コリドラス水槽に水草を入れる5つのメリットとおすすめの水草

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コリドラス水槽に水草

コリドラス水槽に水草を入れるメリットは?

コリドラスは水草をモフモフ食べる?

コリドラス水槽に人工水草を入れても大丈夫?

コリドラスにおすすめの水草レイアウトは?

コリドラスにおすすめの水草は?

こんなコリドラス水槽に入れる水草の疑問についてご紹介いたします。

コリドラス水槽に水草を入れるメリットは?

コリドラス水槽に水草を入れてレイアウトしている水槽を見かけますが、水草にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

コリドラス水槽に水草を入れるメリットには次のような事が挙げられます。

  • 水草がコリドラスの隠れ家になる
  • 水草がコリドラスの産卵床になる
  • 水草が水質浄化に役立つ
  • 水槽内の景観が良くなる
  • 水草と戯れるコリドラスの可愛い姿が見られる

まずなんと言っても水草がコリドラスの隠れ家となる事が大きなメリットです。

コリドラスは臆病な魚なので、混泳魚がいる場合はもちろん、人影が水槽に近付いただけでも逃げてしまうことがある熱帯魚です。

そのため、何かあったらすぐに逃げ込んで身を隠せる隠れ家がないと、落ち着かずストレスが溜まってしまいます。

水草を水槽内に入れておけば、コリドラスの格好の隠れ家となり、コリドラスも安心できます。

また、水槽内で自然繁殖を狙う場合も水草で隠れ家を多く作ってあげると良いでしょう。

孵化した稚魚が水草の間に身を隠せるので、生存率が上がります。

水草はコリドラスの産卵床にもなります。

コリドラスは水槽面や水草、流木などに卵を産み付けるのですが、水槽面の卵は目立つのか、コリドラスの親魚や他の混泳魚に真っ先に食べられてしまいます。

しかし、水草に産み付けられた卵は見つけづらいためか、食べられずに生き残る確率が水槽面に産み付けられた卵よりも高くなります。

また、コリドラスの卵を人工孵化させる場合にも、水草に産み付けられた卵は回収しやすいというメリットがあります。

このように、コリドラスの繁殖時に水草はとても役立ちます。

水草のメリットはこれだけではありません。

水草が水槽内の余分な栄養分を吸収してくれるので、水質浄化に効果があります。

水槽内に生体がいれば、餌の食べ残しや糞といった様々な形で有機物が発生します。

その有機物の分解過程で発生した硝酸塩や窒素、リンなどを水草が吸収してくれるのです。

水草はこれらの成分を栄養分として育つので、成長が早い水草ほど水質の浄化作用が高いと言えます。

もちろん、水草に全て任せるのではなく、フィルターによる物理濾過や生物濾過がしっかりと回っていることが大前提です。

これらの物理濾過、生物濾過にプラスして水草を加えると、さらなる水質浄化作用が見込めます。

水草を水槽内にレイアウトすることで、景観が一気に良くなるというのも大きなメリットです。

底砂だけのシンプルな水槽は、掃除などの管理の面だけで言えば、最も管理しやすい水槽だと言えます。

ですがやはり、少し寂しいものでもあります。

そんな水槽に水草を1つ2つ入れてあげるだけで、ガラッと印象が変わります。

そして何より、水草の上にちょこんと乗って休憩したり、水草の間からひょっこり顔を覗かせるなど、水草と戯れるコリドラスの可愛い姿が見られると言うのが、コリドラス水槽に水草を入れる最大のメリットだと言えるでしょう。

このように、コリドラス水槽に水草を入れるメリットはいくつもあります。

コリドラスに適した水草をレイアウトして、コリドラスと水草のある水景を楽しんでみて下さい。

コリドラスは水草をモフモフ食べる?

コリドラスは雑食性の熱帯魚です。と言うことは、水槽に水草を入れたら、コリドラスがモフモフと食べてしまわないのでしょうか?

確かにコリドラスは雑食性ですが、水草は食べません。

自然界のコリドラスが食べているのは、砂の中の有機物や微生物などです。

水草やコケなどの植物を食べる習性は無いので、コリドラス水槽に水草を入れても問題ありません。

ただし、砂の中に根を張るタイプの水草とは相性が悪いです。

コリドラスは砂をモフモフと掘り返しながら餌を探します。

そのため、植えたばかりの水草や、根っこを深く張らないタイプの水草は、コリドラスに掘り返されてしまうのです。

このように、コリドラスが水草を食べることはありませんが、水草の種類によってはコリドラスが掘り返してしまうので、コリドラス水槽に適した水草を選ばなければいけません。

コリドラス水槽に人工水草を入れても大丈夫?

