頻繁な水槽掃除不要!水槽の掃除頻度を減らす掃除屋 魚・貝・エビ特集

頻繁な水槽掃除不要!水槽の掃除頻度を減らす掃除屋 魚・貝・エビ特集

頻繁な水槽掃除不要!水槽の掃除頻度を減らす掃除屋 魚・貝・エビ特集

オトシンクルス

アクアリウムにおいて水槽の掃除はつきものです。しかしできれば水槽の掃除を不要にしたい。水槽の掃除頻度を減らして楽にしたい。と考えるのは誰しも同じはずです。

水槽の水質が安定してくれば自然と水槽の掃除頻度も減ってきますが、そのほかにも水槽の掃除頻度を減らしてくれる水槽の掃除屋が存在することはご存知でしょうか?

熱帯魚や貝類、エビの仲間には水槽内に入れておくだけで水槽を掃除してくれる生体がいます。そんなアクアリストにとって心強い存在でもある水槽の掃除屋をご紹介いたします。

水槽の掃除屋とは

水槽の中は常に環境の変化にさらされています。熱帯魚の出す排泄物や餌の食べ残しなどが蓄積し、水質を悪化させる要因ともなります。

さらにそれらを餌としてコケが蔓延してくると水槽の見た目はひどいものになってしまうこともあります。そんな水槽内に蔓延るコケを食べてくれる生体が水槽の掃除屋なのです。

水槽の掃除屋には魚や貝、エビなどがいますのでそれぞれの特徴などをふまえてご紹介いたします。

水槽の掃除屋 魚

オトシンクルス

オトシンクルス

オトシンクルスはコケ取り(掃除屋)として今や最も名の知られた魚で、南米原産の小型ナマズです。吸盤のような口で水槽ガラス面や葉の広い水草などの表面を舐めとるように掃除します。

水槽立ち上げ時によく見られる茶ゴケと呼ばれる茶色いぬるぬるしたコケに対して非常に効果を発揮します。水草を食害することもなく、他の熱帯魚などとの混泳相性も抜群ですので、水槽に数匹入れておくとコケの予防になります。

オトシンネグロ

オトシンネグロ

オトシンネグロもオトシンクルス同様にコケを舐めとるように掃除してくれます。見た目の地味さなのか人気があまり高くないようで、どちらかというとオトシンクルスの方が知名度も高いようです。

サイアミーズフライングフォックス

サイアミーズフライングフォックス

タイやインドネシアなど東南アジア原産のコイ科の熱帯魚です。古くから水槽のコケ取りとして有名でオトシンクルスとは違い、コケをかじり取るように食べますので、除去が困難な黒いひげ状のコケなどにも効果を発揮します。

飼育は容易で水質にも良く適応します。基本的には他の熱帯魚に対して攻撃をするなどはなく、温和なので混泳も問題ありません。

ブラックモーリー

ブラックモーリー

大食漢で草食性もあるため、糸状藻や藍藻、油膜の除去に貢献してくれますが、好んで食べるわけではないので餌の量をうまく調整する必要があります。

病気にさえならなければ非常に丈夫な熱帯魚で、餌もなんでも食べてくれる非常に飼育の容易な種です。

水槽の掃除屋 貝

石巻貝

石巻貝

日本の南西諸島や東南アジアに生息する貝で、水槽ガラス面のコケを食べてくれます。汽水域で増える貝なので水槽内で増えすぎて困ることもありません。

水質に対する適応能力が高く、非常に丈夫な貝ですが、本来汽水に生息する貝なので極端にpHが低い水は好みません。

レッドラムズホーン

レッドラムズホーン

レッドラムズホーンはインド、東南アジア原産の巻貝です。色合いが美しく、水槽内のコケを食べてくれることで古くから水槽の掃除屋として重宝されてきました。

熱帯魚餌の食べ残しを食べてくれる点やレッドラムズホーンの糞がバクテリアの良い棲家になる点、塩分に強い点などから卵生メダカのグッピーのブリード水槽などでもよく入れられています。

水質が悪化すると水面付近に上がり、水質がアルカリ性に傾くと繁殖スピードが上がるので水質の指標にもなります。

ヒメタニシ

ヒメタニシ

ヒメタニシは日本に生息する巻貝です。小川や水田の用水路などの浅いところに普通に見られる貝でコケ類を主食とし、水槽内やビオトープ内でも植物性プランクトンの大発生を抑え、汚泥を積極的に食べてくれるなど水質浄化に役立つことが知られています。

水槽内でもとろろ昆布のようなアオミドロをよく食べてくれます。特別に餌を与えなくとも水槽内やビオトープ内で発生するコケや有機物を食べて生きることが出来ます。

水槽内の溶存酸素量が低下したり、水質が悪化してくると水面付近に上がり、アンモニアや亜硝酸塩が多くなると殻を閉じてしまうので水質の指標にもなります。

水槽の掃除屋 エビ

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビはコケ取り能力が非常に高く、水槽内に入れておけば確実にコケの抑制になります。特に糸状のコケには効果抜群ですが、入れ過ぎると水草の新芽や柔らかい水草を食害することもありますので注意が必要です。

熱帯魚水槽内での繁殖はできないため水槽内で増えることはありません。

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビはヤマトヌマエビに比べて体が一回り小さいため、ヤマトヌマエビほどのコケ取り能力がありませんが、多めに入れておくことで確実にコケの抑制につながります。

また、ミナミヌマエビは水草の新芽などを食害することはほとんどありませんので、水草をメインとする水草水槽などではミナミヌマエビのほうが重宝されています。

ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ両種とも水槽内で飼育できるエビの中でも丈夫なうえ安価で購入できます。しかし、夏場の高水温による溶存酸素量の低下には極端に弱い面がありますので水温管理には注意が必要です。

それぞれに特徴があり、コケの種類や水槽の環境にあった掃除屋を選ぶことで水槽内の環境を維持するお手伝いをしてくれる心強い味方となることは間違いありません。

しかし、水槽の環境を維持するためにはコケ取り生体達に任せっきりでは上手くいくはずがありません。

しっかりとした水質管理方法を身につけ、水槽を維持していく中で水槽の掃除屋の力を借りるようにしましょう。