ベタ水槽に隠れ家は必要?100均アイテムや水草でも大丈夫?

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ベタの隠れ家

ベタ水槽に隠れ家は必要?繁殖に使う?

ベタの隠れ家は100均のアイテムで自作できる?

ベタの隠れ家は水草でも大丈夫?

ベタの隠れ家のおすすめは?

人工水草ベタのおやすみリーフとは?

こんなベタの隠れ家に関する疑問についてご紹介いたします。

ベタ水槽に隠れ家は必要?繁殖に使う?

ベタを飼育する際、ベタの隠れ家となるものを用意したほうが良いのでしょうか?

また、繁殖をさせる時にも隠れ家は必要なのでしょうか?

ベタに隠れ家が必要かどうかは、賛否が分かれる難しい問題です。

基本的には、ベタ飼育に隠れ家などのレイアウトは必要ないという意見が一般的です。

ショーベタなど多くの種類のベタは、長いヒレを持っています。

このヒレはとても薄く繊細なため、隠れ家などのレイアウトに引っ掛けて切れてしまうことがとても多いのです。

そのため、多くのベタ愛好家の方達は、水槽内に何も入れない「ベアタンク」で飼育しています。

ベアタンクは水槽内に底砂を敷かず、基本的にはベタと水しか入っていない状態ですが、このシンプルな飼育スタイルが最もベタのヒレや体を傷つけにくいのです。

なので、ベタのヒレや体を怪我から守り、より美しく大きなヒレのベタに育てるということを目的とするならば、隠れ家などの余計なレイアウトは不要という考えになります。

しかし、ベタに隠れ家などの安心できる場所を用意したほうが良いという考えもあります。

これは、ベタの元々の生育環境に沿った考え方です。

自然環境のベタの原種は、草が生い茂る沼地などの止水域に生息しています。

そのような環境の中で、ベタは草の間に隠れるようにして生活しているのです。

そして眠る時などは草にもたれかかるようにして休みます。

このように、ベタが生息していた自然環境を元に考えると、水槽内にベタが休まれる隠れ家を設置した方が、ベタが元いた自然環境に近いより良い環境だと言えます。

なので、どちらを目的にするかで隠れ家を用意する・しないが変わってきます。

そのため、最終的には飼育者の判断次第という事になります。

ベタが傷つく要因を極力減らしたい場合は、隠れ家は必要ありません。

ベタを本来の生態に近い環境で飼育したい場合には、隠れ家を用意してあげたほうが良いでしょう。

隠れ家を用意する際は、ベタが傷つかないように、素材を慎重に選んでください。

どちらの飼育スタイルもベタの事を真剣に考えたものなので、どちらが間違っているとか正しいという訳ではありません。

隠れ家有り無しはベタ飼育の目的に合わせて自由に選択して良いと思います。

単独飼育の場合は隠れ家はあっても無くてもどちらでも大丈夫ですが、繁殖をさせる場合には隠れ家が必要です。

何故なら、繁殖の際はオスがメスを追いかけ回すので、メスが一旦避難できるような隠れ家が必要になります。

隠れ家が無いと、メスが酷く追いかけ回された時や相性が悪かった時などに、オスにボロボロにされてしまい、最悪の場合メスが死んでしまうことがあります。

これを防ぐために、メスが逃げ込める隠れ家を用意して繁殖を行いましょう。

以上のように、オスのベタを単独飼育する場合には、隠れ家の有り無しは自由です。

ですが、繁殖させる時には、メスを守るためにも隠れ家を用意してあげましょう。

ベタの隠れ家は100均のアイテムで自作できる?

ベタの隠れ家を100均のアイテムを使って自分で作ることはできるのでしょうか?

素材を選べば100均の商品を使って、ベタの隠れ家を作ることも可能です。

例えば、100均で売られている造花の葉っぱを切り取り、吸盤に取り付けて隠れ家とする事もできます。

もしくは、造花の花部分を使っても良いでしょう。本来自然界では見られない、水中の花とベタの組み合わせというのも面白いです。

ですが、100均のアイテムを使って隠れ家を自作する場合には、素材を慎重に選んでください。

硬い素材や先が尖っているものはベタを傷つける危険があるので、なるべく柔らかくて尖っていない素材を選びましょう。

また、塗料などが剥げ落ちないかなども確認してから使うようにしてください。

もし100均の素材に不安がある場合には、ベタ用の既製品の隠れ家を使うなどした方が安全です。

100均にも良い商品はたくさんありますが、生き物の健康に関わる事なので、しっかりと素材を確認して使うようにしましょう。

ベタの隠れ家は水草でも大丈夫?

100均などでベタの隠れ家にちょうど良い素材が見つからない場合、他にどのような物を隠れ家にすれば良いのでしょうか。

例えば、水草などはベタの隠れ家となるのでしょうか?

