ベタはよく寝る熱帯魚!?寝る場所や寝る時間は自由気まま?

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ベタはよく寝る

ベタはよく寝る熱帯魚?

ベタは夜に寝る?ベタの寝る時間は?

ベタは寝る時に場所を選ばない?

ベタは水底で横向きで寝ることもある?

こんなベタの睡眠と寝る時の習性についてご紹介いたします。

ベタはよく寝る熱帯魚?

ベタは、よく寝る熱帯魚だと言われています。

さっきまで元気に泳いでいたのにじっとして動かなくなったなんてこともよくあり、飼い主としては「え、大丈夫?」と心配になってしまうかもしれません。

老化や病気で体調が悪いこともありますが、ただ寝ているだけといった場合もあるのでその場合はとくに心配はいりません。

ベタの睡眠は厳密に言うと人間の睡眠とは違って、「活発に動き回らずに休んでいる状態」といった方が近いです。

ベタは元々、それほど活発に動き回る熱帯魚ではなく、大きなヒレの影響もあって泳ぎも少し苦手。

水槽の中の水流が強いと疲れてしまうこともあるため、ベタには適度な休息が必要と言えます。

ベタは人間のように寝ているときに目をつむることはないので、寝ているのか起きているのか判断しにくいかもしれませんが、じっとして動かない場合は寝ている可能性が高いです。

心配になって水槽をのぞき込むとそれにびっくりして急に動き始めることもあるので、寝ているなと思ったらそっとしておいてあげましょう。

ベタは夜に寝る?ベタの寝る時間は?

ベタに限らず熱帯魚は、人間のようにまとまった睡眠をとりません。

暗くなるとじっとしていて動かなくなることはありますが。

自然界で暮らす熱帯魚たちは常に外敵に狙われながら生きているため、人間のように長時間睡眠をとるのはかなり危険な行為です。

そのためベタなどの熱帯魚たちは、1日を通して短い睡眠を繰り返しながら生活しています。

人間の最適な睡眠時間は「約6~8時間」とされていますが、ベタには明確な時間設定はありません。

夜でも部屋や水槽の明かりがついていれば寝ずに起きていますし、光を遮断して真っ暗にすれば昼間でも眠ってくれます。

ベタも人間のように暗い場所の方が安心して眠ることができるので、昼夜問わず水槽に光が入る状態にしているとベタが安心して睡眠を取ることができません。

そうなってしまうと、1日のほとんどの時間を起きたまま過ごすことになってしまいます。

しかし、睡眠は人間にとって不可欠なものであるようにベタにとっても不可欠なものなので、しっかりと睡眠を取ることができる環境を作ってあげましょう。

そのために重要になってくるのが、「ベタの生活リズムを作る」ことです。

飼い主自身の生活リズムに合わせても問題はないので、昼間は水槽に光が入るように明るくするのであれば、夜寝るころには水槽内に光が入らないように部屋の電気や水槽のライトを消してあげましょう。

生活リズムが整うことでベタが睡眠をしっかりとれるようになり、健康と長生きにも繋がります。

水槽の照明を規則正しく点灯させることは水草水槽などでは今や常識となっており、プログラムタイマーを利用して自動点灯させる人も多くいます。

ベタは寝る時に場所を選ばない?

ベタはほかの熱帯魚とは違い、その場にとどまって寝るのではなく「何かにもたれかかるようにして眠る習性」があります。

水槽内に水草がある場合はその水草に寄りかかったり、水草の間に挟まるような形で眠る姿がよく見られるでしょう。

ベタは狭いところを好むので水草がない場合は、フィルターやヒーターの隙間に顔を突っ込んで眠ることもあります。

また、水面ギリギリの位置で横になるようにして眠ることを好む固体もいるので、水草をベッドのようにして眠る姿を見せてくれることも。

個体によって寝る場所の好みがあるようですが、さっきまで泳いでいたのに急に動かなくなり、眠ったまま水底へ沈んでいくなんてこともあります。

なんとも無防備で思わず笑ってしまいそうな寝姿ですが、無防備な姿を見せてくれるということは、それだけベタが安心して過ごせている証拠でもあります。

無防備な姿を見せられるほど安心して過ごせる環境は、ベタにとってストレスのない快適な環境と言えます。

ストレスのない環境はベタの健康を守る上でとても重要になってくるので、飼い主の責任としてストレスのない環境作りを徹底し、そのご褒美に無防備でかわいらしい姿を見せてもらいましょう!

ベタは水底で横向きで寝ることもある?

ふと水槽に目をやると「ベタが横たわるようにして水底に沈んでいる」なんてことがあるかもしれません。

飼い主としては魚が横を向いて沈んでいるのを見れば、死んでしまったのではないかと心配になるかもしれませんが、ただ眠っているだけであれば起きるとまた元気に泳ぎ始めるので心配はいりません。

ただし、体調が悪く水底に沈んでしまっていることもあるので、ほかに病気の兆候がないか観察してあげてください。

ベタが水底で眠ってしまうのは、寝るのに適した水草などがない場合に起こります。

先程も説明した通り、ベタは何かにもたれかかるようにして眠る習性があるので、もたれかかるのに丁度いいものがないと水底に沈んだまま眠ってしまうのです。

この時に徐々に横に向いていき、最終的に横たわるような状態になってしまって飼い主をヒヤリとさせてしまうかもしれません。

ただ眠っているだけなので心配はいりませんが、水底で眠ると腹ビレや尾ヒレを傷つけてしまうことがあるので、何かもたれかかることができるものを入れてあげましょう。

水草などを入れる際の注意点としては、ベタがヒレを引っ掛けて傷つけてしまうことがあるため、入れる水草は柔らかいものを選び、レイアウトもあまり複雑なものにはしないでください。

ベタのために作られた「ベタのおやすみリーフ」というベタ専用の人工水草もあります。

ベタを傷つけてしまわないように柔らかい素材でできているので安心して使用でき、人工の水草なので枯れてしまうこともないため、水草の飼育に手間をかけられない方におすすめです。

ベタの睡眠まとめ

  • ベタは適度な休息を必要とする熱帯魚であるため、安心して眠れる環境を作ることが大切
  • ベタは短い睡眠を繰り返して生活するので、しっかりとした生活リズムを作ってあげることが重要になってくる
  • ベタは何かにもたれかかるようにして眠る習性があり、水草に寄りかかったり隙間に挟まって眠る姿がよく見られる
  • もたれかかれるものがないと水底で横たわるように眠ることもあるが、自慢のヒレを傷つけてしまうことがあるので注意

今回はベタの睡眠に関する疑問についてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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