コリドラスジュリーは初心者におすすめ!?飼育や繁殖のコツ

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コリドラスジュリー

コリドラスジュリーは弱い?寿命は?

コリドラスジュリーの大きさはどのくらい?

コリドラスジュリーとステルバイの違いは?

コリドラスジュリーの本物とは?トリリネアトゥスとの違いは?

コリドラスジュリーの値段はどのくらい?

コリドラスジュリーの飼育や繁殖は難しい?

コリドラスジュリーのオスメスの違いは?

こんなコリドラスジュリーに関する疑問についてご紹介いたします。

コリドラスジュリーは弱い?寿命は?

全身に黒のスポット模様が入り、まさに「コリドラスの王道」といったスタイルのコリドラスジュリーは、コリドラスの代表的な品種の1つです。

アマゾン川支流に分布するコリドラスジュリーですが、その体質は他のコリドラス種と比べても特別弱いという事はありません。

一般的に言われている平均的なコリドラス種の体質と同じだと思ってもらえれば大丈夫です。

そのため、水質変化には若干弱めですが、一度水槽の水質に慣れてしまえば、飼育環境が悪化しない限り病気になりづらい品種だと言えます。

コリドラスジュリーは小型のコリドラスに分類されるので、寿命はおよそ2年~3年ほどです。

飼育環境によっては4年以上生きる個体もいるので、コリドラスジュリーに適した飼育環境を維持して長生きさせてあげましょう。

コリドラスジュリーの大きさ

コリドラスジュリーの大きさは最大でも5cm程度のため、小型のコリドラスに分類されます。

飼育下では3cm~4cm程度が平均的な大きさです。

飼育水槽の広さに余裕があり、環境が良く長生きするほど最大サイズに近づきます。

コリドラスジュリーとステルバイの違い

コリドラスジュリーと似ている種類に、「コリドラスステルバイ」という種類がいます。

コリドラスジュリーもステルバイも、全身に黒の斑点模様が入っていて見分けづらいですが、よく見ると違いがあります。

ジュリーとステルバイの違いは以下の通りです。

コリドラスジュリー

コリドラスジュリー
  • 全身に黒の斑点模様が規則的に入る
  • 体側の黒の斑点が一本の線のように一直線に尾びれの付け根まで伸びている
  • 背びれの上半分が黒く染まっている

コリドラスステルバイ

コリドラスステルバイ
  • 全身に不規則な黒の斑点模様が入る
  • 胸ビレが黄色がかっている
  • 体高が高い

一番分かりやすい見分けるポイントは、「背びれの上半分が黒で染まっているか?」という点と、「胸ビレが黄色がかっているか?」という2点です。

背びれの上半分が黒く染まっているのがコリドラスジュリー。胸ビレが黄色がかっているのがコリドラスステルバイです。

また、体のサイズも違います。

コリドラスジュリーは最大でも5cm程度なのに対し、コリドラスステルバイは6cm程度と、ジュリーよりも一回り大きくなります。

以上のように、コリドラスジュリーとステルバイは一見同じに見えますが、明確な違いがあるので見分けるのはそれほど難しくありません。

むしろ違いを見分けるのが難しいのは「コリドラストリリネアトゥス」です。

コリドラスジュリーの本物は?

コリドラスの仲間には見た目が非常に似ていて、違いを見極めるのが困難な種類もいます。

さらにコリドラスは異種間同士でも交雑してハイブリッドが生まれてくることもあるため厄介です。

その中でも特に違いが分かりにくいのが、コリドラスジュリーとコリドラストリリネアトゥスの違いです。

コリドラスジュリーとコリドラストリリネアトゥスは本当に良く似ていて初心者には見分けがつきません。

よく見ると、ジュリーの模様は黒い斑点ですが、トリリネアトゥスは網目模様をしています。

しかし、模様の形状に個体差があるため、実際に見ても正確に見分けるのは困難です。

そのため、両者が混同して「コリドラスジュリー」として一緒に売られていることが多くあります。

ジュリーとトリリネアトゥスの性質や体の強さ、育てやすさなどはほとんど同じなので、間違えてトリリネアトゥスを購入してしまっても飼育する上で問題はありません。

また、両者が混同して販売されていても、私たち素人にはまず見分けることは困難なので、どちらを購入したとしても大切に育ててあげましょう。

このように、コリドラスジュリーとステルバイは見分けることができますが、ジュリーとトリリネアトゥスの違いを見分けるのは非常に困難です。

もしかしたら私たちが異種として分けているジュリーとトリリネアトゥスは個体差による同種かもしれません。

よってコリドラスジュリーの本物というのはあってないようなものかもしれません。

コリドラスジュリーの値段はどのくらい?

コリドラスジュリーはアクアショップやネット販売でどのくらいの値段で販売されているのでしょうか?

