ベタをお見合いさせたら威嚇するのは何故?
ベタのオスメスを合わせると威嚇するのは求愛?
ベタがエラやヒレを広げて威嚇する理由は?
ベタのメスでも威嚇することがある?
ベタのフレアリングはさせたほうがいい?
こんなベタの威嚇行動に対する疑問についてご紹介いたします。
目次
ベタをお見合いさせたら威嚇するのはなぜ?
ベタのオスにメスを合わせるとヒレやエラを目一杯に広げて威嚇するような行動を見せることがあります。
そのような時にはベタのオスがヒレやエラを広げることにより自分を大きく見せて強さのアピールをしています。
このような行動はベタに限らず、鳥や動物、昆虫の仲間などにも非常によく見られる行動です。
ベタのオスが見せるこのような行動をフレアリングと呼びます。
ベタのフレアリングは子孫繁栄においてメスが強いものに魅力を感じることに関係しているもので、自分を強く見せることによりメスに気に入ってもらうための求愛行動の一つです。
ベタがエラやヒレを広げて威嚇する理由
ベタのフレアリングは求愛行動以外に相手を威嚇する時にも行われます。
メスへのフレアリングは求愛行動ですが、その行動自体は強さのアピールです。
よってオスが敵と感じる相手に対して行えばそれは求愛行動ではなく、威嚇となるのです。
ベタは縄張り意識が強い魚ですので自分の縄張りに入ってくる相手に対しては強い威嚇行動をとるようになります。
威嚇だけで終わればいいのですが、さらにエスカレートすると相手を攻撃してボロボロにしてしまうこともあります。
そのような理由からベタのオス同士は混泳が出来ません。
そのためベタは1匹で飼育されていることが多いのです。
ベタのメスでも威嚇することがある?
ベタの威嚇行動は基本的には縄張りを守るためのオスの行動ですが、稀に気の強いメスでも行うことがあります。
ベタのメス同士は混泳が可能ですが、もしフレアリングをして他のメスを威嚇するような行動を見せたら他の水槽に移してあげましょう。
そのままずっと威嚇を続けてしまうと体力を消耗して弱ってしまうこともあります。
そのようなことにならないように合わない魚同士は別の水槽で飼育するようにしましょう。
ベタに限らず生き物には絶対ということはないので混泳が可能と言われていても個体差によってできないことがあることを理解しておきましょう。
ベタのフレアリングはさせたほうがいい?
ベタの威嚇や求愛に使われるフレアリングはさせたほうがいいのか?
その答えは定期的にさせたほうがいいです。
威嚇のさせ過ぎは体力を消耗してしまうためおすすめ出来ませんが、適度なフレアリングはベタの運動になります。
また、ヒレを目一杯広げることでヒレがしっかり広がって綺麗に育つとも言われています。
熱帯魚の中でも比較的泳ぎがゆっくりで、狭い空間で飼育されているベタにとってフレアリングは唯一の運動と言ってもいいかもしれません。
毎日フレアリングを行うことでベタにとって良い運動となるようでヒレの開き具合が良くなったり、体色を綺麗に保つ効果が見込めます。
ベタの威嚇行動まとめ
- ベタがエラやヒレを広げる威嚇行動はフレアリングと呼ばれる
- ベタのオスがメスに対して行うフレアリングは威嚇ではなく求愛行動
- フレアリングは強さのアピールなのでメスに行えば求愛行動、敵に行えば威嚇行動となる
- ベタのメスでも気の強いメスは威嚇をする
- ベタのフレアリングは短時間でよいので毎日させたほうが良い
今回はベタの威嚇行動フレアリングについてご紹介しました。皆様のベタ飼育の参考にしていただけると幸いです。