アクアショップなどを見回すと、作り物の「人工水草」が売られています。

本物の水草の代わりに、この人工水草をコリドラス水槽に入れても大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、人工水草でも問題ありません。

人工水草は本物の水草のように水質を浄化する作用はありませんが、人工水草ならではのメリットがあります。

  • すぐにレイアウトできる
  • レイアウトを保つのが簡単
  • 枯れない
  • 害虫を持ち込む心配が無い
  • 掃除が簡単

人工水草は買ってきて水槽に設置すればそれでOKです。レイアウトがすぐに完成します。

また、人工水草は作り物なので、本物の水草のように「葉っぱが伸びて景観が崩れた」と言うような、水草が成長してレイアウトが変わってしまうという事態が起きません。

そのためレイアウトを維持するのがとても簡単です。

当然枯れることも無いので、水草のように枯れた葉っぱで水を汚す心配も無いです。

さらに、スネールやプラナリアなど、害虫を持ち込む心配が無いのも良い点です。

人工水草にコケが生えたとしても、簡単に掃除できます。

水槽から人工水草を取り出したら、スポンジなどでゴシゴシ洗えば綺麗になります。

このよう、とにかく手間がかからないのが人工水草の良いところです。

本物の水草と比べれば、確かに少々安っぽい色合いをしていますが、それでも最近の人工水草は良い出来をしています。

水草の世話などの余計な手間を省きたいと言う場合には、人工水草をチョイスするのも良い選択だと思います。

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コリドラスにおすすめの水草レイアウトは?

水草をコリドラス水槽に入れる場合、どのようにレイアウトするのが良いのでしょうか?

