熱帯魚の薬浴

熱帯魚の治療方法として水槽内に治療薬を添加することを薬浴といいます。
薬浴を行う場合には治療の対象となる熱帯魚を別の水槽に移して行うのが基本です。
直接水槽の中に薬品を入れてしまうと薬品成分に含まれる塩化ナトリウムが水槽内に存在する濾過バクテリアなどの有益な微生物を死滅させてしまったり薬によっては水草類を枯らすことがあるからです。
例外として、感染力の強い病気などの場合には、直接飼育水槽に薬を添加する場合があります。
この時は水草を別の水槽に移しておくことをお勧めします。
薬浴の期間ですが薬浴を始めるとすぐに一時的に症状が軽くなり治ったように見えることがありますが、体内の細菌類はそう簡単には死滅しないので少なくとも連続して1週間くらいは続けることをお勧めします。
アバウトに1週間といった期間を設定してしまいましたが、あくまでも長期的治療の話での例えですので、病気の症状、および使用する治療薬によって使用期間の設定をすることが最善の方法となります。
薬浴で添加する薬の量は必ず規定量に従って正確に測ることが重要です。
多く入れれば早く治るなんてことは絶対にありませんので気を付けましょう。
また薬品によっては日光の光によって効果が非常に薄れてしまうものがありますので薬浴時は日光を必ず遮るようにしてください。
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