飼育環境で変わるネオンテトラにおすすめの濾過フィルターと水流対策

飼育環境で変わるネオンテトラにおすすめの濾過フィルターと水流対策

   

熱帯魚水槽.com

飼育環境で変わるネオンテトラにおすすめの濾過フィルター

Home>>熱帯魚の雑学と疑問>>飼育環境で変わるネオンテトラにおすすめの濾過フィルターと水流対策

ネオンテトラネオンテトラを飼育するには、どのろ過フィルターを使用すればいいのか?おすすめの濾過フィルターは?ネオンテトラ飼育を始めようと思う方がまず初めに疑問に思うところではないでしょうか。

ただ、「ネオンテトラ飼育に最適(おすすめ)なフィルターは〇〇です。」と一言で答えることはできないのです。


何故なら、ろ過フィルターを設置する意味を理解し、ご自身がネオンテトラを飼育する環境と照らし合わせ、不足する要素を補うのがフィルターの役目だからです。

よってまずは濾過フィルターを設置する理由から再確認してみましょう。

水槽にフィルターを設置する理由

水槽にフィルターを設置する理由を一言で言えば、水槽内の水質を綺麗に保つ為です。

これは誰もが知るフィルターの働きですが、そこから少し掘り下げて、濾過フィルターがどのような働きをしているのかを考えてみると大きく分けて4つの働きがあります。

その働きとは、「物理濾過」・「生物濾過」・「水流」・「酸素供給」です。

それぞれのフィルターで上記働きに対して向き不向きがありますので、その特徴を理解しておきましょう。

上部フィルター
フィルター上部フィルターは物理濾過と水流、酸素供給の3つは得意ですが、生物濾過に対しては少々弱い面があります。

そのため、上部フィルターを利用して生物濾過を強化したい場合には、生物濾過を活性化させるためにろ材の追加をして使うことが多いものです。

外掛け式フィルター
フィルター外掛け式フィルターは水槽の縁に簡易的に取り付けることができるフィルターです。

その簡易性とコンパクト性から小型水槽には向いていますが、60cm水槽以上になると明らかな能力不足となることも多いものです。

物理濾過と水流、酸素供給の面では多少の効果は発揮しますが、生物濾過はほとんど当てにできないフィルターです。

イメージ的には上部フィルターの能力を弱めたものと考えるとわかりやすいはずです。

よって小型水槽のメインフィルターとして使用するか、簡易的に取り付けることができることから、他のフィルターの補助フィルターとして使用するには良いフィルターでもあります。

底面式フィルター
フィルター底面フィルターは底砂を利用して物理濾過と生物濾過を行うフィルターですので、底砂の種類と管理方法によって能力に大きな差が出ます。

上手く使用すれば、物理濾過と生物濾過の両方の能力を発揮できるおすすめの濾過フィルターです。

ただ底砂をろ材とするため、他のフィルターを使用した場合以上に定期的な底砂の掃除は欠かさないようにしなければなりません。

投げ込み式フィルター
フィルター投げ込み式フィルターは水槽の中に本体を入れて使用するフィルターで、どのような水槽や容器でも使用できる利便性はありますが、フィルターとしての能力は気休め程度と言わざるを得ません。



外部フィルター
フィルター外部フィルターは水槽の横(外部)に大きな容器を設置して濾過を行うシステムのため、ろ材を沢山使用できるフィルターです。

ろ材を沢山使用できるということは、それだけ生物濾過に貢献してくれる濾過バクテリアを維持することができるため、生物濾過に特化したフィルターとなっています。

物理濾過に対しても他のフィルターに負けず劣らずの性能はありますので、「濾過」という面では一番おすすめのフィルターです。

外部フィルターは構造上、酸素供給に対して苦手な面がありますが、その反面エアレーションを起こさないため、二酸化炭素を逃さないので水草育成に向いているフィルターです。


飼育環境からフィルターを検討する要素

各フィルターの特徴が理解できたら、ご自身の飼育環境に照らし合わせ、最適なフィルターを選びましょう。

水槽サイズ
飼育環境からフィルターを選ぶための一つ目の要素は水槽のサイズです。

45cmサイズ以上の水槽であれば、フィルターの選択肢は増えますが、それ以下の小型水槽では水槽に付属されたセット品のフィルターか外掛け式フィルターなどになってしまいます。

