ミナミヌマエビが繁殖しすぎたらどうなる?繁殖させない方法と減らす方法とは?

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ミナミヌマエビ繁殖しすぎ

ミナミヌマエビが繁殖しすぎたらどうなる?

ミナミヌマエビの繁殖力と繁殖の周期はどのくらい?

ミナミヌマエビを繁殖させない方法はある?

水槽がエビだらけ!ミナミヌマエビを減らす方法とは?

こんなミナミヌマエビの繁殖しすぎに関する疑問についてご紹介いたします。

ミナミヌマエビが繁殖しすぎたらどうなる?

水質などの環境にデリケートなエビ類の中でも丈夫な部類に入るミナミヌマエビは、飼育しやすく繁殖も容易です。

基本的な飼育環境を整えてあげれば、特別な事をしなくても勝手に繁殖してどんどん増えていきます。

では、ミナミヌマエビが繁殖し過ぎてしまった場合、水槽環境などはどうなってしまうのでしょうか?

結論から言うと、ミナミヌマエビが極端に増え過ぎた場合に考えられる影響として水質悪化と酸欠が挙げられますが、メダカなどの魚が増えすぎた時と比べてその影響は大きくありません。

また、ミナミヌマエビは水草を食べたりはしないので、水草への食害も無いです。

そのため、主な問題は増えずぎたミナミヌマエビによる景観の悪化にあります。

体の小さなミナミヌマエビはメダカなどの小型魚に比べて排泄物が少なく水を汚しにくいため、増え過ぎたとしてもそれほど急激な水質悪化は起こしにくいです。

そのため、フィルターを付けたり水換えの際にプロホースを使って底砂に溜まった糞を掃除したりすれば、増え過ぎによる水質悪化は防げます。

水換えのコツは水槽の底に溜まった餌の食べ残しや排泄物などの有機物を上手に排出する事です!

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ミナミヌマエビは魚に比べ酸欠に弱いので、増え過ぎによる過密飼育の影響で酸欠を起こして死んでしまう可能性がありますが、これもフィルターやエアーストーンなどを使ってエアレーションを行う事で酸欠を防ぐ事ができるため、大きな問題とはなりにくいです。

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このように、フィルターなどのアイテムを使用すると共に適切な頻度で水換えや掃除を行なっていれば、ミナミヌマエビが増え過ぎたとしても水質悪化や酸欠の影響はそれほど大きく無いため問題無く飼育する事ができます。

また、ミナミヌマエビは藻や苔は食べますが、水草を食べてしまう事は無いので、増え過ぎても水草が食害にあって枯れてしまうといった心配もありません。

むしろ、ミナミヌマエビが増え過ぎた事によって藻や苔の発生が抑えられるといったメリットがあるでしょう。

以上のように、ミナミヌマエビが増え過ぎたとしても、水槽内の環境に及ぼす影響は魚の過密飼育に比べて小さいです。

問題があるとすれば、ミナミヌマエビが増え過ぎたことによって水槽内の景観が損なわれてしまう事でしょう。

ミナミヌマエビが増え過ぎると、水槽内のどこを見回してもエビだらけになってしまいます。

底砂の上はもちろん、水草にもたくさんのミナミヌマエビが群がる光景は、ミナミヌマエビの繁殖水槽ならば嬉しい光景です。

しかし、水草水槽やメダカなどとの混泳水槽でミナミヌマエビが増え過ぎてしまっては、何をメインに飼育している水槽か分からなくなってしまい景観が損なわれます。

そのため、このような水槽ではミナミヌマエビが繁殖し過ぎないように対策を講じる必要があります。

以上がミナミヌマエビが繁殖し過ぎた場合に考えられる水槽内への影響です。

ミナミヌマエビの繁殖力と繁殖の周期はどのくらい?

普通に飼育しているだけでも、ミナミヌマエビはどんどん繁殖して数を増やしていきます。

時には増え過ぎてしまう事もあるミナミヌマエビの繁殖力と繁殖頻度とは一体どのくらいなのでしょう?