コリドラスジュリーはコリドラス種の中でも安価な部類に入り、1匹あたりおおよそ300円~500円ほどの値段で販売されています。

ネット販売などのまとめ売りですと、3匹でおおよそ1,800円前後から販売されています。

ただ、送料が1,000円近くかかってしまうので、総額で3,000円程度かかります。

ネットショップで購入する場合は、死着補償が付いているショップで購入する方が何かあった時に安心です。

コリドラスジュリーの飼育や繁殖は難しい?

コリドラス種は水質変化に敏感とされていますが、コリドラスジュリーの飼育は難しのでしょうか?

また、繁殖させたい場合には、何か特別な方法を取らないといけないのでしょうか?

確かにコリドラス種の多くは水質変化に敏感だとされていますが、元々体力があり丈夫な種類なので、それほど飼育は難しくありません。

むしろ、ポイントを押さえて飼育すれば、コリドラスジュリーは飼育しやすく、初心者でも育てやすい種類です。

コリドラスジュリーに適した飼育環境は次のとおりです。

  • 水温は25℃前後を保つ
  • 水質はpH6~7の弱酸性から中性が好ましい
  • 水槽の大きさは45cm以上
  • 底砂は田砂やボトムサンドを薄く敷く
  • 水換えと底砂の掃除は週に1回程度行う
  • 適度な水流をつける

コリドラスジュリーの飼育可能水温は、おおよそ22℃~26℃の範囲です。

そのため、常時25℃程度の水温に保つと、高すぎず低すぎずちょうど良い水温です。

コリドラスジュリーは熱帯魚ですが、水温30℃以上の高水温は苦手なので注意してください。

水質は弱酸性から中性を保ちます。

日本の水道水は中性に保たれているので、水道水をカルキ抜きして使えば問題ありません。

コリドラスジュリーは小型のコリドラスなので、30cm規格水槽の大きさがあれば飼育可能です。

ですが、30cm程度の水槽だと、3匹前後が適正な匹数になります。

コリドラスジュリーは複数匹一緒に飼育すると群をなして泳ぎますが、3匹程度だとあまり群を作りません。

群れでの群泳を見たいならば、できれば5匹以上は一緒に入れてあげたいところです。

そうなると45cm規格水槽以上の大きさが飼育に適切な大きさになります。

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また、繁殖を考えた場合には、オスメスを3匹以上ずつ入れた方が繁殖成功率が上がるので、水槽はやはり大き目が良いですね。

もちろん、コリドラスジュリーだけを2匹~3匹飼育したいと言う場合には30cm規格水槽で十分に飼育できます。

コリドラスジュリーの水槽には底砂を敷いてあげましょう。

底砂は田砂やボトムサンドなど、片縁が尖っておらず粒が細かなものが適しています。

底砂は必要ですが、そこまで厚く敷く必要はありません。

むしろ底砂を厚く敷いてしまうと汚れが溜まりやすくなり、コリドラスジュリーの体調が崩れる原因となるので、底砂は2cm程度と薄く敷けばOKです。

混泳水槽や水草水槽にコリドラスジュリーを導入する場合は、底砂を厚く敷いているケースが多いと思うので、底砂の掃除をしっかり行ってください。

水換えと底砂の掃除の頻度は飼育環境によって変わりますが、基本的には週に1回行います。

また、コリドラスジュリーは適度な水流を好みますので、フィルターなどで水流をつけてあげましょう。

以上がコリドラスジュリーに適した飼育環境です。

餌はコリドラス専用の人工飼料をメインに与え、たまに赤虫やイトメなどの生き餌を与えると栄養バランスがよくおすすめです。

コリドラスジュリーは繁殖させるのもそれほど難しくありません。

オスとメスを数匹ずつ同じ水槽で飼育していれば、自然と産卵します。

ただし、コリドラスジュリーが産んだ卵をそのまま水槽に放置すると、孵化した稚魚が親魚や混泳魚に食べられてしまい生存率が下がるので、産み落とされた卵を他の容器に移して孵化させた方が、稚魚を多く得られ繁殖率が上がります。

以上のように、コリドラスジェリーは飼育しやすく繁殖も容易な種類なので、コリドラス飼育初心者の方でも飼いやすいコリドラスです。

コリドラスジュリーのオスメスの違い

コリドラスジュリーを繁殖させるためには、オスとメスを一緒の水槽で飼育する必要があります。

それでは、コリドラスジュリーのオスとメスはどこを見て見分ければ良いのでしょうか。

コリドラスジュリーのオスとメスをぞれぞれ単体だけ見て見分けるのは容易ではありません。

オスとメスを一緒に見比べてみないと判断は難しいです。

コリドラスジュリーのオスメスの違いは体つきです。

メスの方が体やヒレが丸みを帯びています。

また、メスはお腹が横にふっくらと出ているので、これも見分ける1つのポイントです。

体が丸みを帯びている個体と、体がシュッと締まってヒレが尖っている個体を数匹ずつ選ぶと、バランスよくオスとメスを選ぶことができるでしょう。

今回はコリドラスジュリーに関する情報をご紹介しました。皆様のコリドラス飼育の参考にしていただけると幸いです。

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