ミナミヌマエビの餌のおすすめランキングは?
ミナミヌマエビの繁殖におすすめの餌は?
ミナミヌマエビには水草や野菜も餌になる?
ミナミヌマエビの餌はメダカの餌でも大丈夫?
ミナミヌマエビの餌の通販人気ランキングは?
こんなミナミヌマエビの餌のおすすめに関する疑問についてご紹介いたします。
目次
ミナミヌマエビの餌のおすすめは?
「ミナミヌマエビを飼い始めたけれど、どんな餌を与えれば良いのか分からない。」
「ミナミヌマエビはどんなものを好んで食べるのか?」
そんな疑問に対してミナミヌマエビにおすすめの餌と与え方についてご紹介いたします。
水槽内に生える藻やコケ
ミナミヌマエビの食性は植物食傾向の強い雑食です。
そんなミナミヌマエビが主食として好んで食べるのが、水中に発生する藻やコケです。
藻やコケは生体を飼育している水槽内に自然に発生するので、時間が経てば自然と餌が沸いてきます。
ですが、中にはミナミヌマエビが食べられない種類の藻やコケが発生する事もあります。
ミナミヌマエビが食べるのは、「茶色いコケ(珪藻)」や「アオミドロ」などの比較的柔らかい藻やコケです。
黒髭コケや斑点状コケのような硬い種類のコケはほとんど食べません。
そのため、これらの硬い藻やコケが生えていたら、掃除して取り除くようにしましょう。
ミナミヌマエビの餌となる茶色いコケ(珪藻)やアオミドロは、そのまま放置しておいて構いません。
確かに、これらの藻やコケが発生すると、水槽内が汚れて見えて鑑賞性が下がってしまいます。
ですが、ミナミヌマエビにとっては餌が豊富な理想的な環境です。
水槽内に自然に発生する餌でミナミヌマエビを育てたいという場合には、多少の藻やコケはそのまま残しておいてあげましょう。
水槽内に発生する微生物
水槽内に発生する植物性プランクトンや動物性プランクトンなどの微生物、また、これら微生物の死骸なども、ミナミヌマエビにとって貴重な餌となります。
植物食性の強いミナミヌマエビですが、植物食だけでは栄養が偏ってしまいます。
そこで必要となるのが微生物です。
微生物を食べることで、植物食だけでは摂取できない栄養素を補うことができます。
植物性プランクトンなどの微生物は水槽内に自然に沸いてきますが、底砂や水草などを入れた方がより発生しやすくなります。
そのため、ミナミヌマエビを飼育する水槽には必ず底砂と水草を入れるようにしましょう。
このような環境を整えても、微生物が発生するまでには多少時間がかかります。
早く微生物を沸かせたいという場合には、微生物の餌となる「微生物の素」を使うと良いでしょう。
微生物は稚エビの餌としても最適です。
微生物が豊富に沸いている環境では、稚エビが餓死するリスクが下がり、生存率が上がります。
ミナミヌマエビの脱皮した殻
ミナミヌマエビの成長段階で見られるのが「脱皮」です。
小さくなった殻を脱ぎ捨てて、一回り大きな体に成長します。
この脱皮に必要な栄養素が「カルシウム」です。
カルシウムが不足すると脱皮不全に陥る危険があります。
脱皮に欠かせない栄養素であるカルシウムを摂取するのに役立つのが、「ミナミヌマエビが脱皮した殻」です。
脱皮した殻にはカルシウムが豊富に含まれているので、そのまま水槽内に放置して、ミナミヌマエビに食べさせてあげましょう。
赤虫
赤虫はタンパク質が豊富で栄養価の高い餌です。
メダカなどの魚に与えるイメージが強いですが、ミナミヌマエビも喜んで食べます。
ミナミヌマエビを早く大きく成長させたい時などは、赤虫を定期的に与えてあげると良いでしょう。
ミナミヌマエビに与える際には、底に沈みやすい冷凍赤虫がおすすめです。
赤虫は優れた餌ですが、水を汚しやすいというデメリットがあるので、食べ残しが出たら素早く回収するようにしましょう。
また赤虫を主食とはせず、副食として少しずつ与えるようにすると良いでしょう。
エビ専用の人工飼料
