ネオンテトラにおすすめの餌は?餌を食べないのはなぜ?量や頻度も大事!

2022年3月14日

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ネオンテトラの餌

ネオンテトラにおすすめの餌は?メダカやグッピーの餌でも大丈夫?

ネオンテトラが餌を食べないのはなぜ?気づかない?

ネオンテトラの餌やりの注意点は?食べ過ぎは問題?

ネオンテトラの餌の量と頻度はどのくらいがいいのか?

ネオンテトラは餌なしでどのくらい大丈夫?旅行の時の餌やりは?

こんなネオンテトラの餌に関する疑問についてご紹介いたします。

ネオンテトラにおすすめの餌

色鮮やかな体色と入手のしやすさから、熱帯魚の定番種として高い人気を誇るネオンテトラ。その飼育に欠かせないのが餌です。

ネオンテトラにはどのような餌を与えると良いのでしょうか?

ネオンテトラは雑食性の熱帯魚なので、基本的にはどのような餌でもよく食べてくれます。

例えば、ネオンテトラと同じ小型の魚であるグッピーやメダカといった魚の餌を与えても、ちゃんと食べてくれるので問題ありません。

そのため、混泳水槽でネオンテトラを飼育しているならば、混泳相手の餌を与えれば食べてくれます。

わざわざネオンテトラ専用の餌を用意しなくても大丈夫です。

ただし、次のような餌の場合はネオンテトラが食べる事ができないので、別に専用の餌を用意して下さい。

  • 餌が大きい
  • 沈むのが早い

体の小さなネオンテトラは口も小さめです。そのため、他の熱帯魚の餌ではサイズが大きくて口に入らない場合があります。

このような場合には、ネオンテトラが食べやすいサイズの餌を用意してあげましょう。

ネオンテトラは上層から中層が生活圏の熱帯魚なので、餌は水面に浮いているかゆっくり沈むものに反応して食べます。

素早く沈んでしまう沈下性の餌はあまり好まないので、浮上性の餌を与えるようにしましょう。

例えば、コリドラスやプレコの餌はサイズが大きくすぐに沈んでしまうため、ネオンテトラは食べる事ができません。

そのため、これらの熱帯魚とネオンテトラを混泳させている場合には、ネオンテトラ専用の餌を用意する必要があります。

入手しやすく栄養価も良いおすすめのネオンテトラの餌には次のような物があります。

  • キョーリン ひかりクレストカラシン
  • テトラ カラシンベーシック

ひかりクレストカラシン

キョーリンのひかりクレストカラシンは、ネオンテトラなど小型のカラシン科の魚専用の餌です。

水中を漂うようにゆっくりと沈む粒タイプの餌なので、ネオンテトラが視認しやすく食いつきが良いです。

また、口当たりがよく柔らかい食感で、口の小さなネオンテトラでも食べやすい作りになっています。

栄養バランスに優れ、色上げに効果的な成分もしっかり配合されているので、ネオンテトラの鮮やかな体色をより綺麗にしてくれます。

テトラ カラシンベーシック

テトラのカラシンベーシックは、ゆっくりと沈む極小サイズのフレークタイプの餌なので、口の小さなネオンテトラも食べやすいです。

蛋白質とカロリーのバランスに優れた餌で、ネオンテトラの健康維持をサポートします。

色上げ成分もバッチリ配合されているので、色鮮やかな体色の維持にも効果的。

この他にも赤虫などの生き餌も喜んで食べていくれます。

ネオンテトラが餌を食べない

雑食性でなんでもよく食べるネオンテトラが餌を食べない!?

ネオンテトラが餌を食べてくれない場合、どのような原因があるのでしょうか?

ネオンテトラが餌を食べない原因としては次のようなことが考えられます。

  • 飼育環境に慣れていない
  • 餌が大きい
  • 餌がすぐに沈んでしまう
  • ストレスがある
  • 水質が悪化している
  • 水温が低い
  • 病気の発症

新規導入したばかりで、まだ飼育環境に慣れていない為に餌を食べないことがあります。

この場合、2日~3日して慣れてくれば徐々に食べるようになるので問題ありません。

また、先にご説明した通り、餌のサイズが大きかったり沈むのが早かったりすると食べません。

餌を突いているけれど口に入っていなかったり、沈むのが早く追えていない場合には餌の種類を見直しましょう。

振動や騒音、混泳魚との相性が悪いなど、ストレスを抱えている時も餌を食べないことがあります。

水槽が置いてある環境に問題が無いか、ネオンテトラが他の混泳魚に攻撃されていないか、水流が強すぎないかなど、飼育環境に問題がないかチェックしてみましょう。

水換え不足などにより水質が悪化している場合、体調が崩れ気味となり食欲が落ちます。

なんとなく元気が無く、餌を食べないという時には、一度水質をチェックしてみて下さい。

アンモニアや亜硝酸塩の濃度が高いと中毒を起こし体調を崩すので、水換えでこれらの濃度を下げてあげましょう。

長く水換えを行なっていない場合に一気に水を換えると危険なので、1/5以下のごく少量の換水を毎日行い様子を見て下さい。

水温が下がっている時もネオンテトラの活性が落ちて食欲が無くなります。

冬場はもちろん、朝晩の寒暖差が激しい季節の変わり目なども、水温が極端に下がらないように注意して下さい。

ネオンテトラは熱帯魚なので、20℃以下の低水温は危険です。

ヒーターなどを使い、25℃前後の適温を保つようにしましょう。

突然餌を食べなくなる原因で多いのが病気の発症です。

昨日まで餌をしっかり食べていたのに急に食べなくなったという場合には、ネオンテトラの体に異常が無いか、よくチェックしてみて下さい。

ネオンテトラが罹る病気の中には、急激に進行し数日で命を落とす「ネオン病」のような恐ろしい病気もあるので、餌を食べなくなった個体の観察を怠らないようにしましょう。

以上のように、ネオンテトラが餌を食べない原因は様々です。

中には命に関わるような事が原因で餌を食べない場合もあるので、そのまま放置せずによく観察して原因を探るようにして下さい。

ネオンテトラの餌やりの注意点

ネオンテトラに餌を与える時に、何か注意しなければいけない点はあるのでしょうか?

