水槽の藻 コケの大量発生原因と対策

2020年4月23日

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コケが発生した水槽

熱帯魚飼育をしていれば必ずと言っていいほど悩まされる問題の上位に君臨するのが水槽の藻 コケの発生と対策です。

水槽内に発生するコケの種類は様々で一概にこうすればコケの問題はなくなりますと言った方法は未だ確立されていませんが、コケの種類をしっかり把握しそのコケにあった対処法や発生予防策をとることによってほとんどのコケは抑制することができます。

コケ対策はコケの種類を理解し対策をする

コケには水槽立上げ時の不安定な時期に発生するコケや富栄養化によって発生するコケ、水質の悪化によって発生するコケ、光量過剰によって発生するコケなど様々な発生原因があります。

またコケの種類によってはそのコケを好んで食べてくれる生物なども知られていますのでそれらの熱帯魚やエビの力も借りてうまく管理していくのもいい方法かもしれません。

ここではコケの種類ごとに発生原因から対処法までをわかりやすく説明していきます。

まずは自分の水槽に発生しているコケを知り、理解することがコケ対策の一番の近道なのです。

水槽内にいつの間にか現れるコケ、大概のコケはそのまま放置しておくと水槽内でどんどん増えていき水槽内を見苦しいものにしてしまいます。

観賞用のコケを除けばコケを自分から水槽内に入れる人はいないのですがいつの間にか現れるのがコケなのです。

その繁殖力は凄まじいものでコケの種類によっては日に日に増えていくのがわかるほどです。

コケだらけの水槽になってしまっては熱帯魚水槽の魅力も半減していまう上にそのような水槽になってしまうと毎日の世話も何だかつまらなくなってしまうかもしれません。

よってそのような状態にならないようにまずはコケの生えにくい水槽管理が必要となってきます。

コケの発生原因と対策

コケの生えにくい環境。その環境を作り上げるにはコケの生えやすい環境を無くしてあげればいいのです。

まずは強い光や長時間の照明点灯によって生えやすいガラス面に付着するコケについて考えてみましょう。

このコケを予防するには太陽光が差し込むような場所に水槽を置かないことです。

熱帯魚にとって太陽光は悪いものではないのですが水槽と言った閉鎖された空間の中に太陽光が差し込むと植物性プランクトンが活性化し過ぎてしまいます。

自然界においてはその植物性プランクトンも捕食者によって均衡が取れていますが水槽内ではそのバランスが取れずコケの大量発生となってしまいます。

また太陽光が差し込まなくとも照明の長時間点灯なども同じような現象になってしまいますので照明は長くても10時間程度にし、一日中つけておくような管理は避けましょう。

次にビギナーの方が見舞われやすいコケが茶色のふわふわしたコケでしょう。

このコケは水槽内でろ過バクテリアが活性化していない時に発生しやすいコケですのでまずは水質を安定させる努力が必要となってきます。

水槽を立ち上げたばかりの人にしてみれば「水質を安定させる努力」と言われても何をすればいいのかわからないかもしれません。

ここが水槽立ち上げ時に多くのビギナーの方がぶつかる壁なのですがコケ対策について考えると混乱してきますので水質管理について考えてみてください。

このコケは水質が安定してくると段々と姿を消していくコケですのであまり深刻に考えずに長い目で見てみましょう。

次に多いのが水質の悪化によって現れる緑色のドロドロとしたコケで、このコケは藍藻などとも呼ばれますが実際にはコケではなく原生動物のシアノバクテリアです。

このコケの発生原因は底砂の汚れが大きな要因となっていますのでクリーナーなどを使用し、底砂を綺麗に保つようにしましょう。

餌の与えすぎによる食べ残しや熱帯魚の排泄物とも因果関係が強いので餌の量も今一度見直してみるのもいいかもしれません。

他にも水の淀んでいる部分などにも発生しやすいですので水槽内で淀みを作らないようなレイアウト管理も必要となってきます。

このコケはミナミヌマエビなどが好んで食べますので予防や対策用に数匹水槽内による投入しておくのもいいかもしれません。

一番厄介なコケの種類

水槽内の水草などに絡みつくように生える細い糸状のコケがありますが、このコケは水草の投入などによる外部からの持ち込みが原因です。

このコケは繁殖力が非常に強く日に日に増えていってしまう上に水草が育ちやすい環境と同じ環境を好む為に一度増えてしまうと対策は非常に困難ですので水草購入時などはしっかり確認を行い水槽内に持ち込まないようにしましょう。

もし水槽内で増えてしまったら水槽のリセットか生物兵器による対策くらいしか手はありません。

生物兵器の中ではミナミヌマエビやヤマトヌマエビが食べてくれますがこのコケに一番成果を発揮するのがサイアミーズフライングフォックスです。

サイアミーズフライングフォックスを60cm水槽なら4、5匹入れておけば数日で大量発生したコケも無くなってしまうほどです。

このようにコケと言ってもそのコケ、そのコケで発生原因も違ければ対策も変わってきますのでコケが生えたからと言って直ぐに水槽をいじくりまわすのではなくそのコケ、そのコケにあった対策をするようにしましょう。

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