水槽内に藻やコケ、微生物などが豊富に沸いている環境ならば、その他の餌を与える必要は基本的にありません。
しかし、以下のような場合には、餌を与える必要があります。
- 水槽内に発生する餌だけでは足りない(藻などの発生量が少ない、もしくはミナミヌマエビの個体数が増えすぎたなど)
- ミナミヌマエビの成長を促進させたい
- ミナミヌマエビの繁殖を促したい
このような場合には餌を与えてあげる必要が出てきます。
そんな時に役立つのがエビ専用の人工飼料です。
エビ専用の人工飼料には、エビの健康な成長に欠かせない栄養素が、バランスよく配合されています。
また、水槽の底で生活するエビに素早く餌が届くように、すぐに沈む作りになっているのが特徴です。
エビ専用の人工飼料させ与えていれば、ミナミヌマエビに必要な栄養素は補えるので、与える餌に困った時はエビ専用の人工飼料を与えるのがおすすめです。
ミナミヌマエビの繁殖におすすめの餌
ミナミヌマエビのオスとメスが揃っているにも関わらず、なかなか繁殖しないという場合、原因の一つとして「栄養不足」が考えられます。
繁殖・産卵はとても体力を使うため、餌が不足するなどして満足な栄養が摂れていないと、繁殖力が落ちてしまうのです。
そのため、ミナミヌマエビを積極的に繁殖させたい場合には、餌を十分に与える必要があります。
ミナミヌマエビの繁殖におすすめの餌は、栄養価が高く、栄養バランスに優れている餌がおすすめです。
タンパク質が豊富で栄養価の高い赤虫や、栄養バランスに優れたエビ専用の人工飼料を与えると良いでしょう。
もちろん、水槽内に自然発生する藻やコケ、微生物などの餌だけでも、ミナミヌマエビは繁殖します。
しかし、より積極的に繁殖を促したいという場合には、赤虫やエビ専用の人工飼料といった、より栄養価の高い餌を与えるのがおすすめです。
ミナミヌマエビには水草や野菜も餌になる?
ミナミヌマエビは植物食性の強い雑食のエビです。
という事は、水槽内にレイアウトした水草や、私たち人間が普段食べるような野菜なども、ミナミヌマエビの餌となるのでしょうか?
まずは、水草がミナミヌマエビの餌になるのか? という点から説明していきます。
結論から言うと、ミナミヌマエビは水草を直接食べる事はほとんどありません。
水草に発生した藻やコケ、植物性プランクトンなどの微生物は食べますが、水草自体を食べる事はありません。
水草を食べてしまう心配が無いので、水草水槽の掃除係としてもミナミヌマエビは重宝されるのです。
同じヌマエビ科でも、一回り体の大きなヤマトヌマエビは柔らかい水草を食べてしまうことがありますので注意が必要です。
このように、ミナミヌマエビは水草を食べることはありません。
水草を入れることでミナミヌマエビの餌となる藻やコケ、微生物の発生を促す事ができるので、水草はミナミヌマエビ飼育において重要なアイテムの一つだと言えます。
次に、野菜がミナミヌマエビの餌となるのか? についてです。
結論から言うと、野菜はミナミヌマエビの餌になります。
ほうれん草や小松菜、キャベツなどの葉物野菜はもちろん、ブロッコリーの茎のような、普段私たちがあまり食べないような物も、ミナミヌマエビは食べてくれます。
ただし、生のまま与えると硬くて食べられないので、一度茹でて柔らかくしてから与えるようにしてください。
もう一点、ミナミヌマエビに野菜を与える際に注意したいのが農薬です。
ミナミヌマエビは農薬などの薬品に対して耐性がとても低いため、野菜に農薬が残っていた場合、死滅してしまう恐れがあります。
ミナミヌマエビに野菜を与えるのならば、安全性の高い無農薬の野菜がおすすめです。
また先にも記載しましたが、植物質の餌だけでは栄養バランスが偏ってしまいますので、野菜だけ与え続けるというのはあまりおすすめできません。
ミナミヌマエビの餌はメダカの餌でも大丈夫?
