グッピーはヒーターなしでも飼育できる?
グッピーのヒーターはいつから付ける?
グッピー水槽のヒーターの電気代が気になる。
グッピーのヒーターでおすすめの商品は?
こんなグッピー水槽のヒーターに関する疑問についてご紹介いたします。
目次
グッピーはヒーターなしでも飼育できる?
小型魚で姿かたちが美しいと評判の「グッピー」。
観賞魚としては安価ですし、飼育が比較的簡単なため、子どもから大人まで幅広い年代層に人気があります。
そんなグッピーを飼ってみたいという方に向けて、グッピー水槽のヒーターの必要性と管理について今回は紹介していきます。
グッピーがもともと熱い地域に生息している熱帯魚ということは、グッピーを飼ったことのない方でもご存じなのではないでしょうか。
熱帯魚ということは必ずヒーターが必要なのか?
結論から言うと、「ほぼ」グッピーはヒーターなしでは飼育できません。
「ほぼ」というのは、飼っている環境によってはグッピーをヒーターなしで飼える可能性もあるからです。
グッピー水槽の水温は26℃~28℃が理想とされています。
これより高すぎても低すぎてもグッピーは体調を崩しやすくなってしまいます。
年間を通して26℃の水温が保てる地域にお住まいの方などは、ヒーターなしでもグッピーを飼うことができるかと思います。
「そんな暖かい地域じゃないけれど、なるべくヒーターなしでグッピーが飼いたい」という方に向けて、この後の『グッピー水槽のヒーターの電気代が気になる』で、詳しく解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
グッピーのヒーターはいつから付ける?
常にグッピーが快適に過ごせる環境を作りたいという方は、水槽用ヒーターを導入することをおすすめします。
では、いつからヒーターを付け始めたらいいのでしょうか。
冷え込む冬による水槽の水温低下対策はもちろん、春や秋など気温の変化が激しい季節の変わり目の時期にもヒーターの設置は欠かせません。
水温で言うと最悪でも水温が20℃を下回るような時にはヒーターを設置することをお勧めします。
唯一、気温の上がる夏はヒーターの設置はほとんど不要です。
上記でも解説したように、グッピーの水槽の水温は26℃前後が理想です。
夏場になると水槽を置いている環境によっては水温が30℃を超えることもあるので、その時はクーラーをかけるなどのまた別の対策が必要になってきます。
よってグッピー水槽のヒーター使用は夜間の気温が20℃を下回る秋から初夏くらいまでとなるでしょう。
グッピー水槽のヒーターの電気代が気になる
グッピーには快適な環境で育って欲しい。
しかし、地域によっては1年の大半でヒーターを使用するとなると、月々の電気代も気になるものです。
水槽のヒーターにかかる電気代は、お手持ちの水槽の水容量に合うヒーターの電力(W)、ヒーターの稼働時間によって変わってきます。
ヒーターを1日24時間フル稼働させた場合の電気料金を計算すると、以下のようになります。
1kWhの電気料金は、平成26年4月に公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が発表した新電力料金目安単価(税込)の、1kWh27円を参考に計算することにします。
まず、電気料金の単位をkWhからWhに直すので、0.027円となります。
使用W数が36Wのヒーターの1ヶ月の使用電気料金は、
0.027(1Whの料金)×36(W)×24(時間)×30(日)=約700円
1日計算では23円程度です。
W数 1日の電気代 1ヶ月の電気代
- 36W 23円 700円
- 55W 35円 1069円
- 80W 52円 1555円
- 120W 87円 2624円
- 150W 97円 2916円
こうやって見ると意外と高く思えますよね。
ただこの金額は計算上の理論値になります。
実際、水槽用ヒーターはサーモスタットで温度を感知して作動する仕組みになっているので、設定温度に水温が達したら自動で加熱は停止します。
上記の表は24時間フル稼働の計算ですので、実際はもう少し電気代が安く済みます。
また、冷え込む日が少なくなる季節にはヒーターの出番も少なくなるため電気代は安くなります。
実際の電気代を知りたい方には使った電気量を測定でき、電気代を計算できるワットチェッカーなどもありますので利用してみると良いかもしれません。
ワットチェッカーの種類も様々で使用電気量を測定しながらタイマー機能があるものや、タップ形式になっていて水槽に使用する設備の合計電気量を測定できるものなどもあります。
リーベックス 節電エコタイマーET55D
タイマー機能を搭載したワットチェッカーです。
決まった時間に電源をオン・オフできるタイマーを備えており、曜日ごとの設定も可能です。
水槽の照明など時間を決めて自動で電源のオンオフをしたい設備にも使い勝手が良い商品です。
1時間あたりの電気料金や積算使用電気料金なども表示できる優れものです。
トラッキング防止プラグが採用されているため、ショートによる火災リスクも低減。
サンワサプライ ワットモニター
こちらのタイプはタイマー機能は付いていませんが、表示画面が大きくみやすい設計となっています。
コンセントに差し込むだけで消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、CO2排出量(kg)の5種類が測定できます。
グッピーのヒーターでおすすめの商品は?
次にグッピー飼育におすすめのヒーターは?となると水槽ヒーターにも色々な種類があります。
そんな中、グッピーが快適に生活できて通販でも人気のヒーターを2つ紹介していきます。
ジェックス NEW セーフカバーヒートナビ SH120
魚のやけどを防ぐ安全カバー付水槽ヒーターとコンパクトサーモスタット(自動的に熱源を制御する温度調節装置)がセットになっているタイプです。
サーモスタットの温度制御機能で、水温の上がり過ぎや下がり過ぎを防いでくれます。
水温を15~35℃に調節できるため自身の設定したい水温を保てるメリットがあります。
万が一水中からでてしまっても温度センサーが働き、安全な表面温度にコントロールしてくれます。
テトラ 26℃ミニヒーター 100W
あらかじめ設定されている水温に自動で昇温してくれる温度固定タイプのヒーターです。
電源さえあれば機能するため、「自分で調節するのは面倒くさい」という方におすすめです。
ヒーター内に温度感知センサーが内蔵されているためサイズ的に少々大きくなってしまうデメリットがあります。
難燃性のプラスチックカバーが加熱部をカバーしてくれているためグッピーがヒーターに接触して火傷をしてしまうなどのトラブルを防止できます。
どちらのタイプもワット数が選べるので、お手持ちの水槽に合ったものを選んでください。
グッピー水槽のヒーターまとめ
- グッピー飼育にはヒーターはほぼ必需品。
- 水槽用ヒーターは気温が20℃を下回る前に設置することが望ましい。
- 水槽用ヒーターは設置温度に達すると自動制御で電気代を抑えることができる。
- ワットチェッカーを使用することで実際の電気量を確認することができる。
今回はグッピー水槽のヒーター管理についてご紹介しました。皆様のグッピー飼育の参考にしていただけると幸いです。