熱帯魚の病気

熱帯魚の体調不良・病気に塩はどのくらいの量が最適か

2020年4月23日

熱帯魚の体調不良・病気に塩はどのくらいの量が最適か

病気の熱帯魚

熱帯魚の病気や体調不良に塩が効くと聞いたことがありますがどのくらいの量をいれればいいのでしょうか。

また水草にはやはり良くないのでしょうか?

確かに以前より金魚の飼育などでも体調不良には塩を水槽にいれてあげることで塩の殺菌効果を利用し病原菌を退治する方法がとられてきました。

熱帯魚の治療には食卓塩より自然塩がおすすめ

水槽に塩を入れる方法は熱帯魚飼育にあたっても有効ですが、このときに使用する塩はビンからぱらぱらと入れる程度の食卓塩などでは効果が薄くなってしまいます。

また、一般に市販されている食卓塩は化学合成された塩化ナトリウムが主流で自然塩に含まれているミネラルが含まれていません。熱帯魚の治療に自然塩を使用することでミネラルも回復への手助けとなるのです。

水槽に入れる塩の量は塩水浴の目的で違う

次に水槽への投与量ですが大きく分けて二つの方法があります。

ひとつは、1%以上の濃い塩水に熱帯魚を短時間入れる塩水浴と、もうひとつは、0.5~0.8%の塩水に長時間入れて治療する方法です。

先の高濃度の塩浴をさせる方法は熱帯魚などの体表に付着している病原菌を退治する目的です。

この方法は熱帯魚にも大きな負担をかけるため弱ってしまった熱帯魚にはあまり使わない方法でまだ元気であるときにおこなうようにしましょう。

塩はろ過バクテリアや水草にダメージを与える

塩には殺菌効果があることにより水槽内のバクテリアにも影響を与えてしまいます。

また水草にも塩化ナトリウムは悪影響を与えますので水草水槽にはいれないようにしましょう。

どうしても治療が必要な時は水草もしくは熱帯魚を隔離する必要があります。

熱帯魚にかかわらず魚類の体内塩分濃度は0.8%です。

そのため、淡水魚の塩分濃度は回りの水より高いためまわりの水は体内に常に浸透していると言われています。

逆に海水魚は魚よりもまわりのほうが高いため、魚の皮膚を通して魚体内の水分が外へ出ていってしまうといわれています。

このような浸透圧のメカニズムから体内と同じ濃度の塩水を作ることで熱帯魚の生理機能を安定させ調子を取り戻すとされています。ただ常に熱帯魚にあわせた塩分濃度にすることはその他の生物には酷であることもあるのです。

最近では病気治療薬のマラカイトグリーン液グリーンFリキッドなどのように水草に影響を与えないような治療薬も販売されていますので水草水槽などではこちらを検討されたほうがいいようです。

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