グッピーの稚魚が黒い!?色づきと色の変化・色が出ない!?

2021年10月4日

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グッピーの稚魚の色

グッピーの稚魚が黒いのは大丈夫?

グッピーの稚魚の色づきはいつ頃から始まる?

グッピーの稚魚の色の変化について知りたい。

グッピーの稚魚に色が出ないのは大丈夫?

こんなグッピーの稚魚の色づきや色の変化についてご紹介いたします。

グッピーの稚魚の色づきはいつ頃から始まる?

産まれたグッピーの稚魚が色づき始めるのはいつ頃くらいからでしょうか。

個体の成長スピードによって、色づき始める時期にはバラツキがあります。

一般的な成長スピードでしたら、体長が1.5cm程になった頃。日数で言うとだいたい1ヶ月程度で色づき始めます。

早い個体だと2週間から3週間ほどで色が出始める稚魚もいます。

餌の頻度や水温など、飼育環境によって成長スピードは異なり、色が出始める時期もバラツキがありますが、概(おおむ)ね1ヶ月前後で色づき始めると考えておきましょう。

グッピーの稚魚の色の変化

グッピーの稚魚の体色はどのような変化をしていくのでしょうか。

グッピーの体色の基本となる地色は、産まれた時からすでに出ています。

一般的な産まれたてのグッピーの稚魚は、グレーや半透明な色をしています。

この色が基本の皮膚の色となる地色です。

その後、1ヶ月経過する頃に他の色が出始めます。

尾ビレの近くなどから薄らと色がのっていきます。

徐々に色が出始め、約2ヶ月経過する頃には、親魚と同じような体色や模様がハッキリと現れるようになります。

このような経過をたどって、グッピーの稚魚の体色や模様は変化していくので、産まれたグッピーの稚魚がどのような体色になっていくのか、楽しみながら観察してみてください。

グッピーの稚魚が黒いのは大丈夫?

産まれた他のグッピーの稚魚はグレーや半透明なのに、1匹だけ黒い稚魚がいるけど大丈夫? 病気じゃない?

そのような話を聞くことがあります。

このような黒いグッピーの稚魚は病気ではありません。

黒い色素の遺伝子を持って産まれた個体のため、黒色の体色をしているのです。

なので、最初から黒っぽい体色の稚魚は病気ではないので、安心して育てましょう。

しかし、グッピーは体長が崩れると、体色が白っぽくなったり黒っぽくなったりすることがあります。

元の色より白くなったり黒ずんだりした時には、ストレスや病気が原因の場合があるので、注意しましょう。

繰り返しになりますが、最初から黒い体色の稚魚は病気ではありませんので、安心してください。

グッピーの稚魚に色が出ない

1ヶ月過ぎてもグッピーの稚魚に色が出てこない。

その原因はなんなのでしょうか。

まず考えられるのは、栄養不足などが原因で成長が遅れている可能性です。

餌の栄養価が低かったり、餌を与える頻度が少な過ぎたりすると、成長が遅くなります。

また、水温が21℃前後の低めの設定の場合も成長が遅れます。

このような場合は、1ヶ月経っても体長があまり大きくなっていないので、体色もあまり出てきません。

成長の遅れが原因の場合には、成長を促すような飼育環境にしてあげましょう。

  • 餌を1日2~3回与える
  • ブラインシュリンプなど栄養価の高い餌を与える
  • 水温を26℃~28℃に設定する

餌を与える回数を増やすと、それだけ多くの栄養を取り込めるようになります。

グッピーは胃袋が無い魚です。餌を胃にためて徐々に栄養を吸収すると言うことができないので、1回の餌の量を多くしてもあまり意味がありません。

それよりも、適量を回数多く与える方が、栄養の吸収効率が高まります。

5分ほどで食べ切れる量を、1日2~3回与えるようにしてみてください。

与える餌は人工飼料でも十分なのですが、より早く、より綺麗な体色を出したい場合には、栄養価の高いブラインシュリンプを与えると良いです。

さらに、水温を26℃~28℃と高めに設定すると、グッピーの稚魚の新陳代謝が促され、成長が早くなります。

成長の遅れが原因の場合には、上記のような対応をしてみてください。

十分に成長しているのに色が出てこない場合には、発色遺伝子を持っていない可能性が考えれます。

グッピーの綺麗な体色が出るのは、「発色遺伝子」を持っているからです。

この遺伝子を生まれながらに持っていない個体もいます。

そのような個体は、いくら成長しても綺麗な体色は出てきません。

グッピーのオスにしか遺伝しない体色もあります。そのような体色はメスに遺伝しないため、その遺伝子の掛け合わせで産まれたメスには色鮮やかな体色が出ません。

また、掛け合わせるグッピーの種類や相性によっても、体色を出す遺伝子が遺伝するのか、しないのかが変わります。

他にも、何世代も同じグッピーの遺伝子を掛け合わせていると、体色が暗く乏しくなる傾向があるので、その時は新しい個体を導入してあげましょう。

このように、ちゃんと成長していても体色が出ない場合には、初めから発色遺伝子を持っていない可能性があります。

グッピーの稚魚に色が出ない原因についてまとめると、「成長不足」、「色彩を出す遺伝子を持っていない」の2つの原因があります。

グッピーの稚魚の成長度合いをよく観察して、どちらが原因か見極めましょう。

グッピーの稚魚の色づきと色の変化まとめ

  • グッピーの稚魚は生後1ヶ月経過したくらいから色づき始める
  • 2ヶ月経過する頃にはしっかりとした色彩と模様になる
  • 黒いグッピーの稚魚は黒い体色が遺伝しているだけで病気では無い
  • グッピーの稚魚に色が出ない原因は成長不足か遺伝子の問題

今回はグッピーの稚魚の色づきと色の変化についてご紹介しました。皆様のグッピー飼育の参考にしていただけると幸いです。

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