海苔のような緑色のコケの対処法

2020年4月23日

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水槽に発生したコケ

水槽内のウィローモスや底砂の一部にどろどろした緑色の苔が発生してしまいました。発生原因と対策法を教えてください。

水槽は60cm水槽で立ち上げてから3ヶ月ほど経っています。

ろ過フィルタには外部フィルタを使用し水草を多めにいれています。熱帯魚はカージナルテトラを10匹ほど入れています。

苔取りにエビが有効と聞いたことがありミナミヌマエビを10匹購入しましたがあまり効果が現れません。もう少し放っておけば効果があらわれるのでしょうか?

回答

このコケはアクアリウムの世界では藍藻と呼ばれています。

育成環境や種類によって色素組織が異なるため緑色・緑褐色・黒っぽいなどさまざまなものが確認されています。

藍藻は核を持たない原核生物で他の藻類や陸上植物と大きく異なり細菌類と同じ仲間と見なされ、最近ではシアノバクテリア、または藍色細菌と呼ばれています。

発生原因にはろ過バクテリアとの因果関係が大きく影響しています。

よってろ過バクテリアがしっかり繁殖していない立ち上げたばかりの水槽や水が淀んでいて水質が悪化しやすい場所や熱帯魚などの排泄物の量などがあげられます。

対策法はいくつかありますがまずは大量発生してしまった場合は強行手段を取ります。

わたしも水槽立ち上げ時に発生してしまった時などはこの方法を行いました。

それはウィローモスなどの水草といっしょに藍藻を取り出し流水でじゃぶじゃぶ洗ってしまいます。

繁殖力は強いのですが付着力はさほどなく流水でじゃぶじゃぶ洗うと意外と綺麗にとれてしまいます。

また底砂などに発生した場合はプロホースなどでこまめに吸い出すようにしてください。

あまり神経質になり水草のダメージを気にしていて対策が甘くなるとまたすぐに大量発生してしまいますので徹底的に駆除するようにしてください。

逆にコケ取り剤などを使用するほうがウィローモスなどにはダメージになってしまいます。

わたしはこのコケに対してコケ取り剤を使用したことはありません。

駆除がある程度終わったら次に環境改善を行います。いくら駆除をしても発生原因を根本から改善しなければ再発は間逃れません。

対策1に水槽内の水流を確認し流木の置き場所やシャワーパイプの向きなど水流の淀みがないように配置変更を行ってください。

次に水換え頻度を増やし藍藻の栄養分となる熱帯魚の排泄物などが溜まらないようにしてください。

このときフィルターの掃除は出来るだけ行わないようにしないとバクテリアの繁殖を妨害してしまい水質安定まで時間がかかってしまいます。

ろ過バクテリアの投入も効果的です。

スーパーバイコム21PDとテトライージーバランスを併用して投入し、バクテリアの活動を活発にするためにエアレーションを行えばさらなる効果が得られます。

これは管理人の水槽での事例ですがこのコンビネーションで投入後1週間程度で水槽内の藍藻は全て消えてしまった経験があります。

さらにバクテリアの働きで水槽の水がクリアになったのもこのころが境になった経験があります。

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