アフリカンランプアイ飼育 飼い方と繁殖・卵から稚魚

2020年4月23日

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アフリカンランプアイ

アフリカンランプアイの飼育方法と繁殖方法を解説。

アフリカンランプアイの飼い方・水温・餌・混泳から繁殖方法・卵の世話から稚魚の世話までをご紹介しています。

アフリカンランプアイの魅力

アフリカンランプアイは透き通るようなグレーの体色に目の上だけクリアブルーに光る幻想的なメダカで、名前からもわかるようにナイジェリアなどのアフリカが生息地となります。

しかし、ショップなどで販売されているアフリカンランプアイの多くは東南アジアなどからの養殖ものが入荷していますので価格的にも安値で購入することができます。

アフリカンランプアイはグッピーなどのメダカ類に比べると華やかさでは少々劣る面がありますが、逆に落ち着いた色合いが飽きのこない魅力でもあるのかもしれません。

そのような特徴から強めの照明で照らされた明るい水槽などでグッピーなどと混泳をさせると見劣りしてしまいますので、できれば照明を少し落としたような暗めの水槽で単独飼育をしたほうがアフリカンランプアイの魅力を最大限に引き出せるでしょう。

アフリカンランプアイの好む水質と水温

アフリカンランプアイは基本的には丈夫な熱帯魚ですが、水質の急変などに弱いので購入時の水槽投入などには気をつけ、水あわせをしっかり行うようにしましょう。

一度水槽に慣れてしまえば急に体調を崩すようなことはあまりありませんが、古い水は苦手ですのでろ過能力と水換えには注意してください。

一週間に2,3回程度水槽の1/4程度の水換えをおこなうといいでしょう。

アフリカンランプアイは水質や水温にはさほど気を使う必要もなくpHも6.5~7くらいで水温も26℃前後であれば問題はありません。

アフリカンランプアイの混泳と餌

アフリカンランプアイは水槽の上層部で水面直下にいることが多い為、フレーク状の浮きやすい餌のほうがマッチしているうえ、沈んで食べ残しとなり水質を悪化させることも少ないのでお勧めです。

またほかの小型カラシンなどとも住み分けがしやすく、性格も温和なため混泳水槽にも最適です。

ネオンテトラやコリドラス、オトシンクルスなどの混泳水槽の水面直下などの開いた空間を演出してくれます。

同じアフリカ原産のメダカ類でまとめた水槽も落ち着いた感じを作り出してくれますのでクラウンキリー、ノソブランキウス、アルゼンチンパールフィッシュ、ゴールデン・ライアーテール、アフィオセミオンなどとの混泳もお勧めかもしれません。

アフリカンランプアイの繁殖

アフリカンランプアイの繁殖は容易でビギナーでも環境さえ整えてあげれば繁殖を経験することができる熱帯魚です。

繁殖において特別繁殖用の水槽を用意しなくても繁殖はできますが、混泳水槽などでは卵や稚魚が他の熱帯魚に狙われやすいので本水槽で繁殖を考えているのであればアフリカンランプアイだけの単独飼育をお勧めします。

混泳水槽などでも繁殖が不可能というわけではありませんが、最低限の環境として水草を多めに入れてあげるようにしましょう。

混泳水槽において一番の問題がやはり卵や稚魚が他の熱帯魚などに襲われてしまうことですのでウィローモスなどの水草を多めに入れてあげることで卵や稚魚が守られ繁殖の成功率が飛躍的にあがることは間違いありません。

アフリカンランプアイの卵

お腹の大きな雌がみられるようになると数日で水草などに卵がくっついているのを見かけることがあります。

アフリカンランプアイは体の大きさにしては大きめの卵を産みますので水槽を毎日観察していれば容易に卵を見つけることができるでしょう。

無事に孵化すると稚魚はすぐに水面直下に泳ぎだしますのでこのときは水面に浮くような水草で隠れ家を作ってあげるか、成長の早い有茎系の水草を水面まで成長させておくのもいい方法です。

稚魚の餌はブラインシュリンプが最適ですが、水草を多めに植えてある水槽であり、細かい稚魚用のフレークフードなどをあげていれば餌に困ることもありませんので問題ないでしょう。

繁殖の容易な熱帯魚はビギナーでも繁殖の喜びを経験できる素晴らしいものではあるのですが、その繁殖の容易さからグッピーなどは増えすぎて困るといった問題が起きることもあります。

しかしアフリカンランプアイに関して言えば稚魚の成長はグッピーなどに比べると非常に遅いですのでグッピーほど爆殖することもありませんし卵が親魚の大きさに比べて大きいこともあり一度に多くの産卵を行いませんので比較的管理のしやすい熱帯魚と言えるでしょう。

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