ヤマトヌマエビの適正数の判断方法とは?30cm・45cm・60cmでは何匹が良い?

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ヤマトヌマエビの適正数の判断方法

ヤマトヌマエビの適正数はどのように判断する?

30cm水槽にヤマトヌマエビは何匹入れていい?

45cm水槽には何匹入れていい?

60cm水槽には何匹入れていい?

ヤマトヌマエビを水槽に入れすぎると起こる問題は?

ヤマトヌマエビを密生飼育するコツとは?

こんなヤマトヌマエビの適正数に関する疑問についてご紹介いたします。

ヤマトヌマエビの適正数はどのように判断する?

ヤマトヌマエビの適正数を判断するうえで、まず初めに考えるべきことは、ヤマトヌマエビをメインとして飼育するのか、水草水槽のコケ対策として飼育するのかです。

ヤマトヌマエビをメインとして飼育するのであれば、それなりの飼育設備を整えることで、密生飼育をすることも可能です。

しかし、ここではごく一般的な水草レイアウト水槽などで、コケ対策としてヤマトヌマエビを飼育する際の飼育数についてご紹介いたします。

ヤマトヌマエビの適正数を判断する際は、いくつかの要因を考慮する必要があります。

まず一つ目は、水槽のサイズ(水の容量)です。

一般的に、60cm水槽であれば5~10匹程度が適正数と言われています。

30cm水槽なら2~4匹、45cm水槽なら3~6匹が目安となります。

ただし、これはあくまで目安であり、水槽内の状況によって調整が必要です。

水槽内のコケの量もヤマトヌマエビの適正数を左右する大きな要因です。

コケが大量に繁茂している場合は、より多くのヤマトヌマエビを導入することで、効果的にコケを駆除することができます。

例えば、60cm水槽でコケが多い場合は、10匹以上を導入しても良いかもしれません。

逆にコケの発生が少ない水槽では、ヤマトヌマエビの数を控えめにすることが賢明です。

水草の繁茂具合もヤマトヌマエビの適正数に影響します。

水草が多く、健康に育っている水槽では、コケの発生が抑えられているため、ヤマトヌマエビの数は少なめで十分でしょう。

一方で、水草が少ない水槽では、コケが発生しやすくなるため、ヤマトヌマエビの数を多めに導入する必要があります。

ヤマトヌマエビを新しく水槽に導入する際は、少なめの数から始めるのがおすすめです。

例えば、60cm水槽であれば、まず5匹程度を導入し、数日間様子を見ます。

コケの減少具合を観察し、効果が不十分であれば、徐々に数を増やしていきます。

一度に大量のヤマトヌマエビを導入すると、水質の悪化などの問題が生じる可能性があるため注意が必要です。

30cm水槽にヤマトヌマエビは何匹入れていい?

30cm水槽の場合、ヤマトヌマエビの適正飼育数は2〜4匹程度と言われています。

30cm水槽の水量は約25リットルなので、エビ1匹あたりの水量は6.25〜12.5リットルという計算になります。

ただし、これはあくまで目安であり、水槽内の環境によって適正数は変わってきます。

コケの発生量による調整

30cm水槽でコケの発生が多い場合は、エビの適正数を多めに見積もっても良いでしょう。

エビの主な餌はコケや付着藻なので、コケが多ければ、エビにとっては好条件だからです。

コケの多い水槽であれば、4匹以上のエビを導入しても問題ないかもしれません。

ただし、過剰な導入は避けましょう。

水草の繁茂具合による調整

一方、水草が多く繁茂している水槽では、エビの適正数は少なめに見積もる方が賢明です。

水草が元気に育っている水槽では、2匹程度のエビで十分でしょう。

エビを多く入れすぎると、水草の新芽などを食べられてしまう恐れもあります。

適正数の目安

以上を踏まえると、30cm水槽でのヤマトヌマエビの適正数は以下のように考えられます。

  • コケが多い水槽:4匹以上
  • 水草が多い水槽:2匹程度
  • 平均的な水槽:2〜4匹程度

ただし、これはあくまで目安です。

エビの導入は、少なめから始めて、様子を見ながら徐々に数を増やしていくと失敗が少なくなります。

水質の維持も重要

エビの飼育数を考える上で、水質の維持も重要なポイントです。

エビは水質の変化に敏感な生き物なので、安定した水質を保つ必要があります。

30cm水槽は水量が少ないため、水質が変化しやすい傾向にあります。

そのような環境でエビの飼育数が多すぎると、排泄物の量が増え、水質悪化のリスクが高まります。

定期的な水換えとろ過装置のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

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45cm水槽には何匹入れていい?

