ベタはヒーターでやけどする?挟まる・くっつくなどのヒータートラブル対策!

2022年3月21日

※この記事では広告を表示しています。

ベタのヒータートラブル

ベタはヒーターでやけどする?対策は?

ベタはヒーターなしで飼育できる?

ベタがヒーターから離れない・くっつくのはなぜ?

ベタがヒーターの隙間に挟まるのはどうすればいい?

ベタのヒーターsh10で問題解決ができる?

こんなベタのヒーターに関するトラブルについてご紹介いたします。

ベタはヒーターでやけどする?対策は?

ベタなどの魚は水の中で暮らしているので「やけど」とは無縁のように感じますが、極端に熱いものに触れればベタも当然やけどをします。

少し触れたくらいでやけどしてしまうほど、水槽用ヒーターが高温になることはありませんが、ベタが長時間ヒーターに触れたままだとやけどしてしまう恐れがあるので注意が必要です。

私たちが考える「やけど」といえば熱い火などによって肌にダメージを受けてしまうようなものをイメージしがちですが、魚にとっては私たちの手の体温ですらよく無いこともあります。

それだけ水の中で暮らす生き物はデリケートだということなのです。

ベタがやけどをしてしまったら飼い主としてはとても不安になるかと思いますが、実はこれといった治療法はありません。

治療法はないものの、ベタなどの魚のやけどは自然治癒で回復する場合が多いため、ベタ自身の生命力や回復力にかけて様子を見ましょう。

軽度のやけどであれば命に関わることはないのですが、飼育者としてはやけどは防ぎたいものです。

万が一の時のためにも使用するヒーターは、カバー付きのものを選びましょう。

ただ、カバー付きのヒーターを使用していてもやけどの事故を完全に防ぐことはできません。

それでも何も対策をしないよりはベタのためになるので、ヒーターを使用する際は必ず事故を防ぐ対策を行いましょう。

ベタはヒーターなしで飼育できる?

ベタがヒーターでやけどをしてしまう可能性があるのなら、ヒーターなしで飼育するばいいのでは?

そんな疑問も頭をよぎるかもしれません。

ベタは、タイのメコン川流域を原産とする熱帯魚です。

タイの平均年間気温は29℃なので、そこに暮らすベタは暖かい水を好みます。

ベタは丈夫な熱帯魚なので水温が低いからといってすぐに死んでしまうわけではありませんが、1年を通して日本の真夏に近い気候の地域に暮らしているので、低水温は体調を崩す原因に繋がります。

やはり生き物を飼育する上で飼い主が心掛けるべきなのは快適な環境作りだと言えるので、ベタが1番快適に暮らせる水温を保ってあげるのがいいでしょう。

ベタの適温は26~27℃とされているため、夏場は水温対策を行わなくても問題なく飼育することができます。

しかし、日本は季節によって気温差があるため、気温が下がる冬や1日の中でも寒暖差が激しい春や秋は水温も変化しやすいので水温を一定に保つための工夫が必要です。

24時間エアコンをつけて室温を管理する場合は水槽用ヒーターがなくても飼育できることもありますが、ベタが快適に暮らせる水温を保つことはなかなか難しいでしょう。

エアコンでの水温管理が難しい理由として、液体が気体になる際に液体の周りのものから熱を奪う「気化熱」という現象があげられます。

この気化熱は水槽の表面の水が蒸発する際にも起こり、部屋の温度をベタの適温に設定していたとしても水温が下がり、実際の水温はそれよりも低くなってしまうのです。

またベタは多頭飼いが難しく、小さな水槽で1匹ずつ飼育するのが一般的ですが、小さな水槽は水量が少ないために外の気温の影響を受けやすく、水温が不安定になりやすい傾向にあります。