ネオンテトラを健康に大きく育てるには餌を与える必要があります。

しかし、餌の与え方によってはネオンテトラの寿命を縮めてしまう事も。

ネオンテトラに餌を与える際には次の点に注意して下さい。

  • 餌を与えすぎない
  • 全ての個体に行き渡っているか観察する
  • 水温が下がっている時や消灯前に餌を与えない

ネオンテトラが可愛らしくパクパク餌を食べていると、ついついたくさん与えたくなります。

ですが、餌の与えすぎはネオンテトラの寿命を縮める行為です。

たくさん餌を与えるとそれだけ糞の排出が増えます。

また、食べ残しの量もどうしても増えてしまいます。

すると、これらの有機物が水槽内に大量に蓄積してしまい水が汚れます。

水が汚れ水質が悪化すると、ネオンテトラの調子が崩れ免疫力が落ち、病気に罹りやすくなるので注意が必要です。

また、有機物の蓄積はカラムナリス菌やエロモナス菌、水カビ菌といった病原菌の繁殖を招いてしまうので、より病気に罹りやすくなるという点も問題です。

これだけなく、餌の与えすぎは消化不良などの内臓疾患の原因にもなります。

ネオンテトラに大量に餌を与えると、たとえ満腹でも食べられるだけ食べようとします。

常に満腹まで食べてしまうことで消化器官が疲弊し、消化機能が低下。これが原因で便秘や腹水病を発症してしまいます。

餌の与えすぎはネオンテトラの健康になんらメリットが無く、ただ寿命を縮めてしまう行為なので、餌は適量を守り与えて下さい。

餌を与える時は、水槽内のネオンテトラに餌が行き渡っているか確認しながら与えましょう。

体のサイズ差などにより、なかなか餌が食べられない個体が出る事があります。

特に、飼育数が多い場合はより注意が必要です。

もし餌を食べられていない個体がいたら、餌のサイズや与え方を工夫しましょう。

餌を与える時は、水温をチェックしてから与えるようにして下さい。

水温が20℃前後まで低下している時に餌を与えると、消化不良の原因になります。

ネオンテトラは水温が低いと新陳代謝が下がり、消化器官の働きが低下します。

その状態で普段通りの餌を与えてしまうと、餌をうまく消化できずに消化不良を引き起こしてしまうのです。

ヒーターで水温を一定に保っている場合でも、急にヒーターが故障して水温が下がってしまうケースもあるので、餌を与える前には水温をチェックするようにして下さい。

また、夜就寝中も消化器官の働きが落ちるので、消灯前に餌を与えるのは控えましょう。

以上の点に注意してネオンテトラに餌を与えて下さい。

ネオンテトラの餌の量と頻度

ネオンテトラの健康のためには、餌は多すぎず適量与えるようにしましょう。

では、どのくらいの量と頻度が適量なのでしょうか?

飼育しているネオンテトラの匹数によって餌の量は変わるので、具体的に何gと示すことは難しいですが、適量の目安となるのが「1日2回~3回」の頻度で、「2分~3分」で食べ終える量です。

上記の頻度と量を参考に、少しずつ餌を与えて適量を見つけてみて下さい。

また餌の量は多すぎると問題を起こしますので、少し少ないかなくらいで与えるようにしましょう。

ネオンテトラは餌なしでどのくらい大丈夫?

旅行などで家を空けることになった場合、その間ネオンテトラに餌を与えることができません。

1日~2日程度なら問題無いですが、1週間以上も家を空けることになったら心配なはずです。

ネオンテトラはどのくらいの期間餌無しでも大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、ネオンテトラは1週間程度なら絶食しても大丈夫です。

飼育環境によっては1ヶ月近く餌を与えなくても平気な事もあります。

では、1ヶ月も餌を与えなくて大丈夫な環境とはどのようなものなのでしょうか?

それは、水草が豊富にある水槽です。

水草水槽だと何故長い期間餌が無くても平気なのかと言うと、水槽内に発生する植物性プランクトンなどの微生物やコケ、時には水草自体がネオンテトラの食料となるからです。

このように、水草水槽なら水槽内にネオンテトラの食べ物が存在している状態なので、1ヶ月ほど餌を与えなくても飢える事が無く、餓死することもありません。

水草も何も無いベアタンクの場合はこれらの食糧はありません。

そのため、1週間以上餌を与えないのは餓死の危険があるので注意して下さい。

このように、飼育環境によっては1ヶ月程度は餌を与えなくてもネオンテトラは生きられます。

逆に旅行に行っている間に餌を与えられないからと言って出発前にたくさん与えるような餌やりの仕方はおすすめできません。

通常通りの餌やりを行い、旅行の間は餌なしで過ごさせるくらいのほうが水質悪化やネオンテトラの病気を予防するメリットがあります。

ネオンテトラの餌まとめ

  • ネオンテトラにグッピーやメダカなど他の魚の餌を与えても問題ない
  • 餌を食べない原因には水質悪化や病気などがあるので注意する
  • 餌の与えすぎはネオンテトラの健康を損なう
  • ネオンテトラは1週間程度なら餌を与えなくても生きられる

今回はネオンテトラの餌に関する疑問についてご紹介しました。皆様のネオンテトラ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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