45cm水槽の場合には、ヤマトヌマエビの適正飼育数は3〜6匹程度と言われています。

45cm水槽の水量は約34リットルなので、エビ1匹あたりの水量は5.6〜11.3リットル程度という計算になります。

ただし、これはあくまで目安であり、水槽内の環境によって適正数は変わってきます。

コケの発生量に応じた調整

45cm水槽でコケの発生が多い場合は、エビの適正数を多めに見積もることができます。

コケはエビの主要な餌となるため、コケが豊富にある環境はエビにとって好ましいと言えるでしょう。

コケの多い水槽であれば、6匹以上のエビを導入しても問題ないかもしれません。

ただし、エビを過剰に導入することは避けましょう。

餌となるコケの量とのバランスを考えることが大切です。

水草の繁茂状況を考慮した調整

反対に水草が多く繁茂している水槽では、エビの適正数は少なめに見積もる方が良いでしょう。

水草が多い環境では、コケの発生が抑えられるため、エビの餌が不足しがちになります。

水草が健康に育っている水槽では、3〜4匹程度のエビで十分かもしれません。

適正数の目安

以上を踏まえると、45cm水槽でのヤマトヌマエビの適正数は以下のように考えられます。

  • コケが多い水槽:6匹以上
  • 水草が多い水槽:3〜4匹程度
  • 平均的な水槽:3〜6匹程度

ただし、これはあくまで目安です。

エビの導入は、少なめの数から始めて、様子を見ながら徐々に数を増やしていくのが賢明でしょう。

水質管理の重要性

エビの飼育数を考える上で、水質管理も非常に重要なポイントです。

エビは水質の変化に敏感な生き物なので、安定した水質を保つ必要があります。

45cm水槽は30cm水槽よりも水量が多いため、水質の安定性は比較的高いと言えます。

しかし、エビの飼育数が多すぎると、排泄物の量が増え、水質悪化のリスクが高まりことに変わりはありません。

エビの健康状態をこまめにチェックすることも大切です。

60cm水槽には何匹入れていい?

60cm水槽の場合には、ヤマトヌマエビの適正飼育数は5〜10匹程度と言われています。

60cm水槽の水量は約60リットルなので、エビ1匹あたりの水量は6〜12リットル程度という計算になります。

ただし、これはあくまで目安であり、水槽内の環境によって適正数は変わってきます。

コケの発生量による適正数の調整

60cm水槽でコケの発生が非常に多い場合は、エビの適正数を多めに見積もることができます。

コケはエビの主要な餌となるため、コケが豊富にある環境はエビにとって好ましいと言えるでしょう。

コケの多い水槽であれば、10匹以上のエビを導入しても問題ないかもしれません。

ただし、エビを過剰に導入することは避けましょう。

餌となるコケの量とのバランスを考えることが大切です。

水草の繁茂状況による適正数の調整

反対に、水草が非常に多く繁茂している水槽では、エビの適正数は少なめに見積もる方が良いでしょう。

水草が健康に育っている水槽では、5〜7匹程度のエビで十分かもしれません。

適正数の目安

以上を踏まえると、60cm水槽でのヤマトヌマエビの適正数は以下のように考えられます。

  • コケが非常に多い水槽:10匹以上
  • 水草が非常に多い水槽:5〜7匹程度
  • 平均的な水槽:5〜10匹程度

大型水槽ならではの注意点

60cm水槽は、30cmや45cm水槽と比べると大型の部類に入ります。

大型水槽では、エビの飼育数が多くなりがちですが、それにともなういくつかの注意点があります。

まず、エビの飼育数が多いと、エビ同士の競争が激しくなる可能性があります。

エビ同士のストレスを軽減するために、十分な隠れ家を用意することが大切です。

また、エビの飼育数が多いと排泄物の量も多くなります。

定期的な水換えとろ過装置のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

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ヤマトヌマエビを水槽に入れすぎると起こる問題は?