また、水槽サイズが大きければ大きいほど水量の確保ができるため水質は安定しやすくなります。

30cm水槽でネオンテトラを20匹飼うのと90cm水槽でネオンテトラを20匹飼うのでは明らかに水が汚れるスピードは違います。

水が汚れやすい=濾過能力の高いフィルターが必要。水が汚れにくい=濾過能力の低いフィルターでも問題ないとなります。

飼育する魚種
フィルター選びは飼育する魚種によっても左右されます。大型魚や肉食性の強い魚を飼育する場合には水が汚れやすいため生物濾過の力では全く追いつきません。

よってそのような魚種を飼育する場合には物理濾過に重点をおいた濾過フィルターを使用するようになります。

ネオンテトラの場合は観賞魚の中でも、特に小さく水を汚しにくいため、生物濾過重視でも物理濾過重視でも問題ありません。

飼育数
どんな種類の観賞魚でも飼育数と水槽内の汚れ具合は比例するものです。

例を挙げると、60cm水槽にネオンテトラを3匹飼育するのと100匹飼育するのでは水が汚れるスピードは明らかに違います。

水が汚れやすいということは、それだけ濾過能力の高いフィルターが必要になります。

逆にネオンテトラ3匹くらいなら濾過フィルターの設置をしなくとも、定期的な水換えのみで十分飼育できるはずです。

水槽内レイアウト
水槽内レイアウトと濾過フィルターに関連性があるのは意外かもしれませんが、生物濾過の観点からすると水槽内レイアウトは大きな意味を成しています。

底砂の種類や量によりそこに定着する濾過バクテリアの数にも大きな差がでますので、必然的に生物濾過の能力に差がでます。

また、水草などが多めに植えてあれば、水草本来の浄化能力によってある程度水質は維持されます。

よって水槽内にネオンテトラ10匹だけをいれた水槽と水草や底砂をいれた水槽では長期的に見ると、水槽環境に大きな差が出来るものです。

屋外のビオトープなどが、まさしく生物濾過を重点的に利用したものと言えます。

濾過フィルターの水流対策

ネオンテトラ飼育では、飼育環境に合わせてフィルターを選ぶと一つ問題が残るはずです。

それが、水流対策でしよう。

ネオンテトラは生息環境からもわかるように強い水流を嫌います。

ネオンテトラは流れに逆らって泳ぐ習性があるため、常に強い水流が起こっていると休むことができずに、泳ぎ疲れてしまいます。

そのため、水流対策が必要になってきます。

ただ、水流を弱めたいからろ過能力の弱いフィルターを選ぶというのはあまりおすすめできません。

飼育環境や飼育数と照らし合わせた結果、ろ過能力が弱いフィルターでも水質を維持できると判断したのであれば問題ありませんが、水質維持に難があると思われるものを使えば、すぐに水質は悪化してしまいます。

それでは飼育例からおすすめの濾過フィルターを考えてみましょう。

ネオンテトラ重視水槽
水草や底砂はほとんど入れずにネオンテトラだけを楽しむ水槽では、生物濾過や水草の浄化能力はほとんど働きませんので、物理濾過に重点を置いた濾過フィルターがおすすめです。

上部フィルターを設置して、水換えの頻度を多めにすることで水槽内の水質を保つようにします。

水草レイアウト水槽
水草を育てながら自然な感じの水景でネオンテトラを飼育する場合には、外部フィルターがおすすめです。

この場合には水草がしっかり育つ環境を維持してあげることで水槽内の水質は維持され、ネオンテトラにとってもいい環境となります。

屋外のビオトープに一番近い飼育スタイルと言えるでしょう。

机上の小さな水槽で飼育
小型水槽で数匹のネオンテトラを飼うのであれば外掛け式フィルターでも問題ありません。

ただ、この場合には物理濾過重視の飼育スタイルですので、こまめな掃除とエサの与えすぎには注意が必要です。

エサを沢山与えすぎて食べ残しが出たり、水換えや掃除をこまめに行わないとすぐに水質は悪化してしまいます。

どの飼育スタイル、濾過フィルターでも水槽内に隠れ家的なオブジェクトや水草を入れてあげることで水流が弱まり、ネオンテトラがゆっくりする場所ができますので、必ず水槽内には何かしらの障害物を入れてあげ、水流を弱める工夫をしてあげましょう。

フィルターによっては排水口の向きを変えることができるものもありますので、ガラス面に向けて排水させ、水流を弱めるなどの方法もあります。

水面に浮かべて育てるタイプの浮き草などを多めに入れるのも水質浄化と水流対策の面で効果が期待できます。

ただ、その時は浮き草がしっかり育つように照明を設置してあげる必要があります。

まとめ

どのような飼育スタイルで、どのような濾過フィルターを使用するかに決まりはありませんが、正しいフィルター選びは水質を維持しやすくなり、その結果ネオンテトラを健康的に育てることができるものなのです。