こうしたことを考えてみてもベタの快適な環境で飼育するには、ヒーターを使用するのが望ましいと言えるでしょう。

もちろん気化熱の問題や水槽の問題に対しても知識があり、対処法をしっかり理解していればエアコンによる水温管理も可能です。

ベタがヒーターから離れない・くっつく

先ほども述べたようにベタは暖かい水を好む熱帯魚なので、ヒーターを水槽に取り付けるとヒーターの近くで過ごすようになったり、くっついて離れなくなることがあります。

ヒーターの近くに寄ることで暖を取る姿が可愛らしいですが、注意したいのがヒーターでのやけどです。

とくにベタは何かに寄りかかって眠る習性があるため、長時間ヒーターに体が触れてしまう可能性が高いです。

ヒーターの近くから離れない場合、水槽内の水温にムラがある可能性があるので、水流のあるところにヒーターを設置し、水槽内を満遍なく温めてあげましょう。

ただし、ベタは泳ぎが苦手な魚なので水流を強くしすぎないように注意してください。

満遍なく水槽内を暖めていても外の気温が低いと、寒くてヒーターにくっついていることがありますが、そんな場合でもやけどを防ぐために使用するヒーターはカバー付きのものがいいでしょう。

ベタがヒーターの隙間に挟まる対策

ベタに限らず、ヒーターと水槽の隙間に魚が挟まってしまうことがよくあります。

とくにベタは好奇心が強く隙間に入り込むのが好きな熱帯魚ので、ヒーターと水槽の隙間に入り込んでしまって出られなくなることが多いものです。

ベタがよくヒーターの隙間に挟まると悩んでいる人は、まずヒーターを設置している向きを見直しましょう。

理由としては、ベタがヒーターの隙間に挟まってしまう1番の原因として考えられているのが、「縦向きに設置されたヒーター」だと言われているからです。

ヒーターの隙間にベタが挟まってしまわないよう、ヒーターは縦向きではなく、横向きに設置しましょう。

ただ、横向きの設置は見栄えがどうしても悪くなってしまいがちなので、レイアウトにこだわっている人には嫌がられがちです。

水槽の大きさ的にも横向きに設置できない場合もあるので、縦向きで設置したい場合はウールマットなどで隙間を埋めてあげるといいでしょう。

ウールマットをヒーターの大きさに合わせてカットし、ヒーターと水槽の隙間を埋めるようにセットするだけなので手間もいりません。

設置場所によってはウールマットが見えてしまい、見栄えが悪くなる可能性もありますが、ベタの安全を守るためなので、ぜひ試してみてください。

ベタのヒーターsh10とは

ベタを飼育する際に使用するヒーターで定番とされているのが、この「GEX オートヒーターミニ SH10」です。

この商品はとてもコンパクトなサイズなので、小型の水槽だけでなく、サイズや水量さえ合えば金魚鉢や小型のガラス容器にも使用することができます。

水量が4リットルまでのものであれば、水温を24~28℃に自動で調整してくれる優れものです。

また、キスゴム付きなので水槽内でも本体がズレにくく、空焚き防止機能もついているので安心して使用できます。

アクアショップだけではなく、ホームセンターでも販売されていることも多いため、入手しやすいという点も嬉しいポイント。

本体がシンプルなデザインをしており、汚れやコケが付着した際にも掃除がしやすい点もおすすめです。

コンパクトで隙間ができづらいので、ベタが隙間に入り込んでしまう事故も防げ、カバー付きなので火傷の心配もいりません。

ヒーターを使用する際の問題点が解決された商品だと言えるので、はじめてベタを飼育するという方はまずこのヒーターを使用してみるといいでしょう。

もう一つ、ベタの火傷や挟まり対策としてパネルヒーターを使用する方法もあります。

パネルヒーターについては過去の記事で紹介していますのでご覧ください。

ベタのヒーターに関するトラブルまとめ

  • 長時間ヒーターに触れてしまうとベタもやけどしてしまう可能性があるため、ヒーターを使用する際はカバー付きのものを選ぶ
  • 24時間エアコンで管理された部屋であれば、ヒーターなしでも飼育できる場合があるが、ベタを飼育する際はヒーターを使用する方が望ましい
  • ヒーターからベタが離れない場合、水温ムラが起きている可能性があるため、水流のある場所にヒーターを設置して満遍なく水槽内を温める
  • 隙間に挟まってしまうトラブルを避けるため、ヒーターは横向きに設置するか隙間を埋める工夫をする
  • GEX オートヒーターミニ SH10は、カバー付きで隙間もできづらいので安心して使用できるヒーターである

今回はベタのヒーターに関するトラブルについてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。

よくある疑問の関連記事

-ベタ水槽の管理と飼い方
-,