ミナミヌマエビは穏やかな性格をしており、他の生体を攻撃する事がありません。
そのため、メダカなどの小型魚のタンクメイトとして、一緒の水槽で飼育している方が多くいます。
では、ミナミヌマエビをメダカと一緒に飼育している場合、ミナミヌマエビの餌としてメダカの餌を与えても大丈夫なのでしょうか?
結論から言うと、ミナミヌマエビにメダカの餌を与えても問題ありません。
ミナミヌマエビは雑食なので、基本的になんでも食べます。
メダカ以外にも、グッピーやネオンテトラなどの小型熱帯魚の餌や、プレコの餌などを与えても、問題無く食べて成長してくれます。
そのため、他の魚との混泳水槽の場合、ミナミヌマエビは魚が食べ残した餌を食べて成長するので、ミナミヌマエビ専用の餌を与える必要は基本的にありません。
メダカの数が多く、食べ残しの餌があまり出ないなど、ミナミヌマエビの餌が不足している場合に、エビ専用の人工飼料を与えるようにすれば十分です。
このように、ミナミヌマエビにメダカの餌を与えても、ミナミヌマエビは問題なく成長します。
ですが、ミナミヌマエビの単独飼育水槽でメダカの餌を与えるのはあまりお勧めしません。
何故なら、メダカの餌はメダカが食べやすいように、浮上性になっているからです。
水に浮く性質の餌なので、ミナミヌマエビの生息する水底に沈むまで時間がかかってしまうのです。
混泳水槽であれば、メダカが餌を啄む衝撃で餌が崩れてすぐに沈んでいきますが、ミナミヌマエビの単独飼育水槽の場合では、餌が自然に沈むまで時間がかかってしまいます。
さらに、ミナミヌマエビの近くにピンポイントで落とすのが難しいため、ミナミヌマエビが餌を見つけられずに、食べ残しが出てしまう可能性が高いです。
そのため、ミナミヌマエビの単独飼育の場合には、メダカの餌のような浮上性の餌は避け、素早く沈む沈下性のエビ専用の餌を使う事をおすすめします。
もしエビ用以外の餌を使うのならば、同じ沈下性の餌である、プレコの餌を使う事と良いでしょう。
以上のように、ミナミヌマエビにメダカの餌を与えても問題はありません。
そのため、混泳水槽であれば、メダカの餌だけ与えていれば、ミナミヌマエビも十分に育てられます。
しかし、ミナミヌマエビのみの単独飼育の場合、メダカの餌のような浮上性の餌は使い勝手が悪いので、沈みやすいエビ専用の人工飼料がおすすめです。
ミナミヌマエビの餌の通販人気ランキング
水槽内に自然発生する藻やコケ、微生物だけでも、ミナミヌマエビは成長・繁殖します。
しかし、ミナミヌマエビが大量に繁殖するなどして、自然発生する餌だけでは不足してしまうケースがあります。
また、早く大きく成長させたい場合や、繁殖力を高めたいという場合には、より栄養価が高く、栄養バランスに優れた餌が必要です。
そのため、ミナミヌマエビ用の餌を1つ用意しておくことをおすすめします。
ここでは、人気が高いミナミヌマエビにおすすめの餌をご紹介します。
ミナミヌマエビの餌選びの参考にしていただけると幸いです。
1位 キョーリン ひかりヌマエビ
ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどの淡水エビ専用の人工飼料です。
小さなエビでも持ちやすい、小型のスティック状の形状をしています。
体の小さなミナミヌマエビでも1匹1粒ずつ持って食べる事ができます。
食べ終わるまで餌が崩れにくく、水を汚しにくいのも嬉しいですね。
エビの成長に必要な栄養素をバランスよく配合しているので、この餌1つでミナミヌマエビを健全に育てる事ができます。