PR 水草 | 海水魚 | 金魚 | メダカ | ガーデニング | 苔育成 | トカゲ |

PR

よく読まれている記事

  • 失敗しないカージナルテトラの飼い方と繁殖

    熱帯魚 カージナルテトラ(カーディナルテトラ)は飼育が容易な事から初心者入門魚としても広く知られており、熱帯魚飼育をはじめようと思われている>>続きを読む


  • 失敗しないアフリカンランプアイ飼育 飼い方と繁殖・卵から稚魚

    熱帯魚 アフリカンランプアイは透き通るようなグレーの体色に目の上だけクリアブルーに光る幻想的なメダカで名前からもわかるようにナイジェリアなど>>続きを読む


  • ネオンテトラの飼い方と繁殖(産卵) | 繁殖方法・難易度・時期・兆候・卵の孵化まで

    熱帯魚 ネオンテトラは熱帯魚ショップでもカージナルテトラ(カーディナル)と並んで非常に人気のある熱帯魚です。カージナルテトラとの違いは腹部の>>続きを読む


  • アクアリウム水槽で発生する油膜の原因と対策

    熱帯魚 アクアリウム水槽で立ち上げ当初などによく水面に発生するギラギラした白い膜のようなもの、俗に油膜などと呼ばれていますが何故このような>>続きを読む


  • 水槽立ち上げ時のパイロットフィッシュ|入れるタイミングや期間・お勧めパイロットフィッシュ

    熱帯魚 水槽立ち上げ時のパイロットフィッシュのパイロットとはものごとを正しい方向に導く案内人という意味でここでは水槽内の水質を正しい方向へ>>続きを読む


  • 初心者でも失敗しないディスカス飼育と繁殖

    熱帯魚 いつの日からか熱帯魚の王様と言われるようになったディスカス。美しい体色と気品あるたたずまい、確かに熱帯魚の王様と呼ばれるにふさわしい>>続きを読む


  • 水槽の掃除方法と便利な掃除道具・掃除頻度を減らす方法

    熱帯魚 アクアリウムと水槽手入れ(掃除)は切っても切れない縁です。水槽の正しい掃除方法(仕方)から掃除を楽にする便利道具など水槽掃除を>>続きを読む


  • ミナミヌマエビだけが死ぬ!?赤くなる原因・死因・pHや水質を考える

    熱帯魚 過去3回挑戦して全滅です。水合わせはしています。最初は元気なのですがだんだんと身体が赤くなっていき弱っていきます。死んだときは茹でた>>続きを読む


    熱帯魚飼育の知識

  • 熱帯魚の原産国と飼育環境
  • 熱帯魚飼育に必要な設備
  • 熱帯魚飼育目的別水槽の選び方
  • 熱帯魚飼育を成功させるろ過フィルタ
  • 水槽ヒーターの選び方と注意点
  • 水質に影響を与える底砂の選び方
  • 流木の選び方とアク抜き方法
  • 熱帯魚購入から水槽に入れるまで

  • 熱帯魚水槽の最適な設置場所
  • 熱帯魚水槽の立ち上げセット方法
  • 水道水が使えない理由とカルキ抜き
  • 水槽が汚れる理由と濾過フィルター
  • ペーハー(pH)測定からわかる水槽環境
  • 熱帯魚購入の際の注意点
  • 熱帯魚の運搬と水槽にいれるまで
  • 熱帯魚水槽の日常管理

  • 餌の量と水質悪化の関係
  • 水換えの必要性と周期
  • 水槽掃除の仕方と注意点
  • コケの大量発生予防策と除去
  • 熱帯魚水槽の夏場の水温管理

    初心者向け熱帯魚の飼育法

  • カージナルテトラの飼い方と繁殖
  • ネオンテトラの飼い方と繁殖
  • アフリカンランプアイの飼い方と繁殖
  • グッピーの飼い方と繁殖
  • ベタの飼い方と繁殖
  • ヤマトヌマエビの飼い方と繁殖
  • コリドラスの飼い方と繁殖
  • グーラミィの飼い方と繁殖
  • グローライトテトラの飼い方と繁殖
  • レッドビーシュリンプの飼い方と繁殖
  • オトシンクルスの飼い方と繁殖
  • エンゼルフィッシュの飼い方と繁殖
  • 初心者でも失敗しないディスカス飼育
  • 稚魚の餌インフゾリアとブラインシュリンプ

    熱帯魚の病気と害虫駆除

  • 熱帯魚の病気の発見方法
  • 熱帯魚を病気にさせない毎日の世話
  • 熱帯魚の病気 治し方
  • 熱帯魚の薬浴
  • ひれぐされ病の原因と治し方
  • 白点病の原因と治し方
  • ウーディニウム病の原因と治し方
  • 水槽内の害虫対策方法
  • ヒドラ・プラナリアの駆除
  • 水槽内のスネール退治