ヤマトヌマエビを水槽に入れすぎると様々な問題が生じる可能性があります。

エビ同士のストレス

ヤマトヌマエビを過剰に導入すると、エビ同士の競争が激しくなり、ストレスを感じる可能性があります。

特に隠れ家や餌の奪い合いが起こりやすくなります。

ストレスを感じたエビは、成長が悪くなったり、病気に罹りやすくなったりします。

過剰なストレスは、エビの死亡につながる恐れもあります。

餌不足と水質悪化

ヤマトヌマエビの主な餌は、水槽内の付着藻やコケです。

エビを入れすぎると、これらの餌が不足し、エビが餓死してしまう恐れがあります。

エビが大量に死んでしまうと死骸が水質悪化の原因になります。

アンモニアや亜硝酸などの有害物質が増加し、他の生体にも悪影響を及ぼします。

水草への食害

ヤマトヌマエビは、餌不足になると水草を食べることがあります。

特に柔らかい新芽や弱った葉は食害のターゲットになりやすいです。

大量のエビがいる水槽では、水草が育たなくなったり、水景が維持できなくなったりする恐れがあります。

景観の悪化

ヤマトヌマエビは、水槽内で目立つ存在です。

あまりにもエビの数が多すぎると水槽内で目立ちすぎてしまい、景観を損ねてしまうことがあります。

また、エビの死骸や脱皮殻が大量に発生すると見た目が悪くなります。

エビの酸欠リスク

ヤマトヌマエビを入れすぎると、水槽内の溶存酸素が不足する恐れがあります。

エビは、体重あたりの酸素消費量が魚類よりも多いと言われています。

過剰なエビの存在は、水槽内の酸素バランスを崩す可能性があります。

特に夏場の高水温時には、酸素不足が起こりやすくなります。

エビが酸欠で死んでしまうと水質悪化に拍車がかかってしまいます。

酸素不足を防ぐためには、エアレーションの強化や過密飼育の回避が重要です。

また、夜間は植物の光合成が停止するため、酸素が不足しがちになりますので、夜間のエアレーション強化も検討しましょう。

定期的な水質チェックとエビの健康状態の観察も欠かせません。

ヤマトヌマエビを密生飼育するコツとは?

ヤマトヌマエビを高密度で飼育する場合には、いくつかの注意点があります。

十分な隠れ家の用意

エビは隠れる習性があるため、水槽内に十分な隠れ家を用意することが大切です。

流木や石組み、水草の茂みなどを活用し、エビが安心して隠れられる空間を作りましょう。

隠れ家が不足すると、エビ同士の競争が激しくなり、ストレスを感じる可能性があります。

余裕を持った隠れ家の確保が密生飼育の重要なポイントと言えます。

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エサの確保

ヤマトヌマエビは、主に水槽内の付着藻やコケを餌としています。

高密度飼育では、エビの数に見合った十分な餌の確保が必要不可欠です。

餌が不足するとエビが飢餓状態に陥り、健康を損ねる恐れがあります。

水槽内のコケや付着藻の発生具合を見ながら、必要に応じて人工飼料の補給も検討しましょう。

ただし、与えすぎには注意が必要です。

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水質管理の徹底

高密度飼育では、エビの排泄物が多くなるため、水質管理がより重要になります。

定期的な水換えとろ過装置のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

特にアンモニアや亜硝酸などの有害物質の蓄積には注意が必要です。

水質の悪化は、エビの健康を損ねるだけでなく、大量死のリスクにもつながります。

水質検査キットを使った定期的なチェックを心がけましょう。

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酸欠対策

高密度飼育では、エビの酸素消費量が多くなるため、酸欠のリスクが高まります。

十分なエアレーションを行い、常に酸素を供給することが大切です。

エアストーンの設置やエアポンプの強化などが有効な対策となります。

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ヤマトヌマエビの適正数まとめ

  • ヤマトヌマエビの適正飼育数は、水槽サイズやコケの発生量、水草の繁茂具合などを考慮して判断する。
  • 60cm水槽の場合、ヤマトヌマエビの適正飼育数は5〜10匹程度が目安となる。
  • ヤマトヌマエビを水槽に入れすぎると、エビ同士のストレス、餌不足、水質悪化、水草への食害などの問題が生じる可能性がある。
  • 30cm水槽では2〜4匹、45cm水槽では3〜6匹程度のヤマトヌマエビが適正飼育数の目安となる。
  • ヤマトヌマエビの導入は、少なめの数から始めて様子を見ながら徐々に増やしていくのが賢明である。
  • 高密度飼育では、十分な隠れ家の用意、エサの確保、水質管理の徹底、適切な水質の維持、酸欠対策などが重要となる。
  • 定期的な水質チェックとエビの健康状態の観察を怠らないことが、ヤマトヌマエビの飼育を成功させるポイントである。

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