国産グッピーと外国産グッピーどちらがおすすめ?
初心者に人気のグッピーの種類を知りたい。
美しいグッピーの種類を知りたい。
初心者におすすめのグッピーとは?
こんなグッピー飼育初心者がグッピーを選ぶ際に気になることをまとめました。
目次
国産グッピーと外国産グッピーどちらがおすすめ?
グッピーには「国産グッピー」と「外国産グッピー」がいます。
この2つに違いはあるのでしょうか?
また、グッピー飼育が初めての人におすすめなのはどちらでしょうか。
まず、どちらがおすすめか最初にお伝えさせていただくと、グッピー飼育初心者の方におすすめなのは断然「国産グッピー」です。
国産グッピーは、日本国内のブリーダーの方達が繁殖させて生まれたグッピーのことを言います。
外国産グッピーは海外のブリーダーの方達が繁殖させたグッピーです。
安いのは外国産グッピーですが、丈夫で育てやすいのは国産グッピーです。
なので、初めてグッピーを飼育するなら国産グッピーが断然おすすめです。
国産グッピーは日本の水で育てれらているため、日本の水質に慣れています。
そのため、水が合わないという心配がほとんどありません。
普通に水道水をカルキ抜きして使ってあげればOKです。
また、国産グッピーの輸送は国内だけなので、輸送時間が短く状態が良いまま販売店まで届きます。
そのため、購入時に体調を崩しているという心配が少なく、安心して飼育することができます。
対して外国産グッピーはどうかというと外国産グッピーが育った海外の水質と日本の水質は違います。
そのため、日本の水が合わずに体調を崩すことがしばしばあります。
また、海外からの輸送となると輸送時間が長いため販売店到着時に弱ってしまっていることもあります。
そのような外国産グッピーだと購入後数日で病気になったり、衰弱死したりすることもあります。
他にも海外特有の細菌を持ち込む危険性もあるので、国産グッピーとの混泳は避けた方が良いでしょう。
初心者に人気のグッピーとは
グッピー飼育初心者の方に人気があるグッピーとはどのようなものでしょうか。
グッピーは柄や模様、体色などで品種が分けられており、その品種の数がとても多いのもグッピーの魅力です。
数あるグッピーの中でも、グッピー飼育初心者の方に人気なグッピーの特徴は次の3つです。
- 丈夫で育てやすい
- 模様や柄、体色が綺麗
- 繁殖させやすく系統の維持がしやすい
初めてグッピーを飼育するわけですから、丈夫で育てやすい品種を選ぶ人が多いです。
初心者のうちは分からない事が多く、小さな失敗をたくさんします。
丈夫な品種ならば、多少失敗しても元気に育ってくれますので、まずは丈夫な品種を育てて、グッピー飼育の理解を深めていきましょう。
丈夫な品種の中から、模様や柄、体色が綺麗なグッピーを選ぶと良いですね。
また、繁殖を考えた場合、親と同じ姿の子供が生まれやすい品種、つまり特徴(系統)を引き継がせやすい品種の方が扱いやすく人気です。
例えば、ドイツイエロータキシードなどは、グッピーの中でも人気が高い品種です。
ドイツイエロータキシード
丈夫ですし、形質などが安定して引き継がれるので繁殖もしやすく、最初のグッピーにおすすめです。
一目惚れしたお気に入りの品種を飼育するのが一番だと思いますが、初心者には育てるのが難しい品種のグッピーもいますので、最初は丈夫で育てやすい品種の中からお気に入りの個体を見つけると良いでしょう。
美しいグッピーの種類とは
グッピーの形質や色彩は実に様々です。これまで品種改良によって、たくさんの種類のグッピーが生み出されてきました。
どの品種も個性豊かで美しい特徴を持っています。
美しいグッピーの種類について、いくつかご紹介していきます。
グラス系
大きく透明感のある尾ビレに、スポットで細かい模様が入るのが特徴の品種です。
体色には尾ビレと同じ色がのります。
ブルーグラスやレッドグラスなどが代表的なグラス系のグッピーです。
タキシード系
体の下半身部分が、黒く塗りつぶされたように染まっているのが特徴のグッピーです。
黒色に染まった体色が礼服に似ていることから、「タキシード」と呼ばれるようになりました。
黒以外の色でも、単色で下半身部分が染まっている表現のグッピーはタキシード系に含まれます。
さきほどご紹介したドイツイエロータキシードが代表的です。
コブラ系
体に細かい網目模様の柄が入っているのが特徴のグッピーです。
その複雑な網目模様はとても目を引きます。
ですが、見た目の好き嫌いは分かれる種類のグッピーです。
キングコブラが代表的なコブラ系のグッピーです。
モザイク系
複数の色が入ったモザイク調の模様の大きな尾ビレが特徴のグッピーです。
