水槽の水を綺麗にする濾過バクテリアを繁殖させる方法と確認方法とは?

2020年8月17日

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水槽の水を綺麗にする濾過バクテリアを繁殖させる方法と確認方法とは?

水槽のバクテリアを繁殖させる方法とは?

水槽のバクテリアの確認方法は?

水槽内のフンを分解するバクテリアの働きとは?

こんな水槽のバクテリアに関する疑問についてご紹介いたします。

水槽のバクテリアを繁殖させる方法とは?

水槽内でバクテリアを効果的に増やすためには、まず水質の基盤を整えることが欠かせません。

バクテリアは有機物を分解する重要な存在ですので、適切な栄養源を確保しながら環境を整備していきます。

最初に、水槽をセットアップする際は、ろ過システムを重視してください。

生物濾過に適したスポンジフィルターやバイオフィルターを導入すると、バクテリアの住処が増え、繁殖がスムーズになります。

これらのフィルターは、水の流れを穏やかに保ちつつ、微生物の定着を促します。

バクテリアの種類を考慮する

バクテリアには主に硝化バクテリアと分解バクテリアが存在します。

硝化バクテリアはアンモニアを硝酸塩に変換する役割を担い、水槽の安定に不可欠です。

一方、分解バクテリアは有機物の粗分解を担当します。

これらをバランスよく育てるために、水槽のサイズに合った照明を調整しましょう。

暗めの環境がバクテリアの成長に適している場合が多く、直射日光を避けることで藻類の過剰発生を防ぎ、バクテリアの競争を軽減できます。

栄養源の管理

バクテリアの餌となる有機物をコントロールすることが繁殖の鍵です。

魚の餌やりを控えめにし、残餌を最小限に抑えると、自然な栄養供給が可能です。

また、枯葉や木片を少量加えることで、有機物の多様性を高め、バクテリアの多様な種を呼び込みます。

ただし、過剰になると水質が悪化しますので、週に一度の部分水換えを組み合わせて調整してください。

この水換え時には、古い水を少し残すようにすると、既存のバクテリアを維持しやすくなります。

pH値と酸素の影響

水のpH値を6.5から7.5の範囲に保つと、バクテリアの活性が向上します。

pHが極端にずれていると増殖が止まるため、市販のpH調整剤を慎重に使ってください。

また、酸素供給を十分に確保するために、エアストーンを追加すると効果的です。

酸素が豊富な環境では、バクテリアの代謝が活発になり、繁殖速度が上がります。

こうした要素を組み合わせることで、水槽全体の生態系が徐々に成熟していきます。

長期的なモニタリング

バクテリアの繁殖は一朝一夕にはいきませんので、毎日水の状態を観察し、必要に応じて微調整を加えましょう。

例えば、水の流れを弱くすると、バクテリアがフィルターに留まりやすくなります。

さらに、植物を植えることで、根の部分がバクテリアの基盤となり、繁殖を支えます。

このように、さまざまな要素を連携させることで、水槽は健全なバランスを保てるようになります。

水槽のバクテリアの確認方法は?

水槽内のバクテリアは目に見えない存在ですので、直接観察することはできません。

代わりに、水質の変化や間接的な兆候を丁寧に読み取ることで、確実に存在を確認していきます。

こうした確認作業を日常的に行うと、水槽の健康状態を早く察知できるようになります。

水質試験薬を使った科学的確認

最も信頼できる方法は、水質試験薬やテストキットを用いることです。

アンモニア、亜硝酸、硝酸塩の三つの数値を定期的に測定してください。

新設水槽では最初にアンモニアが上昇し、次に亜硝酸がピークを迎え、最後に硝酸塩が検出される流れが理想的です。

アンモニアと亜硝酸がほぼゼロになり、硝酸塩だけが安定して検出される状態になれば、硝化バクテリアが十分に定着している証拠となります。

この測定は週に一度程度行うと、水槽の成熟度を正確に把握できます。

濁りや膜の観察

水槽の水が急に白く濁り、数日で自然に透明に戻る現象が見られた場合、それはバクテリアブルームと呼ばれる状態です。

大量のバクテリアが一気に増殖している証拠であり、良い兆候と考えられます。

また、フィルターのスポンジやろ材の表面に薄い白っぽい膜やぬめりが形成され始めたら、そこにバクテリアのコロニーが育っているサインです。

触ってみると滑りやすい感触があり、悪臭がなければ健全なバクテリアの存在を示しています。

泡の立ち方と持続性

水面に細かい泡が立ち、それが数時間から数日間消えずに残る場合も、バクテリアの活動が活発になっている目安です。

特に蛋白質を分解するバクテリアが働くと、表面張力を下げる物質を生成し、泡が安定しやすくなります。

一方、大きな泡がすぐに消える場合は、まだバクテリアが十分に育っていない可能性があります。

この泡の様子を毎日チェックすると、微妙な変化に気づきやすくなります。

底床やガラス面の変化

底砂やソイルの表面に茶色っぽい薄い層が広がり始めたら、分解バクテリアが有機物を処理している証拠です。

また、水槽のガラス面に薄い茶色の斑点や膜が付着し、指で軽く拭いてもすぐに戻らない場合、そこにもバクテリアが定着しています。

これらの付着物は藻類とは異なり、柔らかく均一な質感が特徴です。

こうした視覚的な変化を注意深く観察することで、バクテリアの分布状況を推測できます。

生き物の状態からの間接確認

水槽内の魚やエビ、無脊椎動物の様子も重要な手がかりになります。

餌をしっかり食べ、活発に泳ぎ、呼吸が落ち着いている状態が続けば、バクテリアが有害物質を適切に処理していると考えられます。

逆に、魚が水面で口をパクパクさせたり、底にじっとしている時間が長くなったりした場合は、バクテリアの働きが不十分な可能性があります。

生き物の行動を毎日記録しておくと、変化を早期に捉えられます。

複数の兆候を組み合わせる

一つの指標だけに頼らず、試験薬の数値、視覚的な変化、泡の様子、生き物の状態を総合的に判断してください。

それぞれの兆候が一致して良い方向を示しているとき、水槽内のバクテリアは確実に機能していると言えます。

こうした多角的な確認を習慣にすることで、水槽管理の精度が格段に向上します。

水槽内のフンを分解するバクテリアの働きとは?