コリドラス水槽におすすめの水草レイアウトのポイントは次の3つです。

  • 活着性の水草や浮草を使う
  • シンプルにレイアウトする
  • 底砂が出ているところを残す

コリドラスは底砂を掘り返してしまうので、底砂に浅く根を張るタイプの水草は避けましょう。

また、コリドラス飼育に使う底砂は田砂やボトムサンドが一般的です。

これらの底砂には水草が育つための栄養素がほとんど含まれていないというのも、根を張る水草が不向きなもう一つの理由でもあります。

コリドラス水槽には、流木や石などに活着させられる水草が良いです。

また、浮草系も良いですね。

これらの水草を使ってコリドラス水槽をレイアウトしましょう。

コリドラス水槽の水草レイアウトで最も重要なポイントが、「とにかくシンプルにする」という点です。

確かに、水草を所狭しとたくさん入れてレイアウトするのも見栄えが良いですが、そのようなレイアウトはコリドラスとの相性が良くありません。

水草をたくさん入れすぎた為に、水流の流れが滞る止水域ができてしまうと、その止水域に汚れが溜まってしまいます。

このために水質が悪化してコリドラスが死んでしまうことがあります。

また、水草が多すぎて底砂の掃除が困難になる事も問題です。

水草のためにコリドラスの生命線である底砂の清潔が保ちづらくなってしまっては本末転倒です。

コリドラスの健康のためにも、水の流れや底砂の掃除のしやすさを考えて、シンプルなレイアウトにする事をおすすめします。

また、コリドラス水槽に水草をレイアウトする際は、必ず底砂が出ている場所を作るようにしましょう。

水草レイアウトの一つとしてキューバパールグラスなどを水槽底面一杯に敷き詰めた緑の絨毯は圧巻です。

しかし、コリドラスにこのようなレイアウトは不向きです。

コリドラスは砂の中に口(吻)を突っ込んで餌を探すため、水草が底面を覆い尽くし底砂が出ていない環境はストレスになります。

そのため、コリドラス水槽の水草レイアウトでは、必ず底砂が出ている面積の方が多くなるようにレイアウトしてください。

繰り返しになりますが、コリドラス水槽の水草レイアウトは、とにかくシンプルにすることをおすすめします。

そして、流木なども使いながら、シンプルながらもコリドラスが生息するアマゾン川を再現するような水景を目指すと楽しいですね。

コリドラスにおすすめの水草

コリドラスは底砂を掘り返してしまう習性があるため、浅く根っこを張る水草はコリドラス水槽にはあまり適しません。

コリドラス水槽におすすめの水草は、流木などに活着できる水草や浮草などです。

さらにはアマゾンソードのように部分的に植栽でき、深く根を張るタイプの水草などもおすすめです。

活着できる水草には次のようなものがあります。

  • アヌビアスナナ
  • ミクロソリウム
  • ウィローモス

丸い葉っぱが可愛らしく濃い緑が目に映えるアヌビアスナナは、丈夫で育てやすい水草なため水草初心者の方も安心して育てられます。

アヌビアスナナは糸や針金で流木や石などに巻き付けることで活着させることができます。

アヌビアスナナは成長が遅いため、水質浄化効果はそれほど高くありません。

ですが、広く硬い葉っぱは、コリドラスの良い産卵床になります。

隠れ家としてはもちろん、コリドラスが葉っぱの上で一休みするにもちょうど良い水草なので、コリドラス水槽におすすめです。

シダの仲間であるミクロソリウムも、低光量で育つ丈夫な水草です。

ミクロソリウムも活着性があるので、流木や石などに活着させてレイアウトする事ができます。

アヌビアスナナとは対照的に、スーッと細長い葉っぱをしていて、成長すると20cm~30cm程度まで伸びます。

高さのあるミクロソリウムを後面に、背が低く幅広い葉っぱのアヌビアスナナを前面に配置することで奥行きのあるレイアウトを作ることができます。

活着性水草で忘れてはならないのがウィローモスです。

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コケ科のウィローモスもコリドラス水槽にとてもおすすめです。

活着性の強いウィローモスは、流木や石などに巻き付けておくと、どんどん増えていきます。

また、活着マットに活着させて増やすことで、緑の絨毯風の水景を作り出すことも出来ます。

ウィローモスは低光量で育てることができる上、成長が早いので水質浄化作用も期待できます。

以上3つがコリドラス水槽に特におすすめの水草です。

この3つをうまく組み合わせることで、水槽内に様々な景観を作り出すことができますので、流木や石などと組み合わせてレイアウトしてみてください。

活着性の水草のほか、浮草もコリドラス水槽と相性が良いです。

  • マツモ
  • アマゾンフロッグビット

金魚藻(きんぎょも)とも呼ばれるマツモは、アクアリウムの代表的な水草の一つです。

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根っこが無く、節から仮根を出してプカプカ浮遊するマツモですが、とにかく丈夫で育てやすい水草です。

ある程度の光量を必要としますが、アクアリウム用の照明があれば十分に育ちます。

成長の早いマツモは水質の浄化能力がとても高いためコリドラス水槽の水質維持にもおすすめです。

厚く丸みを帯びた葉っぱが特徴のアマゾンフロッグビットも、コリドラス水槽におすすめの浮草です。

ホテイ草のようにヒゲ状の根っこを水面に伸ばし、水中の養分を吸収して成長します。

アマゾンフロッグビットも成長がとても早い水草で、水質浄化作用がとても高いです。

そのため、放っておくとドンドン増えていきますし、根っこも水中に長く垂れ下がるほどに伸びます。

育てやすく増やすのも簡単で、水質浄化能力も高いと良い事尽くめなのですが、1つ注意点があるとすれば、それは増えすぎる事です。

そのため、適当に間引きして数を調節する管理が必要となります。

増えすぎる以外には特にデメリットは無いので、水槽のレイアウトのイメージにマッチする場合には、アマゾンフロッグビットなどの浮草もコリドラス水槽におすすめです。

どちらかというとマツモは日本風なイメージなので、コリドラス水槽にはアマゾンフロッグビットの方が合うかもしれません。

また、アヌビアスナナやミクロソリウムといった水草の水質浄化作用が弱いという欠点を、水質浄化作用の高い浮草で補うという方法も良いと思います。

どのような水槽レイアウトにしたいのか、想像を膨らませながら水草を選んでみてください。

コリドラスと水草まとめ

  • 水草はコリドラスの隠れ家や産卵床になるメリットがある
  • コリドラスは水草は食べないが根っこを引き抜いてしまう事がある
  • 人工水草を使っても問題ない
  • コリドラス水槽には活着性の水草や浮草がおすすめ

今回はコリドラス水槽に入れる水草に関する疑問についてご紹介しました。皆様のコリドラス飼育の参考にしていただけると幸いです。

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