ベタの餌のおすすめは?何種類か与えた方がいい?
ベタの稚魚の餌でおすすめは?
ベタの餌の代用でメダカや金魚の餌でも大丈夫?
こんなベタの餌に関する疑問についてご紹介いたします。
ベタの餌のおすすめは?何種類か与えた方がいい?
ベタは基本的に水槽と水さえあれば飼育できてしまうほど丈夫で飼いやすい熱帯魚です。
そんな飼いやすいベタでもいくつか飼育する上でのポイントがあります。
その一つが餌選びです。
何故なら、ベタは他の魚に比べて餌の好みが出やすい魚なので、好みでは無い餌を与えると食べてくれないケースも少なくないからです。
では、ベタにはどのような餌を与えるのがおすすめなのでしょうか?
また、餌は何種類か用意した方が良いのでしょうか?
結論から言うと、ベタの餌は動物性タンパク質が多めの餌がおすすめで、できれば2~3種類用意しておいた方が良いです。
実はベタは肉食性が強い食性の熱帯魚です。
自然界では虫や小魚、エビなどの甲殻類といったものを食べています。
つまり、動物性タンパク質を好んで摂取する魚なのです。
そのため、赤虫などは喜んで食べます。
しかし、赤虫だけ与えていると栄養バランスが崩れやすく便秘にもなりやすくなるので、主食として赤虫を与えるのはおすすめしません。
たまにおやつとして与える程度が良いでしょう。
普段与えるメインの餌としては、ベタに適した栄養素がバランスよく配合されているベタ専用の人工飼料がおすすめです。
例えば、以下のような餌です。
- キョーリン ひかりベタアドバンス
- GEX(ジェックス) ベタフード
- B–blast(ビーブラスト) 究極の餌 ベタ用
キョーリン ひかりベタアドバンス
キョーリンの「ひかりベタアドバンス」はオキアミが高配合された動物性タンパク質が豊富な餌で、嗜好性が高くベタの食いつきが良いです。
粒のサイズが1.1~1.4mmと極小サイズなため、口の小さなベタも食べやすくパクパクと勢いよく食べてくれます。
また、善玉菌として作用する納豆菌、乳酸菌、酵母菌の3つを配合。
ベタの消化吸収を助けると共に糞による水の汚れや臭いを抑える効果が期待できます。
ホームセンターやアクアショップなど幅広い店舗で扱われているため入手しやすいという点も大きなおすすめポイントです。
GEX(ジェックス) ベタフード
ベタの色揚げにはGEX(ジェックス)「ベタフード」もおすすめです。
フィッシュミールとシュリンプミールが配合された餌で、シュリンプミールはベタの色揚げに効果的な成分です。
ベタフードにも納豆菌、乳酸菌、酵母菌の3つの善玉菌が配合されており、ベタの腸内環境を整え消化吸収を助ける効果が期待できます。
キョーリンのひかりベタアドバンスの内容量が5gなのに対し、GEXのベタフードは内容量が20gと大容量なので、ベタを複数匹飼育している方におすすめの餌です。
B–blast(ビーブラスト) 究極の餌 ベタ用
圧倒的なタンパク質量と栄養バランスの良さで人気なのがB–blast(ビーブラスト)の「究極の餌 ベタ用」です。
オキアミミールや魚粉が配合された高栄養価・高タンパクのベタ専用の餌で、粗タンパク質が52%以上となっています。
また、免疫力活性に有効なβグルカンや各種ビタミン類も配合さえれており、ベタの健康をサポートし発育を促します。
さらに、プロバイオティクス機能を持つバチルス菌の一種のBX菌も配合されているので、ベタの腸内環境を整え消化吸収を助ける働きが期待されます。
粒の大きさには少しムラがありますが、粒が柔らかめで臭いも強めなので嗜好性が高くベタの食いつきが抜群なので、他の餌では食いつきが悪いベタにぜひ試してみて欲しい商品です。
以上のように、ベタには動物性タンパク質が豊富に含まれたベタ専用の餌がおすすめです。
また、ベタは熱帯魚の中ではグルメな魚で、一つの餌を与え続けていると飽きて食べなくなる事もしばしばなので、2~3種類の餌を用意してローテーションで与える事をおすすめします。
しっかりと餌を与えて大きく美しいベタに育てましょう。
ベタの稚魚の餌でおすすめは?