ミナミヌマエビのメスが一度に抱卵する卵の数には体の大きさなどにより個体差がありますが、おおむね30個から100個前後と言われています。

しかし、仮に半分が生き残ると仮定すると、ミナミヌマエビのメス1匹が一回繁殖する毎に15匹から50匹前後増える計算になります。

では、繁殖の頻度はどのくらいなのでしょうか?

ミナミヌマエビは1ヶ月に1~2回程の頻度で繁殖します。

ミナミヌマエビのメスが抱卵して卵が孵化し、稚エビが生まれるまでの期間はおおよそ2週間から3週間ほどです。

卵が孵化してから数日経つと再度抱卵するので、最低でも月に1回、タイミングが良いと月に2回は繁殖します。

また、ミナミヌマエビの抱卵は新月や満月の時に発生しやすいとされているので、この点から見ても、ミナミヌマエビの繁殖頻度は月に1~2回程度とされています。

このように、最低でもメス1匹につき1ヶ月毎に15匹前後の新しいミナミヌマエビが増えることになります。

メスの数が多いほど一度に繁殖する数は大幅に増えるので、1ヶ月で100匹以上のミナミヌマエビを増やす事も可能です。

たった1ヶ月でそれだけ多く子孫を残す事ができるミナミヌマエビは繁殖力が高いと言えるでしょう。

ミナミヌマエビは寿命が1年半程であり、その中でも繁殖できる期間はそれほど長くありません。

また、自然界において稚エビは弱くすぐに捕食される存在なため、一度にたくさんの稚エビを産み落とさないと生き残れません。

そのような理由からミナミヌマエビには高い繁殖力が備わっているのでしょう。

ミナミヌマエビを繁殖させない方法はある?

ミナミヌマエビは高い繁殖力を誇るため、適した環境であれば、繁殖のための特別な飼育をしなくてもどんどん増えていきます。

ミナミヌマエビをメインに飼育し、積極的に増やしたい場合には嬉しい限りなのですが、水草水槽や混泳水槽に掃除係として導入している場合、繁殖し過ぎてしまうと水槽内がミナミヌマエビだらけになってしまい景観が損なわれてしまいます。

では、ミナミヌマエビが増え過ぎて困ると言う場合に、繁殖させないようにする方法は何かあるのでしょうか?

ミナミヌマエビを繁殖させない方法はいくつかあります。

しかし、全く繁殖しないようにするのではなく、適度に繁殖させてある程度の匹数で維持した方が良いです。

何故なら、ミナミヌマエビは寿命が短いため、繁殖させずに飼育すると1年前後で寿命が尽きて全滅してしまいます。

その度に新たにミナミヌマエビを購入すると言うのも勿体無いです。

また、ミナミヌマエビが繁殖できない環境というのは、水草やメダカなどの混泳魚にとっても厳しい環境になるので、これらの動植物の健康を害する恐れがありおすすめしません。

ミナミヌマエビを繁殖させないための手っ取り早い方法は「水温を下げる事」です。

ミナミヌマエビは水温が20℃以上で安定していないと繁殖しません。

そのため、水温を常時19℃以下に設定して管理すればミナミヌマエビを繁殖させる事なく飼育することができます。

特に熱帯魚ではその影響が顕著です。

水温以外にもミナミヌマエビの餌を少なくして繁殖する体力を無くしてしまうという方法もありますが、あまり現実的ではありません。

混泳水槽であれば混泳魚の餌の食べ残しがどうしても出てしまいます。

食べ残しが出ないように極端に餌を少なくしてしまうと、混泳魚の発育に問題が出る可能性があります。

また、いくら混泳魚の餌を抑えようとも、ミナミヌマエビは底砂や水草に発生する微生物、藻や苔なども餌とするので、これらが豊富にある環境では勝手に増えてしまいます。

そもそも水草水槽や混泳水槽にミナミヌマエビを導入する目的は、餌の食べ残しや藻などを食べて綺麗にしてもらう事なので、これでは何のためにミナミヌマエビを導入しているのか分からなくなってしまいます。