他の系統のグッピーよりもヒレや体が大きい傾向にあり、大きな尾ビレをなびかせて泳ぐ姿はとても美しいです。
モザイクグッピーやオールドファッションモザイクなどの品種がいます。
レース系
織物を思わせるような透明感ある地色と尾ビレ、そこにコブラ系よりもさらに細かな模様が密に入るのが特徴のグッピーです。
透明感ある地色が模様をより際立たせるので、繊細で上品な印象を与えます。
レースコブラが代表的です。
以上が美しいグッピーの種類です。
今回ご紹介したそれぞれの系統の代表的なグッピー以外にもたくさんの種類がいます。
同じ系統でも体色や体型の違いで全く違う表現を見せるので、それぞれの系統のグッピーを見比べてみるのも楽しいですよ。
初心者におすすめのグッピー7選
グッピーの魅力の一つはその種類の多さです。
たくさんの美しいグッピーに目移りしてしまいます。
ですが、初心者の方はその種類の多さに、どのグッピーを選べばいいのか戸惑ってしまうことがあるでしょう。
そこで今回はグッピーを初めて飼育する初心者の方におすすめのグッピーを7種類ご紹介します。
どれも育てやすい品種ですので、おすすめです。
ドイツイエロータキシード
数あるグッピーの種類の中でも屈指の人気を誇るのが「ドイツイエロータキシード」です。グッピー御三家の一つに数えられるほどの人気です。
大きな三角尾ビレの「デルタテール」が特徴のドイツイエロータキシードは、見た目が美しいだけではなく、とても丈夫なのも初心者の方におすすめなポイントです。
また、繁殖においても形質や体質が安定して子に引き継がれるので、同じ表現の子供を得やすいのも良いですね。
初めてのグッピー飼育にとてもおすすめな品種です。
ブルーグラス
言わずと知れた青色系統の定番グッピーです。その人気はドイツイエロータキシードに勝るとも劣りません。
鮮やかな青色の地肌に黒いドット調の模様がとても映える美しいグッピーです。
ブルーグラスの青色は「不完全優性」という遺伝の仕方によるので、ブルーグラス同士を掛け合わせると、ブルーグラスの他に、レッドグラスとブラオが生まれます。
その割合はブルーグラス50%、レッドグラス25%、ブラオ25%です。
ブルーグラスだけの水槽にしたい場合は選別が必要ですが、ブルーグラスの青とレッドグラスの赤の組み合わせも色鮮やかで綺麗です。
レッドグラス
赤色系統の定番グッピーで、意外かも知れませんが、ブルーグラス同士を繁殖させると生まれることがあります。
赤の発色が鮮やかで美しいグッピーで、発色がより強い個体ほど高額です。
とても丈夫で育てやすいグッピーです。
キングコブラ
コブラ系グッピーのベースとなる品種です。体に入る細く複雑な網目模様と、尾ヒレの大きなスポット模様により、見た目のインパクト大なグッピーです。
好き嫌いが分かれますが、体にも柄が入っている派手な品種が好きな人におすすめです。
レースコブラ
コブラ系よりもさらに細かい模様が体に入ります。
織物のような繊細なレース模様により、一層上品さが際立った品種です。
柄物グッピーの中でも、落ち着いた優雅さを求める方におすすめです。
モザイクグッピー
数あるグッピーの品種の中でも、長い歴史を持つ基本品種の1つです。赤色の下地に黒い模様が入った大きな尾ビレが特徴です。
他の品種と比べて、体やヒレが大きく見栄えが良いです。
尾ビレの模様は生後半年を過ぎる頃から表現が変わることも多いので、長く変化を楽しめる品種でもあります。
フルレッド
フルレッドは赤単色だけのグッピーです。
頭から尾ビレまで、全身が深い赤色に染まります。
単色では物足りないかと思いきや、その深く重厚な赤には目を惹(ひ)きつけられます。
形質の引き継ぎも安定しているので育てやすい品種です。
アルビノタイプの「RREAフルレッド」も高い人気を誇ります。
他の種類に対してあまり販売されていない種類のグッピーでもあります。
以上7種類がグッピー飼育初心者の方におすすめなグッピーです。
どのグッピーもそれぞれの系統をよく表現している品種でとても綺麗です。また、丈夫さも問題ありません。
繁殖に関してはブルーグラスだけ少し難しいです。
ブルーグラスは繁殖させた際、一部親と違う形質の稚魚が生まれるので、ブルーグラスだけにしたい場合は選別が必要になります。
ですが、今後繁殖にも力を入れたいという場合には、ブルーグラスの飼育は遺伝の法則を勉強するのにとても役立ちますので、ぜひ挑戦してみてください。
その他の6品種は親の特徴と同じ形質の稚魚が生まれるので、繁殖させやすいでしょう。
今回はグッピー飼育初心者がグッピーを選ぶ際に気になる情報をご紹介しました。皆様のグッピー飼育の参考にして頂けると幸いです。