水槽の泡立ち 水面から泡が消えない 気泡の原因と対策

2020年4月19日

水面の泡

水槽水面の泡が消えない。エアレーションの泡が残る。

水槽の水面やふちが泡だらけになる原因は?

水槽の泡の影響は?放置しても大丈夫?

水槽の泡を消す方法は?

こんな水槽の水面に現れる消えない泡に関する疑問についてご紹介いたします。

水槽の水面に泡が浮く・気泡が消えない原因

水槽立ち上げ時には無かった細かい泡のようなものが水槽の水面に浮いている。

このような経験をされたことのある方も多いのではないでしょうか。

この泡立ちには俗に言う「水槽の油膜」が大きく関係しています。

水面に泡を残す原因となっている油膜と呼ばれるものの成分の多くはタンパク質です。

タンパク質が水面を覆い尽くすことにより、酸素や二酸化炭素が水面から放出される際に泡となって残るのです。

普段はあまり目には見えてはいないので実感しにくいかもしれませんが、水中からは常に酸素が放出されています。

エアレーションなどを行うと過剰になった酸素が水面にぶくぶくと放出され、水面を揺らす姿を見ることができるはずです。

その酸素を受け止めるものが何もない状態なら、酸素はそのまま空気中に逃げていけるのですが、水面をタンパク質が覆ってしまうとそのタンパク質に捕まり、泡のようになって残るのです。

水草水槽などで二酸化炭素の添加を行っている場合には酸素だけではなく二酸化炭素が水面に泡状になり残ってしまうこともあります。

水槽が泡立つ原因

水槽が泡立つ仕組みは理解できたと思いますが、そこで出てくる疑問、タンパク質はどこから水槽内に侵入してくるのでしよう。

実はタンパク質は水槽内で生成されているのです。

泡立ちの原因となるタンパク質は生物由来の有機物で水槽内では、生物の死骸、餌の食べ残し、バクテリアの死滅、枯れた水草などあらゆるものから生成されます。

その中でも原因がわかりにくく、多くの人がぶつかる壁がバクテリアの死滅です。

ここで?水槽内での分解の仕組みはそのような物質からアンモニアが生成され、アンモニアから亜硝酸塩が生成され、亜硝酸塩から硝酸塩が生成されるのでは?と思われる方もいるかもしれません。

確かに腐敗の仕組みはその通りなのですが、その腐敗の前に有機物からタンパク質が生成され、その後アミノ酸へと変わっていく熟成が起きます。

熟成という呼び方が正しいのかどうかはわかりませんが、アンモニア生成の前にタンパク質が生成されているのです。

水槽の泡の影響は?放置しても大丈夫?

水槽の水面に現れる泡の原因がタンパク質で水槽内から発生するものなら、そのまま放置しても大丈夫なのか?

泡の消し方がわからないからそのまま自然消滅するのを待ってみよう。

このような考え方はあまりおすすめできません。

その理由は水面に泡が残るような環境が維持されてしまっているからです。

水面に泡が残るということは水槽管理においてあまり良くない環境を意味しています。

その環境をそのまま維持していても改善される可能性は低いと言えます。

水面に油膜(泡)があるからといってすぐに生体が死んでしまうようなことはありませんが、環境がよくないことは長い目でみると生体に悪影響を及ぼすことは間違いありません。

水面に泡が残るような状態が続くと

  • 水面でガス交換が行われにくくなり新鮮な酸素が水上より入ってこない。
  • 水面で光が減衰するため水中の水草や植物プランクトンの成長が鈍る。
  • バクテリアが死滅している状態が続くと水質が急激に悪化する。

このような理由から水面の油膜対策はできるだけ早く行う方が良いものです。

水槽の泡立ちを消す方法・泡対策

水槽の泡立ちの対策は泡立ちの原因となるタンパク質の除去が大切です。

タンパク質を生成するものを水槽内から取り除き、濾過バクテリアによるろ過を活発にすることが泡立ち対策となります。

生物の死骸はないか、枯れた水草はないか、餌の与え過ぎ、食べ残しはないか目視で確認できるものはこまめに取り除くようにします。

それらの問題がなければ、先にも少し触れましたバクテリアの死滅について検討していきましょう。

バクテリアの死滅とは、水槽内で生物濾過を行ってくれるバクテリアが死んでしまうことです。

生物濾過の主役が死んでしまっては水槽内の生物濾過は機能しませんので、いつまで経っても水槽は立ち上がりません。

バクテリアの死滅を防ぐには、バクテリアがうまく育つ(繁殖する)管理方法を徹底するしかありません。

よく言われることが、水道水を直接使用しないでしっかりカルキ抜きをすることやろ材は水道水で洗わずに水槽の水をくみ置きし、濯ぐ程度にするなどです。

このように根本的な原因をしっかり対策しながら、水面に浮いているものをこまめに取り除いていくことで水中のタンパク質も減らしていくことができます。

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水槽の泡立ちの対策はタンパク質の原因となる有機物を水槽内に増やさないことと、ろ過バクテリアをしっかり繁殖させることに尽きます。

しっかり立ち上がっていない水槽では、水が白濁したり、水面が泡立ったり、茶色いコケが生えたりしてしまいますが、しっかり立ち上がった水槽では、水は非常にクリアとなり、透き通ったような光景を見ることができます。

水槽の底面は餌の食べ残しや熱帯魚の糞などで非常に汚れやすいものです。

水槽の上部の水だけを掬い出すような水換えでは水質が悪化しやすくなります。

底床クリーナーなどで水槽の底面を掃除しながら水換えを行うようにすることでしっかりとした水質維持を行うことができます。

常に水を綺麗に保つことを意識しながらろ過バクテリアの繁殖を行うことで水面の泡は無くなっていくはずです。

底床クリーナー

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水面に浮いた油膜をそのままにしておくことは水槽内のガス交換を鈍らせ、多くの問題を引き起こしますので一時的な対策としてスキマーなどを利用して油膜を除去する方法があります。

スキマーなどの油膜取りアイテムを使用し、まずは油膜を取り除くことをお勧めします。

スキマー

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水槽水面の泡の原因と対策まとめ

  • 水槽の水面が泡だらけになる原因は油膜であり、その成分の多くはタンパク質。
  • 油膜が発生する原因の多くは餌の食べ残しや糞などの蓄積や濾過バクテリアの死滅。
  • 水面の泡や油膜を放置してもすぐに生体が死んでしまうことはないが、環境が悪化していることは間違いない。
  • 油膜を長期間放置すると水槽環境がさらに悪化して生体に害を及ぼす可能性が高い。
  • 泡を閉じ込める油膜はスキマーによって除去できる。
  • 水面の油膜の根本的な対策は水槽環境や世話の仕方の見直しが必要

今回は水槽の水面に発生する泡と油膜の関係についてご紹介しました。皆様の水槽管理の参考にしていただけると幸いです。

水槽のトラブルについてまとめましたので合わせてご覧ください。

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