前述のように、自然環境下のベタは草が生い茂るような沼地などに生息していますので、水草はベタにとって最適な隠れ家となります。

しかし、水草なら何でも良いというわけではありません。

ベタの体が傷つかないような柔らかい葉っぱの水草で、かつベタの飼育環境でも生育できる水草が適しています。

丈夫で育てやすく、ベタの隠れ家としても使える水草として、次のようなものがあります。

  • マツモ
  • ウィローモス
  • アナカリス(オオカナダモ)

マツモはメダカや金魚などの水槽にもよく使われる水草です。

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フサフサとした葉っぱは柔らかく、ベタのヒレを傷つける心配がないので安心です。

また、マツモはそのまま水槽に入れて浮かべておけば良いので、水面近くが生活圏のベタの良い隠れ家となります。

放っておくだけでもどんどん増える丈夫なマツモですが、ある程度の光量は必要です。

光が足りないと溶けてしまうので、マツモを入れる場合には水槽用照明を設置するようにしましょう。

また、水温が28℃以上になる環境では、マツモは耐えられず溶けてしまうことが多くなります。

ベタは30℃近くまで平気ですが、マツモの生育のためには28℃以内の水温を保つようにしましょう。

ウィローモスも丈夫で育てやすく、ベタに優しい水草です。

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ウィローモスは石や流木などに活着して育つ水草です。

そのため、アクアショップなどでは、初めから石や流木に活着した状態で売られていることも多いものです。

もちろん、ウィローモス単体でも売っています。

繁殖水槽に使う場合は、握り拳大のウィローモスをそのまま水槽に放り込んでおくと、メスのベタの良い隠れ家になります。

成長はとてもゆっくりなので、育ちすぎて水槽を圧迫する心配はほとんどありません。

成長はゆっくりですが、葉が伸びすぎたら適度にトリミングしてあげましょう。

伸びすぎた葉によって、根本などに影となる部分が増えると、そこから枯れてしまうことがあります。

そのような時は全体に満遍なく光が当たるようにトリミングしてあげてください。

丈夫で育てやすいウィローモスですが、極端な光量不足や28℃以上の高水温は苦手です。

溶けたり枯れる原因となるので注意しましょう。

最後におすすめしたいのがアナカリスです。

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アナカリスは環境適応能力が抜群に高く、丈夫な水草な上、マツモ以上に柔らかな葉っぱをしているのでベタに最適な水草と言えるでしょう。

アナカリスは光量が少ない環境でも育ちやすいという特徴も備えています。

適応水温も13℃~30℃と幅広く、ベタが好む26℃~28℃の高水温帯でも溶ける心配がありません。

アナカリスは底砂に植えて育成する事もできますが、そのまま水槽に浮かべておくだけでも問題なく成長します。

アナカリスは茎の節から根っこを伸ばします。

そのため、水中に浮かべたままでも節から出た根が水中から栄養を吸収できるので、植えなくても問題なく成長することができるのです。

植えて育てたい場合には、節までしっかり底砂の中に埋めるようにしてください。

ただし、アナカリスはそこまでしっかり根を張るタイプではないので、どちらかというと水面に浮かせておいた方が管理は楽かもしれません。

先にご説明した通り、アナカリスはぐんぐん成長するので、ベタの泳ぐスペースが無くならないように、伸びてきたらこまめにトリミングしてあげてください。

以上がベタの隠れ家としてピッタリな水草です。

どの水草も育てやすく丈夫なので、水草初心者の方でも比較的簡単に育てられるのが良いですね。

水草はベタの繁殖水槽の隠れ家としてもとても相性が良いです。

隠れ家としての機能の他に、泡巣の基礎や、稚魚の餌となるインフゾリアを沸かせる元にもなります。

注意点としては、水草を入れた水槽では塩浴や薬浴ができないので、これらの処置を行う際には、水草かベタを他の容器に移して行うようにしてください。

ベタの隠れ家選びに迷ったら、水草を選ぶことをおすすめします。

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ベタの隠れ家のおすすめ人工水草おやすみリーフ

ベタの隠れ家としておすすめなのは、上記でもご説明したように水草がとてもおすすめです。

しかし、水草は生きている植物なので、飼育環境が悪いと枯れたり溶けたりしてしまいます。

枯れたり溶けたりした水草を放置しておくと、水質の悪化につながってしまいます。

また、水草を入れると塩浴などができないというデメリットもあります。

常時薄めの塩水でベタを飼育しているという人は、そもそも水草を入れられません。

それでは、水草の代わりとなる、ベタと相性の良い隠れ家は他に無いのでしょうか?

枯れる心配もなく、塩水でも使用できるおすすめのベタの隠れ家があります。

ベタのおやすみリーフ

それが、「水作 ベタのおやすみリーフ」です。

自然界で草に隠れて生活しているベタの習性を再現できるよう、柔らかく隠れやすい2枚の人工水草で作られた隠れ家です。

キスゴムで水槽内に取り付ける事ができます。上の葉っぱが水面ギリギリになるように設置すると、泡巣の基礎にもなります。

ベタのヒレが傷つきにくい柔らかい素材で作られていますし、人工草なので枯れる心配がありません。

また、塩水などでも問題なく使えるのが良いですね。

なにより、2枚の葉っぱの間で休むベタの姿がなんとも可愛らしいです。

ベタが安心して休める隠れ家として、「水作 ベタのおやすみリーフ」はとてもおすすめです。

ベタの隠れ家まとめ

  • ベタを自然環境下の習性に近い形で飼育したいなら隠れ家があったほうが良い
  • 100均の商品でも安全な素材を選べば隠れ家を自作できる
  • マツモなどの葉が柔らかく丈夫な水草はベタの隠れ家としてとても重宝する
  • 「水作 ベタのおやすみリーフ」は使い勝手が良くベタの隠れ家におすすめ

今回はベタの隠れ家に関する疑問についてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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