2位 コメット ヌマエビの主食
ミナミヌマエビなどの淡水エビの成長に欠かせない、カルシウムなどの各種ミネラルやビタミン類をバランスよく配合した、バランス栄養食です。
水槽内に自然発生する藻やコケだけでは不足しがちな栄養素を補う事ができます。
小粒なので、体の小さなミナミヌマエビも1粒ずつ持って食べる事ができます。
計量スプーンが付いているので、手を汚す事なく餌を与えられるのも良いですね。
食い付きがとても良い上に、内容量が40gと多めで値段も安価なので、コスパが高い餌です。
3位 キョーリン ひかりエビ
ビーシュリンプやヌマエビなどの、草食性甲殻類専用の人工飼料です。
海藻やスピルリナといった植物性原料がたっぷりと配合されており、草食性が強いエビ類の主食としてピッタリです。
脱皮を正常に行うために必要な「カルシウム」や、エビの血液の構成に必要な「銅分」などを吸収しやすい形で配合しており、エビの健全な成長を促してくれます。
栄養価が高く栄養バランスも良いので、ミナミヌマエビの成長を促したい時はもちろん、繁殖力を高めたい時にもおすすめの餌です。
稚エビでも持てる小粒サイズなので、稚エビから親エビまで、これ1つで育てる事が出来るのも嬉しいポイントですね。
4位 オクトジャパン オクトゼニスプロ ヌマエビ
国内製造、着色剤不使用で安心な、ヌマエビ専用の人工飼料です。
植物食性が強いヌマエビに合わせ、各種海藻類を配合し、さらにタンパク質などを補うエビミールも配合されています。
嗜好性は抜群で食い付きが良く、餌を落とすとすぐに寄ってきて、奪い合いが起こるほどです。
粒は少し大きめなので、匹数に合わせて割って使うと良いでしょう。
ミナミヌマエビの成長促進から繁殖を促したい時にも役立つ人工飼料です。
5位 クリーン赤虫ミニキューブ
タンパク質が豊富で栄養価の高い赤虫は、ミナミヌマエビの繁殖を促したい時に役立ちます。
キョーリンのクリーン赤虫は、病原菌を水槽内に持ち込まないように、キョーリン独自の殺菌方法で赤虫の体内まで殺菌しているので、安心して与える事ができます。
キョーリンの赤虫はタンパク質が豊富なだけでなく、赤虫の体内にビタミン複合体を取り込ませているので、不足しがちなビタミン類も摂取できるのが嬉しいですね。
ミナミヌマエビの飼育数にもよりますが、一度にそれほど多くの赤虫を必要としないので、内容量の少ないミニキューブがおすすめです。
赤虫は水を汚しやすいので、食べ残しは放置せず、すぐにスポイトなどで回収するようにしてください。
以上がミナミヌマエビの餌の人気ランキングです。
どれもミナミヌマエビに適した餌なので、飼育匹数や飼育環境に合わせて、使いやすい餌を選んでみてください。
ミナミヌマエビの餌まとめ
- 植物食性の強いミナミヌマエビは、水槽内に自然発生する藻やコケなどを好んで食べる
- 繁殖には体力を使うので、栄養価の高い餌を与えてあげると繁殖力が高まる
- ミナミヌマエビは水草を食べる事は無く、水草に発生する藻やコケ、微生物を食べる
- 野菜はミナミヌマエビの餌となるが、農薬が残っていると危険なので、無農薬の野菜を使うと安全
- ミナミヌマエビにメダカの餌を与えても元気に成長するが、メダカの餌は浮上性なので、沈ませにくいと言う点に注意
- 餌不足や栄養不足に対応できるように、ミナミヌマエビ専用の餌を一つ常備しておくと安心
今回はミナミヌマエビの餌のおすすめに関する疑問についてご紹介しました。皆様のミナミヌマエビ飼育の参考にしていただけると幸いです。