう。

アクアリウム用のガラスクリーナーなども販売されていますのでそのような道具を使うことで効率よく作業することもできます。

ろ過フィルターの掃除方法と便利道具

フィルターには上部フィルター、外部フィルター、底面フィルター、外掛けフィルターなど様々な形状のフィルターがあります。

それらフィルターの形状によって掃除方法は違ってきますが、掃除の際の注意点はほとんど変わりませんのでまずはその注意点から考えてみましょう。

水槽のろ過フィルターには物理的ろ過と生物的ろ過の2種類のろ過が存在することはご存じと思いますがこの2種類のろ過を上手く機能させるために行うのがフィルタの掃除です。まずは物理ろ過をうまく機能させるにはろ材の目詰まりを取り除いてあげることです。

そのためにはフィルターを開け、ウールマットなどを水槽内の水を汲み置きしたバケツなどで軽くすすぐようにしましょう。この時水道水でごしごしと洗う必要はありません。あくまでも目詰まりを取り除く程度の濯ぎをし、フィルター内に戻すようにしましょう。

次に生物的ろ過をうまく機能させるための掃除はやはりろ材を同じように濯ぎ洗いすることです。この時の注意点としてはろ材には微生物が生きているということを自覚しながら掃除をすることです。

そうすることで必然的に注意しなければいけないことが見えてくるとおもいます。その注意事項がフィルターの電源を切ったら長時間その状態を維持しないことや陽当たりのいい場所などに長時間放置しない、乾燥させない、洗剤で洗わないなどがあります。

フィルターの電源を切った状態を長時間維持するとフィルター内では止水域ができ、微生物が多ければ多いほど酸欠状態となってしまいます。

よって電源を切ったら短時間で濯ぎ洗いを行い、もとの状態に戻してあげることが理想と言えます。

掃除頻度を減らす方法

水槽の掃除においてこれら作業を一気に行ってしまうことは環境の急変に繋がってしまいますので、できれば部分的に掃除を行い、日にちを分けてすべての個所を掃除していくようにすることをお勧めします。

余分なゴミは取り除きたいのですが、ろ過バクテリアなどの有益な微生物はできるだけ残したいこんな作業的には矛盾したことをうまくやってのけるには掃除をし、減ってしまったバクテリアが増えるまでの時間を必要とします。

今日はフィルターの掃除、1週間後に底砂の掃除などと言った感じで管理していけば一気にろ過バクテリアが激減するような事態は避けられるのではないでしょうか。

その結果、濾過バクテリアが活発に働き、水質浄化作用が高まりますので掃除の回数も必然的に減っていきます。

また、濾過バクテリアの繁殖度合いに合わせてエサの量を減らす、生体の数を少なく抑えるなどの方法で水槽内が汚れないようにすることももちろん水槽掃除を減らす方法の一つと言えます。

水槽掃除とは水槽内の生物濾過(ろ過バクテリアの働き)を助けるために行うことなのです。

常にこのことを意識して水槽管理を行うと水質が安定し、生体が長生きしやすくなるうえに掃除の回数も減るといった具合にいい事ずくめなのです。