このように、ミナミヌマエビを繁殖させないようにすることは可能ですが、そのような環境ではメインの水草や魚の健康を害する恐れがあるのでおすすめしません。

それよりも、ミナミヌマエビが増えすぎない環境づくりを心がけた方が良いです。

水草などの隠れ家が豊富にある場合、孵化した稚エビが素早く隠れられるので、混泳魚に見つかる確率が下がり生き残る稚エビが増えます。

これがミナミヌマエビが爆発的に増えてしまう大きな原因です。

しかし、隠れ家が少なければ多くの稚エビが混泳魚に食べられてしまい、運良く見つからずに成長できたミナミヌマエビだけが生き残れるので、それほど数を増やす事はありません。

少し残酷な印象を受けるかもしれませんが、自然本来の姿とも言えます。

適度に隠れ家を残しつつ管理するのがミナミヌマエビを増やしすぎないポイントです。

例えば、伸びて茂りすぎた水草などは稚エビの良い隠れ家となるので、適度にトリミングして伸びすぎないように管理して下さい。

また、流木や石などをレイアウトする際は、ミナミヌマエビしか入れないような狭い場所が増えすぎないように注意しましょう。

以上のように、ミナミヌマエビを繁殖させない方法はありますが、それよりも適度に繁殖させて数を増やしすぎない環境にする事をおすすめします。

水槽がエビだらけ!ミナミヌマエビを減らす方法とは?

ミナミヌマエビが繁殖しすぎてしまい水槽がエビだらけになってしまったら、どうしたら良いのか?

ミナミヌマエビのあまりの繁殖力によって、そのような状況になってしまうこともあります。

そのような時に、飼育者としてはどうにかしたいものですが、絶対に行ってはいけない方法が川や池への放流です。

近所の川や池に逃してあげることは、一見ミナミヌマエビにとって良い事のように思えますが、そのような行為は自然環境の破壊に繋がる可能性もあります。

日本各地で様々な外来種が問題となっているように、そこに本来いないはずの生体を放流してしまうことは、生態系を変えてしまうことになります。

よって日本に生息しているからといっても、その場所で捕獲したミナミヌマエビでなければ、自然環境に放流してはなりません。

それでは、どのようにミナミヌマエビを減らせば良いのか?

その方法は

  • 繁殖を抑える
  • 友人に譲る
  • ミナミヌマエビを捕食する生体を飼育する

などが挙げられます。

繁殖を抑える方法は先にご紹介しました方法を取り入れていただければ良いかとおもいます。

また、知り合いなどで飼育に興味がある方などに譲るなどの方法もあります。

さらに海釣りなどを趣味としている人には、ミナミヌマエビを釣り餌として譲るのも良いかもしれません。

ご自身で、海釣りなどに出かけるのも一つの方法と言えます。

もう一つの方法は、ミナミヌマエビを食べる魚の導入です。

エンゼルフィッシュやトーマシーなどのシクリッド系の熱帯魚やアベニーパファーなどは、エビ類を好んで食べます。

そのような熱帯魚を飼育して、餌とする方法もあります。

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ミナミヌマエビの繁殖しすぎまとめ

  • ミナミヌマエビが増えすぎても水質悪化や酸欠への影響は魚の過密飼育よりも少ないが、水槽内がエビだらけになり景観が損なわれる恐れがある
  • ミナミヌマエビのメスは繁殖期に月1~2回の頻度で30個~100個程度の卵を抱卵するので繁殖力は高いと言える
  • ミナミヌマエビを繁殖させない方法としては水温を19℃以下に保つ方法や餌を少なくする方法がある
  • 繁殖させないよりも隠れ家を少なくして稚エビが自然淘汰される環境を作り適度な数を維持する方法がおすすめ 

今回はミナミヌマエビの繁殖しすぎに関する疑問についてご紹介しました。皆様のミナミヌマエビ繁殖の参考にしていただけると幸いです。

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