ベタの成魚におすすめの餌についてご紹介しましたが、次は稚魚におすすめの餌についてご紹介します。
孵化したばかりのベタの稚魚には栄養袋のヨークサックが付いているため餌は不要ですが、生後2~3日経過してヨークサックが無くなったタイミングから給餌を開始するので、その間に餌を準備しましょう。
ベタの稚魚の餌は基本的に生き餌になります。
最初はインフゾリアや光合成細菌であるPSBなどを与えると良いでしょう。
生まれて間もないベタの稚魚は口がとても小さいので、これらの微生物が食べやすくおすすめです。
生後7日程度経過したらブラインシュリンプを与え始めます。
この時はまだインフゾリアやPSBも一緒に与えるようにしてください。
何故なら、まだブラインシュリンプが食べられない個体がいる可能性があるからです。
そのような個体の餌としてインフゾリアやPSBも入れておきましょう。
ブラインシュリンプを食べているかは稚魚のお腹を見れば分かります。
お腹がオレンジ色に染まっていればブラインシュリンプを食べた証拠です。
全ての稚魚のお腹がオレンジ色になるようになったらブラインシュリンプだけに切り替えます。
以上がベタの稚魚におすすめの餌です。
肉食性が強いベタの稚魚にいきなり人工飼料を与えても餌と認識してくれないケースがあるため、嗜好性が高く栄養が豊富な生き餌を与えるのが基本となります。
稚魚の時期にしっかり栄養を摂らせることがその後の成長にも大きく影響するので、生き餌をしっかり与えて大きく育てましょう。
ベタの餌の代用でメダカや金魚の餌でも大丈夫?
ベタの成魚にはベタ専用の人工飼料を与えるのが良いと分かりました。
しかし、場合によってはベタ専用の餌が手に入らない時もあるかもしれません。
そのような場合に代用として金魚やメダカの餌を与えても大丈夫なのでしょうか?
結論から言うと、金魚やメダカの餌を与えてもベタは育ちます。
そのため、ベタの他に金魚やメダカも飼っていらっしゃる方の中には、全ての魚に同じ餌を与えているという方もいます。
金魚やメダカの餌にもベタが育つために必要なタンパク質やビタミン類が含まれていますから、これらの餌でもベタを育てる事は可能なのです。
しかし、より大きく健康に、美しくベタを育てたいという場合には、やはりベタ専用の餌を与えることをおすすめします。
金魚やメダカは雑食性の魚ですがベタは肉食性が強い魚です。
食性が違うため、餌の成分にも若干違いがあります。
この違いがベタの成長や体色の美しさに影響するのです。
ベタの健康的な発育を促したいのならば、やはりベタ用に栄養素が調整されたベタ専用の餌が適しています。
また、ベタ専用の餌はベタの小さな口に合わせたサイズに作られているためそのまま与える事ができますが、金魚やメダカの餌の場合、そのままのサイズだと大きすぎて食べられない場合もあると言う点に注意が必要です。
以上のように、一時的に金魚やメダカの餌を代用するのは問題ありませんが、栄養面や食べやすさを考えると、やはりベタにはベタ専用の餌が適しています。
ベタの餌まとめ
- ベタは肉食性の強い熱帯魚なので動物性タンパク質が豊富な餌がおすすめ
- 赤虫ばかり与えていると栄養が偏るのでベタ専用の人工飼料をメインに与えるようにする
- 稚魚の餌は生き餌を基本としインフゾリアやPSB、ブラインシュリンプなどを与える
- 金魚やメダカの餌を代用として使っても問題無いが、より健康に綺麗に育てるにはベタに適した栄養バランスで作られたベタ専用の餌が最適