水槽内で魚のフンが溜まると、そこからさまざまな変化が始まります。

フンは主にタンパク質や有機物を多く含んでおり、これらが自然に分解される過程でバクテリアが重要な役割を果たします。

バクテリアはこれらの有機物を段階的に処理し、水槽の環境を保つ仕組みを支えています。

有機物分解菌の初期処理

フンが水槽の底に沈むと、まず異栄養性バクテリアと呼ばれるグループが活動を始めます。

これらのバクテリアは、フンに含まれる複雑な有機物を酵素を使って細かく分解します。

タンパク質をペプチドに変え、さらにアミノ酸まで砕くような働きです。

この段階では、固形のフンが柔らかくなり、水中に溶け出しやすい形に変わっていきます。

バチルス属などのバクテリアが特に活躍し、フンの塊を急速に減らす役割を担います。

こうした分解は酸素を消費しますが、水の流れが良い場所で効率的に進みます。

アンモニアへの変換とその意味

分解が進むと、フン由来の有機物はアンモニアという化合物に変わります。

このアンモニアは水に溶けやすく、水槽全体に広がる性質があります。

異栄養性バクテリアの働きにより、フンの物理的な存在が目立たなくなる一方で、無害化の次のステップが必要になります。

ここで重要なのは、初期分解が速やかに行われることで、後続のバクテリアに適切な量の基質を供給する点です。

硝化菌による毒性低減の連鎖

アンモニアが発生すると、硝化菌と総称される自栄養性のバクテリアが本格的に動き出します。

まずニトロソモナス属などのアンモニア酸化菌が、アンモニアを酸化して亜硝酸に変換します。

この反応はエネルギーを生み出し、バクテリア自身の成長を支えます。

次に、ニトロバクター属やニトロスピラ属の亜硝酸酸化菌が亜硝酸を取り込み、硝酸塩まで酸化します。

これにより、フンから生じた有害な窒素化合物が、相対的に毒性の低い硝酸塩へと変わるのです。

この連鎖反応は好気的な環境で最適に機能し、フィルターや底床の表面で厚いバイオフィルムを形成しながら進みます。

嫌気性領域でのさらなる処理

水槽の深い底床やろ材の内部では、酸素が少ない嫌気的な場所が存在します。

そこで脱窒菌と呼ばれるバクテリアが硝酸塩を窒素ガスに還元します。

このガスは水面から大気へ放出され、水槽から完全に除去されます。

こうした嫌気性処理は、硝酸塩の蓄積を抑え、長期間の水質安定に寄与します。

特に砂利の厚い層や多孔質のろ材が、この領域を広げて効果を高めます。

バクテリア間の相互作用

これらのバクテリアは単独ではなく、互いに連携しています。

有機物分解菌が作ったバイオフィルムが硝化菌の定着基盤となり、硝化菌の活動が嫌気性菌の餌を供給します。

また、原生動物などの微小生物が過剰なバクテリアを捕食し、バランスを調整します。

この生態系の連動により、フンの分解は単なる汚れの除去を超え、水槽全体の浄化システムとして機能するのです。

こうした多様なバクテリアの働きが、水槽を自然に近い状態で維持します。

おすすめ濾過バクテリア剤

最後に濾過バクテリアの繁殖を早めるために使われるバクテリア剤についても触れておきましょう。

バクテリア剤を使用したいけれど、どのようなバクテリア剤を使えばいいのかわからないと言うような方にいくつかおすすめのバクテリア剤をご紹介いたします。

まず、有名メーカーの販売しているバクテリア剤であれば、問題が起こるようなことはほとんどないものです。

無名メーカーのものが悪いと言っているわけではありませんが、バクテリアという目には見えない存在のものの良否を判断するには販売元の信頼度や購入者のレビューなどを参考にするしか判断方法はないと思います。

通販で購入できるものの中でお勧めのバクテリア剤をご紹介いたします。

スーパーバイコム

スーパーバイコム21で餌の食べ残しや生体の糞などの有機物を分解し、アンモニアを生成します。

その後有害なアンモニアや亜硝酸をスーパーバイコム78が硝酸塩に分解し水草が吸収しやすい形へと変化させます。

GEX サイクル

GEXサイクルは独立栄養細菌と従属栄養細菌のバクテリアを休眠状態で高濃度配合しており、以前のものに比べて5倍の高濃度タイプなのでバクテリアの量が多いのが特徴です。

シマテック PSB

シマテックPSBは水質浄化能力のある生きた光合成細菌を含んでいます。

このバクテリア剤も有害有機物を分解しながら害の少ない物質へと変化させていきます。

このあたりのバクテリア剤からご自身の水槽に合うものを選んで使用してみることをおすすめします。

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